久しぶりにアケビを見つけた。
アケビは葉っぱが5枚のものをいい、これは3枚の葉なので、正しくはミツバアケビ。
生家にはいろんなところにアケビの蔓がはびこっているので、春先には敷地内に生える新芽を摘むだけで一食のおかずになる。
このあたりで木の芽というのは、山椒の葉ではなくアケビの新芽のこと。
蔓はどこにでもあって、花もみるけれど、実ができていることは珍しい。
小さな羽虫がたかっていたのを、息で吹き飛ばした。
子どもの頃なら平気で食べただろうけれど、この歳になると、虫がベタベタくっついていたのまでという気になる。
開いていないのを無理に開いて食べようとも思うけれど、秋田だったか山形だったかの皮を調理して食べる地方のやり方が簡単ならやってみたい。
ワインとチーズなんぞを一緒に置いたら、良い静物画が撮れそうだ。