和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

ハウツー口耳の学。

2016-03-02 | 古典
仲畑竜万能川柳(2016.2.28)
その二番目は、 東京 緑カレーさんの川柳。

 読書家と言うがほとんどハウツー本

ということで、「道聴塗説」。

穂積重遠「新訳論語」(講談社学術文庫)
そのp458~459にありました。以下引用。

子(し)のたまわく、道に聴いて塗(みち)に
説くは、徳をこれ棄つるなり。

孔子様がおっしゃるように、
『今途中で聴いたことをすぐそのまま
途中で話してそれきりかけ流しにするようでは、
せっかく善(よ)いことを聞いても、
身につかず心の養いにならぬ、
これは全く徳を棄てるというものじゃ。
聴いたことをトックリと玩味し
善いと思ったら実践せよ。』

『荀子(じゅんし)』勧学篇に
『口耳の学』というのがそれだ。いわく、
『小人の学は、耳に入りて口に出(い)ず。
口耳の間はすなわち四寸のみ。
なんぞ以て七尺の軀(からだ)を
美にするに足らんや。』



はい。このブログこそは、
「口耳の学」だと、自覚し
これからも、続きます(笑)。
コメント
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