和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

移動図書室。

2012-03-19 | 短文紹介
梅棹忠夫の言葉に、

「現地で、実物をみながら本をよむ。
わたしはまえから、
これはひじょうにいい勉強法だとおもっている。
本にかいてあることは、
よくあたまにはいるし、
同時に自分の経験する事物の意味を、
本でたしかめることができる。」
(引用例として「梅棹忠夫、世界のあるきかた」勉誠出版・p56)

東日本大震災にあたり、
私は、何をしたのか、
現地へは、いっていない。
うん。現地へ行った方の本を買って読んでいる。

さてっと、
畑村洋太郎の言葉に、

「災害にあった現場に実際に行ってみること、
たくさんのことを感じ、考える。
東日本大震災の津波について、
普段から筆者がその重要性を主張している
『3現(現地に行き、現物を見て、現人に会う)』
を実践し、実情を調べた。
その後、被害の実情、津波の現象、復興、防災活動の効果、
災害と力学、などの観点から筆者なりにまとめ、全体像を作った。」

これは、「巨大地震 巨大津波」(朝倉書店)に載っている
畑村氏の「東日本大震災に思う」のはじまりの箇所。


うん。月刊雑誌「新潮」2012年4月号が100年保存大特集『震災はあなたの何を変えましたか?震災後、あなたは何を読みましたか?」というテーマを打ち出していたので、ついつい、気になるので注文しました。それが届いたのですが、何か違う。
何だろう。と思っていたら、梅棹さんと畑村さんの言葉が浮かんだというわけです。まあ、ちょっと読む気にならないので、そんな連想をしておりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 作ったら全部おしまい。 | トップ | 鬼と僧侶。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

短文紹介」カテゴリの最新記事