和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

令和と和歌。

2019-04-02 | 詩歌
令和。
ということで、和歌に及びましょう(笑)。

「初春令月、氣淑風和」とありました。
これは「梅花の歌序」からとられたそうです。
それならば、
「梅花の歌三十二首并せて序」の
歌三十二首に及ばないなら、
何の万葉集なのかと、もったいない(笑)。

ということで、パラパラと、読んだ中の、
二首くらいは引用してもよいでしょうね。

まずは、山上憶良から。

訳と和歌の順に

「春になると最初に咲くわが家の梅花、
私一人で見つつ一日をすごすことなど、どうしてしようか。」


 春されば まづ咲く宿の 梅の花
     独り見つつや 春日暮さむ



つぎは、名前は知らない方なのでカット(笑)


「万年の後まで年はあらたまり来ようとも、
  梅の花は絶えることなく咲きつづけるがよい。」

  万年(よろづよ)に 年は来経(きふ)とも
      梅の花 絶ゆることなく 咲き渡るべし



さて、しばらくしたら、万葉集の和歌が、
新聞や雑誌の紙面に展開して花盛りとなるでしょうか。
そうなれば、そうなったで、咲き渡るようなお楽しみ。
これからの、年年歳歳。万葉集は恰好のコラムの題材。
というので、元号が扉をひらく万葉集和歌の世界(笑)。
  
コメント
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