三越の包装紙が手にはいった(笑)。
ということで、
自家用美術館展示品の作成にかかる。
はい。簡単手軽な美術品のつくり方。
三越の包装紙を二枚用意します。
白地に赤の、れいの包装紙です。
一枚は、その赤い箇所を切抜く。
もう一枚の包装紙を、安い品の、
ポスターフレームに入れる(笑)。
その際、切抜いた赤をつかって、
もう一枚の包装紙の三越紋やら、
横文字を、目隠しするのがミソ。
純粋に、白地と赤の模様になります。
これで、自家製の美術展示品の完成。
はい。一度やってみたかった(笑)。
その念願がかなう。
以前に、
やなせたかし著「アンパンマンの遺書」(岩波現代文庫)
を読んでいたら、三越の包装紙の箇所があったのでした。
バラバラに引用してみます。
「これが戦後の街に旋風を巻きおこした三越の包装紙である。
現在でも、そのデザインのまま生き残っているが、
焼け跡の余燼がくすぶる荒廃した街に、
白と赤のデザインは花が開いたように明るく目立った。
追随するように、その他のデパートも包装紙を一新して、
白地が主流となったが、三越を抜くものは出なかった。
全国的に似たようなデザインが大流行した。
さすがに猪熊画伯である。」(p98)
ここに
「焼け跡の余燼がくすぶる荒廃した街に、
白と赤のデザインは花が咲いたように明るく目立った。」
とあります。
うん。部屋の壁の、どこか余っている箇所に、
この包装紙を額に入れて飾っておきたいと
思っておりました(笑)。
猪熊画伯についても、書かれております。
「そのデザインを戦後の洋画界のモダン派の旗手
猪熊弦一郎画伯に依頼した。
締切りの日に、ぼくは画伯を訪問した。
画伯のアトリエの玄関わきの木には、
猫が鈴なりという感じで、ぼくをにらんでいた。
渡されたデザインは、白い紙の上に紅い紙を
ハサミできりぬいて置いただけという簡単なものだった。
『MITSUKOSHIという字は、そっちで描いてね。
場所は指定してあるから』と画伯は言った。
社へ持ちかえって、文字の部分はぼくが描いた。
自慢じゃないが、デザイナーなのにレタリングが下手で
まったく自信がないが、担当者だからしょうがない。
自分でも字がまずくて画伯に悪いなあと思った。」
(p95~96)
はい。ここいらの箇所が、読んで印象に残っておりました。
それで、いつかは、三越の定紋や文字を隠して、
画伯が、切り抜いて置いただけの簡単なデザインのままに、
飾っておきたいと思っておりました。
そのいつかが、今日。そのチャンスが到来(笑)。
簡単手軽な、家庭菜園ならぬ、家庭美術館です。
部屋が、雑然と荒廃していると感じた時。
猪熊弦一郎の白と赤とで、救出をはかる。
身近でお手軽な自家用美術館へ模様替え。
追記。
三越の定紋を隠してしまって、バランス悪し。
三越の英文字だけを隠して、よしとしました。
なんとも、微妙なバランスを感じられました。
ということで、包装紙を壁にかけておきます。
ということで、
自家用美術館展示品の作成にかかる。
はい。簡単手軽な美術品のつくり方。
三越の包装紙を二枚用意します。
白地に赤の、れいの包装紙です。
一枚は、その赤い箇所を切抜く。
もう一枚の包装紙を、安い品の、
ポスターフレームに入れる(笑)。
その際、切抜いた赤をつかって、
もう一枚の包装紙の三越紋やら、
横文字を、目隠しするのがミソ。
純粋に、白地と赤の模様になります。
これで、自家製の美術展示品の完成。
はい。一度やってみたかった(笑)。
その念願がかなう。
以前に、
やなせたかし著「アンパンマンの遺書」(岩波現代文庫)
を読んでいたら、三越の包装紙の箇所があったのでした。
バラバラに引用してみます。
「これが戦後の街に旋風を巻きおこした三越の包装紙である。
現在でも、そのデザインのまま生き残っているが、
焼け跡の余燼がくすぶる荒廃した街に、
白と赤のデザインは花が開いたように明るく目立った。
追随するように、その他のデパートも包装紙を一新して、
白地が主流となったが、三越を抜くものは出なかった。
全国的に似たようなデザインが大流行した。
さすがに猪熊画伯である。」(p98)
ここに
「焼け跡の余燼がくすぶる荒廃した街に、
白と赤のデザインは花が咲いたように明るく目立った。」
とあります。
うん。部屋の壁の、どこか余っている箇所に、
この包装紙を額に入れて飾っておきたいと
思っておりました(笑)。
猪熊画伯についても、書かれております。
「そのデザインを戦後の洋画界のモダン派の旗手
猪熊弦一郎画伯に依頼した。
締切りの日に、ぼくは画伯を訪問した。
画伯のアトリエの玄関わきの木には、
猫が鈴なりという感じで、ぼくをにらんでいた。
渡されたデザインは、白い紙の上に紅い紙を
ハサミできりぬいて置いただけという簡単なものだった。
『MITSUKOSHIという字は、そっちで描いてね。
場所は指定してあるから』と画伯は言った。
社へ持ちかえって、文字の部分はぼくが描いた。
自慢じゃないが、デザイナーなのにレタリングが下手で
まったく自信がないが、担当者だからしょうがない。
自分でも字がまずくて画伯に悪いなあと思った。」
(p95~96)
はい。ここいらの箇所が、読んで印象に残っておりました。
それで、いつかは、三越の定紋や文字を隠して、
画伯が、切り抜いて置いただけの簡単なデザインのままに、
飾っておきたいと思っておりました。
そのいつかが、今日。そのチャンスが到来(笑)。
簡単手軽な、家庭菜園ならぬ、家庭美術館です。
部屋が、雑然と荒廃していると感じた時。
猪熊弦一郎の白と赤とで、救出をはかる。
身近でお手軽な自家用美術館へ模様替え。
追記。
三越の定紋を隠してしまって、バランス悪し。
三越の英文字だけを隠して、よしとしました。
なんとも、微妙なバランスを感じられました。
ということで、包装紙を壁にかけておきます。