山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

桜色舞うころⅢ 武田神社の夜桜と十六夜の月 

2010年04月03日 | 番外編
 桜色舞うころⅢ 武田神社の夜桜と十六夜の月  平成22年3月31日

 昼間の風がうそのように止んで静かな夜となったこの日、武田神社の前を夜9時ごろに通過すると東の空から少しだけ欠けた十六夜の月が静かに昇ってきていた。お堀の前の駐車場に車を止め、三脚とカメラを持ち出して撮影を開始。昼間の桜もここのとこ頻回に撮影しているが、夜男の私としてはこの夜の撮影のほうがしっくりと来る。

    夜の武田神社


    お堀の橋から見る夜の武田神社  風がなく、幟の旗がほとんど揺れていない。十六夜の明るい月がある空は青く映る。


    夜の武田通りと満開の桜  車を避けるのに苦労した。

 街灯の電気があるので桜を撮るには苦労しないが、月を入れて撮影する場所はある程度限られてくる。あっちをうろうろ、こっちをうろうろ、街灯の光と月明かりがうまくマッチングする場所を探す。風がほとんど吹かず、木が揺れなかったおかげで長時間露光でも桜の花はきれいに写ってくれた。

    武田神社の桜と十六夜の月




    街灯の明かりを使ってアップで桜の花と月を撮影してみた。いちばん気に入っている1枚。

 しかし、いちばん苦労したのは通り過ぎてゆく車とそのライトだ。突然現れる車は不自然な光が反射してしまう。それともうひとつ、お堀に映る月を撮影していると、風がないのに何故か水面が揺れる。犯人は何かと思えば、夜だというのに水面を泳いでいる鴨と白鳥たちだった。

    お堀に映る月と桜並木

 幻想的な夜の桜の情景、皆様の好みはいかに?
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桜色舞う頃Ⅱ 山高神代桜と王仁塚の桜

2010年04月03日 | 番外編
  平成22年3月29日

 武田神社の桜(ソメイヨシノ)はそろそろ満開を迎えようとしている。そのほかの有名な桜はどうなっているのだろう。今まで全く興味なかった桜の花が今年は気になってしかたない。車を走らせ、まず向った先は北杜市の清春白樺美術館。初めて訪れたこの場所は大きな桜の木が何本も立つ場所、しかし、桜はまだつぼみで全く咲いていなかった。4月10日に桜祭り前夜祭を行なうらしいので、その頃が見頃になるのだろう。

    清春芸術の森、清春白樺美術館前の桜はまだ固いつぼみ

 次に向ったのは山高神代桜。樹齢二千年の日本で最も古い江戸彼岸桜の木で、朽ちかけた幹はその樹齢の長さを思わせる。こちらは5分から7分咲きといったところで、まだ訪れる人も少なく、人が通り過ぎるのを待たずに存分に写真撮影できた。曇り空の寒い日だったが、それもそのはず。三脚を畳んで帰ろうとした頃に小雪が舞い始めた。

    山高神代桜  こちらは5分から7分咲き。来週が見ごろを迎えそうだ。


    山高時神代桜  樹齢二千年、日本最古の江戸彼岸桜を思わせる幹を強調して15mm diagonal fisheye で撮影した画像。

 さらにもう1ヶ所、韮崎市王仁塚(わにづか)の桜に立ち寄った。こちらは3部咲きといったところだろうか。八ヶ岳や富士山を入れて撮影できることで有名な桜だが、近年撮影者が大勢訪れ、田んぼの室やあぜ道を壊してしまうことから、通路にはロープが張られていてその中以外からは撮影できないようになっていた。独自のアングルでは撮影できないこの桜の木、なんとなく興ざめしてしまった。

    王仁塚の桜  まだ3分咲き。曇り空、かつ逆光で写りが悪い。


    反対側から撮影するもやはり光の入り方が悪い。そのうち小雪が舞い出す。


    ロープが張られていて撮影できるアングルは限られている。鉄塔はきわめて邪魔。

 いずれも午後に訪れたため、光の当たり方が悪く、さほど良い作品にはなっていない。これから花見に行かれる人達の参考になればと思う。
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