映画とライフデザイン

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チャーリー ウィルソンズ ウォー   トムハンクス

2009-01-18 07:25:02 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
ついこの前、ロバートレッドフォード監督「大いなる陰謀」という映画を見た。
敬愛するメリルストリープ女史も出ているの楽しみだったが、全然面白くなかった。トムクルーズも出ていて三大スターの競演ということだったが残念

同じようにこちらも大スタートムハンクスとジュリアロバーツの競演だ。
それにオスカー俳優となったフィリップシーモアホフマンが加わり、監督が「卒業」のマイクニコルズ
まったく関係ないのに失礼だったが、この映画も「大いなる陰謀」みたいだったらいやだなあと思ったが、それなりによかった。

トムハンクスは主人公チャールズウィルソンを演ずる。彼はテキサス州選出の下院議員。国家の裏工作資金を操作できる立場である。秘書は全員美人女性で、「プレイボーイ」の会長のような女遊びも楽しむような軟派系であり、ドラッグ遊びの疑いもかけられる。
その彼がジュリアロバーツ演じるキリスト教に狂信的で反共産主義の大富豪の依頼で、ソビエトの侵攻を受けているアフガニスタンからの難民の流入で苦難しているパキスタンに行く。
パキスタンの国境でソビエトの侵攻で荒れ果てた現況をみて驚いたトムハンクスは、何とかしてそれに対抗できないかと画策する。CIAに連絡して来たのがフィリップである。これは上司と大喧嘩して閑職に移っているが、頭脳明晰で適切なアドバイスをトムに与えて意気投合する。
トムは武器の調達にユダヤ商人を利用する。当然宗教的問題があるが、うまくかわしてお互いの利害関係を一致させ、ヘリを打ち落とす武器が調達できるようになる。

ベトナム戦争の持久戦で、最終的にアメリカがベトナムから撤退したように、アフガニスタンからソビエトが撤退する。冷戦のときは接する国に脅威を与えていたソビエトの力が落ちていくのを象徴するという話である。
私も影でこのようにアメリカが操っているとは知らなかった。
最初500万ドルの援助が最終的に10億ドルの援助にまでなる。裏金予算を引き出させるトムの駆け引きも面白いし、最新式の軍備に対抗できる武器をアフガニスタンに供給してつぎからつぎへとソビエトのヘリコプターを爆撃する姿は痛快である。

歴史の裏の事実もわかりそれなりに楽しめた。



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