「山と花と星の奏でる音楽会Ⅱ」では、となりのトトロの曲に合わせて上映したが、2010.SPRINGでは曲を変えて、もののけ姫に合わせてお送りする予定である。撮影場所は丹沢山系大室山、菰釣山、および道志山系今倉山の3ヶ所で、いずれも月光に照らされた森の情景が含まれている。2月に大室山で撮影した画像は、まさにこの会のために撮影に出かけたと言って良い。
張り詰めた弓の 震える弦(つる)よ
月の光にざわめく おまえの心
宮崎駿作詞の単純な詩だが、「もののけ姫」の心情を実に良く表現している詩だと、聞くたびに感心させられる。そして米良美一のカウンターテナーの歌声が良くマッチしている名曲である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/35/ced3211f401c5d8be08ae2cb390f5389.jpg)
妖艶の森、丹沢ブナ林(平成21年3月、菰釣山)
山上にしては珍しい無風の夜だった。木の枝がぴくりとも動かない。十六夜の月が静かに昇り、血管を張りめぐらせたようなブナの枝が空に向って延びる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/33/bc4c5504e260a4cfc6c268e3bcec70fe.jpg)
星のささやく森(平成22年1月、今倉山)
西に月が沈みかけた頃、オリオン座と冬の大三角形が頭上高く昇り始めていた。もののけたちもきっとこのきれいな星空を見上げていることだろう。月光で木の幹の模様を描出しつつ撮影した作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/5f/3f058d1ec28a8d6867697a925de3bb34.jpg)
星空に向って(平成22年2月、大室山)
ちょうど同じ太さくらいの2本のブナの木が、触手を伸ばすかのように空に向って延びていた。これも月光で幹を描出しつつ、木が星をつかまえようとするイメージで撮影した作品。風が強く、木の枝がぶれてしまったのが残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/0b/8d107093fb35a0de7e69b3ad4c3fd3d5.jpg)
月光照らす森(平成22年2月、大室山)
膝上ほどもある雪を踏んでようやく前大室山まで到着した。夕暮れになってしまい、山頂はあきらめて風を避けるようにブナの大木の根元にテントを張った。吹き荒れる風の中、ブナの木に抱かれて過ごした一夜。
悲しみと怒りに ひそむ真(まこと)の心を知るは
森の精 もののけたちだけ もののけたちだけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e9/c05436d25ebd59396a827ed42de11b93.jpg)
丹沢の夕暮れ(平成22年2月、大室山)
富士山の方向に日が沈む丹沢山系の夕暮れは実に美しい。かつてはこの木が邪魔する情景は撮影しにくくて仕方なかったが、最近はこういう木を生かしつつ撮影することができるようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/49/3d3008999f4c7f296c7ad2fa08808054.jpg)
木漏れ日の森(平成21年5月、今倉山)
新緑の森の臭いが漂ってきそうな、春のブナ林の情景。まだ訪れていない秋、行ってみたいと常々思っている。
森の精、もののけたちが空を見上げた時にきっとこういう情景を見ているのだろうというイメージを抱きつつ編集した画像である。
張り詰めた弓の 震える弦(つる)よ
月の光にざわめく おまえの心
宮崎駿作詞の単純な詩だが、「もののけ姫」の心情を実に良く表現している詩だと、聞くたびに感心させられる。そして米良美一のカウンターテナーの歌声が良くマッチしている名曲である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/35/ced3211f401c5d8be08ae2cb390f5389.jpg)
妖艶の森、丹沢ブナ林(平成21年3月、菰釣山)
山上にしては珍しい無風の夜だった。木の枝がぴくりとも動かない。十六夜の月が静かに昇り、血管を張りめぐらせたようなブナの枝が空に向って延びる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/33/bc4c5504e260a4cfc6c268e3bcec70fe.jpg)
星のささやく森(平成22年1月、今倉山)
西に月が沈みかけた頃、オリオン座と冬の大三角形が頭上高く昇り始めていた。もののけたちもきっとこのきれいな星空を見上げていることだろう。月光で木の幹の模様を描出しつつ撮影した作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/5f/3f058d1ec28a8d6867697a925de3bb34.jpg)
星空に向って(平成22年2月、大室山)
ちょうど同じ太さくらいの2本のブナの木が、触手を伸ばすかのように空に向って延びていた。これも月光で幹を描出しつつ、木が星をつかまえようとするイメージで撮影した作品。風が強く、木の枝がぶれてしまったのが残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/0b/8d107093fb35a0de7e69b3ad4c3fd3d5.jpg)
月光照らす森(平成22年2月、大室山)
膝上ほどもある雪を踏んでようやく前大室山まで到着した。夕暮れになってしまい、山頂はあきらめて風を避けるようにブナの大木の根元にテントを張った。吹き荒れる風の中、ブナの木に抱かれて過ごした一夜。
悲しみと怒りに ひそむ真(まこと)の心を知るは
森の精 もののけたちだけ もののけたちだけ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e9/c05436d25ebd59396a827ed42de11b93.jpg)
丹沢の夕暮れ(平成22年2月、大室山)
富士山の方向に日が沈む丹沢山系の夕暮れは実に美しい。かつてはこの木が邪魔する情景は撮影しにくくて仕方なかったが、最近はこういう木を生かしつつ撮影することができるようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/49/3d3008999f4c7f296c7ad2fa08808054.jpg)
木漏れ日の森(平成21年5月、今倉山)
新緑の森の臭いが漂ってきそうな、春のブナ林の情景。まだ訪れていない秋、行ってみたいと常々思っている。
森の精、もののけたちが空を見上げた時にきっとこういう情景を見ているのだろうというイメージを抱きつつ編集した画像である。