裏に生えている立木の折れた太枝を拾って石垣の下に落としたら、オオスズメバチが5〜6匹現れた。
補虫網で捕まえたら、またオトリにできると思ったが、複数いるのを全部捕まえるのは難しいし、獲り損ねたら襲って来ないとも限らない。
上から観察していたら、私が投げ落とした枝の周りを警戒して飛んでいるようでもあった。
私の観察体験からすれば、餌を探すときには単独行動の筈なので、どうもおかしい。
双眼鏡を持ち出して反対側の遠くから観察していたら、一直線に飛んでくるものも飛び去るものもいる。
さらに観察を続けると、石垣が崩れた斜面の石の抜けた奥に入って行くのがわかった。
間違いなく巣があると確信して、灯台下暗し、知らぬが仏を実感。
さて、どうするかと考えてみるに、蜂駆除専門業者に頼むということはしたくないし、もったいない無駄遣いはしない。
とりあえず、家の中に仕掛けておいたネズミ捕りに1匹かかっていたトガリネズミをそのままに、粘着シートを2枚並べて画鋲で固定した板を巣穴のそばに投げ込んだ。
引き上げられるように針金をつけて、成果を確認できるようにした。
そうして双眼鏡でまた観察すると、すぐにどんどんくっつくというわけではないけれど、不審物に対して慎重にホバリングを続け、そのまま巣穴に入って行くヤツもいるけれど、引っかかるヤツもでてくる。
トガリネズミの死臭を蜂は嫌がり、銀蠅が群がるという結果。
半日足らずのうちに引き上げて画像を撮ったのだが、成果は30匹余り。
板を引き上げても、それを追いかけてくるという知恵は無いようで、私の周りに飛んでくるものもなく、テニスラケットを用意していたけれど必要はなかった。
夜に雨が降ったので、シートはダメになるのか、乾いたら粘着効果は変わらず戻るのか確認する必要がある。
しばらく観察してから、我が家になぜかたくさんおいてあるバルサンを暗くなってから、巣穴入り口に設置するという計画を立てている。
無謀に付き合う友人が帰ってから巣を見つけたのが誠に残念ではあるけれど、なんとか一人で実行成功させたい。