月刊雑誌「Voice」1月号の巻頭言は
宮家邦彦(みやけくにひこ)氏。
こうありました。
「筆者ご縁があって、本号から
本欄『巻頭言』を担当することになった。」
その巻頭言から、すこし引用。
「新しい情報を入手する時間が短くなった分、
われわれは自らの思考を深めているだろうか。
むしろ、状況は逆だ。
テレビを見なくなった若者は、
考えることなくスマホを視聴する。
多くの人が情報の速さを競う半面、
その情報が本当に正しいかを含め、
物事をじっくりと『考える』時間は
ますます短くなっているのではないか。」
『考える』時間といえば、
読売新聞の今日12月12日の一面コラム
「編集手帳」が印象深い。
元横綱日馬富士の傷害事件をとりあげております。
そのコラムの後半を最後まで引用。
「依然すっきりしないのは、
被害者の貴ノ岩が口をつぐんだままでいることに尽きよう。
元横綱によれば、相撲部屋はちがっても、
自らと同じく親を失う不幸を経験した貴ノ岩を
他人とは思えず、兄弟のような付き合いをしていた。
礼節を欠く態度に必要以上にカッとなったのは、
若い力士への思いがあったからだという。
暴力は許されない。それは当然として、
元横綱の気持ちのみは理解できる。
信じてもいいものか。
真実にかぶさるほこりを払えるのは
貴ノ岩その人しかあるまい。」
ここには、
速さのスマホと
理解できる礼節と
じっくり『考えたい』問題が
解決されるわけでもなく、
横たわっているのでした。
せめてものこと、
その問題の在りどころを
コラムは、指摘されております。
ということで、
ガンバレコラム。
がんばれ巻頭言。
貴重な考える時間を、
味読させていただきます。
宮家邦彦(みやけくにひこ)氏。
こうありました。
「筆者ご縁があって、本号から
本欄『巻頭言』を担当することになった。」
その巻頭言から、すこし引用。
「新しい情報を入手する時間が短くなった分、
われわれは自らの思考を深めているだろうか。
むしろ、状況は逆だ。
テレビを見なくなった若者は、
考えることなくスマホを視聴する。
多くの人が情報の速さを競う半面、
その情報が本当に正しいかを含め、
物事をじっくりと『考える』時間は
ますます短くなっているのではないか。」
『考える』時間といえば、
読売新聞の今日12月12日の一面コラム
「編集手帳」が印象深い。
元横綱日馬富士の傷害事件をとりあげております。
そのコラムの後半を最後まで引用。
「依然すっきりしないのは、
被害者の貴ノ岩が口をつぐんだままでいることに尽きよう。
元横綱によれば、相撲部屋はちがっても、
自らと同じく親を失う不幸を経験した貴ノ岩を
他人とは思えず、兄弟のような付き合いをしていた。
礼節を欠く態度に必要以上にカッとなったのは、
若い力士への思いがあったからだという。
暴力は許されない。それは当然として、
元横綱の気持ちのみは理解できる。
信じてもいいものか。
真実にかぶさるほこりを払えるのは
貴ノ岩その人しかあるまい。」
ここには、
速さのスマホと
理解できる礼節と
じっくり『考えたい』問題が
解決されるわけでもなく、
横たわっているのでした。
せめてものこと、
その問題の在りどころを
コラムは、指摘されております。
ということで、
ガンバレコラム。
がんばれ巻頭言。
貴重な考える時間を、
味読させていただきます。