「山と花と星の奏でる音楽会 2010.SPRING」に向けて
朝の薄明の時間、水平線が明るみ始め、星が見えるか見えないかくらいの時間、一時だけ空が真っ青に映る時間がある。この青い空が私は大好きだ。松田聖子の「瑠璃色の地球」に合わせて送るこの画像は、朝の一瞬の青い空を集めたものだ。
「朝日が水平線から 光の矢を放ち
二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球」
北岳の朝(北岳肩の小屋、平成18年10月)
初めて登った北岳、そして初めて迎えた標高3,000mでの朝。明け行く真っ青な空に残月がぽつり。しだいにオレンジ色に焼けてゆく空、言葉を失って、朝食の時間さえ忘れてずっと見ていた風景。写真としては未熟なものだが、あの時の感動がこの写真を見ていると甦って来る。私が登山にはまった原点ともいえる1枚である。
薄明の鳳凰山と富士(アサヨ峰、平成21年11月)
車の中にカメラを置き忘れて北沢峠行きのバスに乗り込んでしまい、一旦はあきらめたアサヨ峰。しかし、この日は山が呼んていた。臨時の北沢峠から仙流荘行きのバスが出たため、それに乗り込んで午後1時のバスで再び北沢峠に戻ることができたのだ。山頂で一夜を明かした朝、赤く焼けた水平線、瑠璃色の空、そしてそこに鳳凰山と富士山が並んで立っていた。
月昇る甲府盆地の夜明け(平成21年2月、甘利山)
ルーリン彗星が接近していた2月に山岳会の中間たちとともに甘利山で星空の観察会を行なった。深夜見えるはずだったルーリン彗星はカメラでは何とか捉えられるものの、肉眼で見るのは難しかった。迎えた朝、青い空に静かに三日月が昇って来た。この画像では見えないが、この日は火星、水星、木星が接近していた日でもあった。
八ヶ岳の夜明け(平成22年3月、北横岳)
前日は立っていられないほどの強風が吹き荒れた北八ヶ岳。翌日はその風のおかげでモヤが吹き飛び、澄んだ朝となった。白い樹氷の森の向うに八ヶ岳と南アルプスが聳え立つ。
五丈岩と甲府盆地の夜景(平成22年3月)
強風吹き荒れた前日、山頂まで行けるかどうか若干の不安があった。しかし、「山が呼んでいる」そんな気がしてならなかった。前日夕方の山頂は小雪が舞う荒天、しかし、きっと晴れる、そんな気がした。迎えた朝、満天の星空、そして空を流れる天の川。やがて夜明けが近付き、星は消え真っ青な朝の空が広がった。至福の山上で迎えた朝の情景。
薄明の河口湖と富士山(新道峠、平成21年3月)
カメラマンの聖地とも言うべき新道峠の朝の風景である。夏場ならば林道を使って15分ほどで到着できるが、林道が閉鎖されている冬季は1時間以上歩かないと到着できない。町明りが明るすぎて残念ながら天の川は映らなかったが、すがすがしい朝の風景が眼前に広がった。
「ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河
地球という名の船の 誰もが旅人
ひとつしかない 私たちの星を守りたい」
この美しい自然を守り、いつまでも後世に残して行きたい。そして、いつまでもこの瑠璃色の空を眺めていたい、心からそう願う。(後に更新する「瑠璃色の地球 ~山上から地球環境を考える~」でこのことについて述べたいと思います.スライド上映会のメインテーマでもあります.)
朝の薄明の時間、水平線が明るみ始め、星が見えるか見えないかくらいの時間、一時だけ空が真っ青に映る時間がある。この青い空が私は大好きだ。松田聖子の「瑠璃色の地球」に合わせて送るこの画像は、朝の一瞬の青い空を集めたものだ。
「朝日が水平線から 光の矢を放ち
二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球」
北岳の朝(北岳肩の小屋、平成18年10月)
初めて登った北岳、そして初めて迎えた標高3,000mでの朝。明け行く真っ青な空に残月がぽつり。しだいにオレンジ色に焼けてゆく空、言葉を失って、朝食の時間さえ忘れてずっと見ていた風景。写真としては未熟なものだが、あの時の感動がこの写真を見ていると甦って来る。私が登山にはまった原点ともいえる1枚である。
薄明の鳳凰山と富士(アサヨ峰、平成21年11月)
車の中にカメラを置き忘れて北沢峠行きのバスに乗り込んでしまい、一旦はあきらめたアサヨ峰。しかし、この日は山が呼んていた。臨時の北沢峠から仙流荘行きのバスが出たため、それに乗り込んで午後1時のバスで再び北沢峠に戻ることができたのだ。山頂で一夜を明かした朝、赤く焼けた水平線、瑠璃色の空、そしてそこに鳳凰山と富士山が並んで立っていた。
月昇る甲府盆地の夜明け(平成21年2月、甘利山)
ルーリン彗星が接近していた2月に山岳会の中間たちとともに甘利山で星空の観察会を行なった。深夜見えるはずだったルーリン彗星はカメラでは何とか捉えられるものの、肉眼で見るのは難しかった。迎えた朝、青い空に静かに三日月が昇って来た。この画像では見えないが、この日は火星、水星、木星が接近していた日でもあった。
八ヶ岳の夜明け(平成22年3月、北横岳)
前日は立っていられないほどの強風が吹き荒れた北八ヶ岳。翌日はその風のおかげでモヤが吹き飛び、澄んだ朝となった。白い樹氷の森の向うに八ヶ岳と南アルプスが聳え立つ。
五丈岩と甲府盆地の夜景(平成22年3月)
強風吹き荒れた前日、山頂まで行けるかどうか若干の不安があった。しかし、「山が呼んでいる」そんな気がしてならなかった。前日夕方の山頂は小雪が舞う荒天、しかし、きっと晴れる、そんな気がした。迎えた朝、満天の星空、そして空を流れる天の川。やがて夜明けが近付き、星は消え真っ青な朝の空が広がった。至福の山上で迎えた朝の情景。
薄明の河口湖と富士山(新道峠、平成21年3月)
カメラマンの聖地とも言うべき新道峠の朝の風景である。夏場ならば林道を使って15分ほどで到着できるが、林道が閉鎖されている冬季は1時間以上歩かないと到着できない。町明りが明るすぎて残念ながら天の川は映らなかったが、すがすがしい朝の風景が眼前に広がった。
「ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河
地球という名の船の 誰もが旅人
ひとつしかない 私たちの星を守りたい」
この美しい自然を守り、いつまでも後世に残して行きたい。そして、いつまでもこの瑠璃色の空を眺めていたい、心からそう願う。(後に更新する「瑠璃色の地球 ~山上から地球環境を考える~」でこのことについて述べたいと思います.スライド上映会のメインテーマでもあります.)