私の農事は周りを見回しながら、出会えば聞きまくるという手法。
つまり、教えてもらわなければ何もできない初心者のまま。
周りはほとんどが年上ベテランだから、いくら頑張っても追い越すことはできないわけで、それならいつまで経っても甘えちゃおう作戦。
ところが安納芋は、周りに作る人がいない。
だから、どんな収量のどんな格好であろうと良いのだ。
それにしても、小さいのが3個つながりのものとか、ひょうたんみたいなものとか、かぼちゃみたいなものばかりで、焼き芋に手ごろといったサイズがほとんどない。
あんのーこれでは困るんですけどー、と安納芋に語りかけたい気分。
土が堅いので、のびのび育つことができなくてこうなるのだろうか。
芋がいくつもくっついたようになるのを防ぐ薬はあるのだが、農薬をあまり使いたくなくて少ししか撒かなかったのが失敗原因か。
ずいぶんと蔓を伸ばしていて畝の端っこにできている芋もあり、いくつかスコップで切断してしまった。
そうなると切断面から腐ってしまうのではないかと、ふかし芋に助っ人がしてくれた。
せっかくの安納芋だけれど、しっとり感がなく、甘味も薄い。
かぼちゃと同じで時間を置かなければ、おいしくないということが再確認できた次第。