うる覚えなので、
さがそうと思ったのですが、
あきらめました(笑)。
司馬遼太郎が亡くなる時に、
注文で(?)、中西進氏の紹介文を書こうとしていた。
そんな、文をどこかで読んだようか気がするのですが、
あるいは、勘違いかもしれず、はっきりとはしません。
それはそうと、
磯田道史・中西進「災害と生きる日本人」(潮出版社)の
あとがきなら、すぐに引用できます。
その、あとがきは、磯田氏が書いておりました。
その、はじまりを引用。
「このごろ、災いが多い。気が、めいってしまう。
それで、わたくしは中西進先生にお会いしたくなった。
こういうときは、目先の事ばかり考えていては、いけない。
日本と日本人を、長い目、広い視点で眺めて、
われわれの生き方を見つめなおすには、
中西先生のお知恵を拝借するのが、よい、と思ったからである。
日本人の心を、もっとも長いスパンで、見つめなおすには、
日本人の心を写し取ったもっとも古い『文字列』である
万葉集に立ち返らなければならない。
世に、万葉集の研究者は多いけれど、
中西先生は、ひとえに万葉集にだけお詳しいだけではなく、
いつお話しても、何をうかがっても、掌を指すように、
正鵠(せいこく)を射抜いた答えが返ってくる。
そのことは、これまでの会話経験で、わかっていた。
地震・津波・台風・高潮・洪水と、まるで、
鴨長明『方丈記』の世界を生きているような、
今日の我々である。中西先生が、日本人の心を
一番長いスパンで、読み取ることができる方である。
・・・中西先生に、とっくり、うかがってみようというのが、
この本の趣旨であった。
・・・」(p257~258)
元号が決まった今でしょ。読むのは(笑)。
さがそうと思ったのですが、
あきらめました(笑)。
司馬遼太郎が亡くなる時に、
注文で(?)、中西進氏の紹介文を書こうとしていた。
そんな、文をどこかで読んだようか気がするのですが、
あるいは、勘違いかもしれず、はっきりとはしません。
それはそうと、
磯田道史・中西進「災害と生きる日本人」(潮出版社)の
あとがきなら、すぐに引用できます。
その、あとがきは、磯田氏が書いておりました。
その、はじまりを引用。
「このごろ、災いが多い。気が、めいってしまう。
それで、わたくしは中西進先生にお会いしたくなった。
こういうときは、目先の事ばかり考えていては、いけない。
日本と日本人を、長い目、広い視点で眺めて、
われわれの生き方を見つめなおすには、
中西先生のお知恵を拝借するのが、よい、と思ったからである。
日本人の心を、もっとも長いスパンで、見つめなおすには、
日本人の心を写し取ったもっとも古い『文字列』である
万葉集に立ち返らなければならない。
世に、万葉集の研究者は多いけれど、
中西先生は、ひとえに万葉集にだけお詳しいだけではなく、
いつお話しても、何をうかがっても、掌を指すように、
正鵠(せいこく)を射抜いた答えが返ってくる。
そのことは、これまでの会話経験で、わかっていた。
地震・津波・台風・高潮・洪水と、まるで、
鴨長明『方丈記』の世界を生きているような、
今日の我々である。中西先生が、日本人の心を
一番長いスパンで、読み取ることができる方である。
・・・中西先生に、とっくり、うかがってみようというのが、
この本の趣旨であった。
・・・」(p257~258)
元号が決まった今でしょ。読むのは(笑)。