桜色舞う頃 Ⅳ&Ⅴ
そろそろこのシリーズは飽きたという読者の方が多いかもしれない。甲府盆地は今ソメイヨシノが満開、おそらく今週いっぱいがいちばん見頃だろう。もう少しおつきあいいただきたい。
貢川の桜並木 平成22年4月2日
甲府市貢川には本当に貢川という川が流れていることをこの川沿いを歩いて初めて知った。この辺りは私の散歩コースになっていて、昼休みにしばしば近辺をふらふらと歩いている。同じコースではつまらないので歩いたことのない道を歩いていると、ふとたどり着いたのがこの貢川の川沿いの桜並木道だった。3月初旬のこと、その時はまだ桜はつぼみだったが、しだれ桜は5分咲き、川辺に垂れ下がるその繊細、優美な桜を見ながら、しばし足を止めて見入ってしまった。2度目は3月下旬、この時はしだれ桜はもう終わっていて、この桜並木のメインの木であるヤエヒガンザクラが7分咲きの見頃を迎えていた。この情景を予想してカメラを持って行き、2往復して撮影したのだがその時のメモリーカードは・・・その週の週末に出かけた要害山周辺の山でどうも落として来たらしい。どこにも見当たらないのだ。そのカードには山行時の記録も入っており、それが今回山行記を更新できないでいる理由にもなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fa/7c09af2e7949f440cc815c0f4eefb3ee.jpg)
甲府駅前、信玄公銅像と桜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/b7/eec78f173f4986fbee8704c3f87d1632.jpg)
甲府中央高校の桜 大木が数本立ち並び、見事な花をつけていた。
さて、この桜並木、他のところと違うのはメインの桜がソメイヨシノではなくてヤエヒガンザクラだというところだ。この花はソメイヨシノと違って独特の上品なピンク色の花が咲く。なんともいえない心和らぐ花をつけてくれるのだ。
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貢川桜並木 対岸から
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桜並木と貢川 橋の上から
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桜並木 上流の入り口付近
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桜のドーム
4月2日、あいにくの曇り空だったが、この日は風が少なく散歩には都合良い日だった。昼食を済ませた後、甲府駅を経てこの場所に向った。駅から歩いて40分ほど、荒川橋を渡ってすぐ右手の歩道を入るとこの桜並木に入れるが、今回はまず川の対岸を歩いて桜並木を眺めた後、橋を渡って桜並木に入った。満開を過ぎて散ってしまっている木もあるが、見ごたえは十分。ドームになった桜並木をゆっくと、歩いてはまた戻り、しばし立ちすくんでその美しさに見とれて・・・なんと心和む景色であることか。今年何度も撮り歩いている桜の中で、ここの桜がいちばん良かった、と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f4/87b461b4de45eb180890ea8208198aea.jpg)
上品なピンク色の八重彼岸桜 向こうに見える山は我らが茅ヶ岳。
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桜ドームの散歩道
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川岸に咲く八重彼岸桜
荒川の桜並木 平成22年4月2日
来年受験を控えている長男は最近ようやくエンジンがかかってきたようで、この日は早朝6時過ぎの高速バスに乗って都内の予備校に春期講習に出かけた。朝5時50分に自宅を出て甲府駅まで送り届けた後、その足で満開を迎えている荒川沿いの桜を見に行った。車を止めるに良い場所が見つからず、川沿いを2周ほど回って音羽橋下流の荒川沿いの土手に車をとめさせてもらった。
朝6時半、まだ早かったので歩く人もまばらだ。三脚にカメラをセットして担いで川沿いの散歩道を歩く。まず上流に向ってゆくと、枝垂桜か、それとも彼岸桜か、ピンク色の桜の大きな木が何本か立ち並び、その木の間から甲斐駒ケ岳が見えていた。しかし・・・電信柱がどうにも邪魔だ。このあたりは休憩するベンチや水路が設けられていて小さな公園のようになっていた。
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荒川桜並木上流部のしだれ(彼岸?)桜 木の間の甲斐駒ケ岳が見えるか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/37/ae77cbf5a12343f0fb2393d82179f5b3.jpg)
荒川土手沿いに桜の木が立ち並ぶ。日が差し込むとコントラストがついてきれいだが、光が入らないと桜の色が出ない。
ゆっくりと戻りながら川沿いを歩いてゆくと菜の花が咲いている場所があった。いかにも写真を撮ってくれ!と云わんばかりの風景だ。振り返って甲斐駒ケ岳と桜がうまく撮れる場所を探すが、電線が邪魔でうまく撮れない、かつ持って行ったレンズではズームが足りなかった。
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菜の花と桜並木
県立中央病院裏側の橋の下を抜け、そのひとつ下流の橋を渡って対岸に渡る。上流に向って歩いて行くと、桜の花の間に甲斐駒ケ岳が入る好ポイントを発見。しかし・・・この日は曇り空で陽が差し込んでこない。甲斐駒ケ岳は見えているのだが、桜の花に陽が射さないので輝度の差が大きすぎる。PLフィルターをかけても効果無く、折角の甲斐駒ケ岳が白飛びしてしまう写真になってしまう。さらに川沿いをゆっくりと歩き、音羽橋を渡って車に到着、ゆっくり2時間ほどの散策だった。
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満開のソメイヨシノと甲斐駒ケ岳
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満開の桜と甲斐駒ケ岳
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桜並木の散歩道
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向こうに農鳥岳が見えるのだが?? フラッシュ同調して撮影
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桜と甲斐駒ケ岳
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対岸からの風景 向こうに見えるのは左が鳳凰山、右が甲斐駒ケ岳。
今年になった初めて本格的に撮影し始めた桜だが、花の時期、光の入り方、周囲の景色など、なかなか条件が難しいということがわかってきた。まだ人に見せられる作品には程遠い。
そろそろこのシリーズは飽きたという読者の方が多いかもしれない。甲府盆地は今ソメイヨシノが満開、おそらく今週いっぱいがいちばん見頃だろう。もう少しおつきあいいただきたい。
貢川の桜並木 平成22年4月2日
甲府市貢川には本当に貢川という川が流れていることをこの川沿いを歩いて初めて知った。この辺りは私の散歩コースになっていて、昼休みにしばしば近辺をふらふらと歩いている。同じコースではつまらないので歩いたことのない道を歩いていると、ふとたどり着いたのがこの貢川の川沿いの桜並木道だった。3月初旬のこと、その時はまだ桜はつぼみだったが、しだれ桜は5分咲き、川辺に垂れ下がるその繊細、優美な桜を見ながら、しばし足を止めて見入ってしまった。2度目は3月下旬、この時はしだれ桜はもう終わっていて、この桜並木のメインの木であるヤエヒガンザクラが7分咲きの見頃を迎えていた。この情景を予想してカメラを持って行き、2往復して撮影したのだがその時のメモリーカードは・・・その週の週末に出かけた要害山周辺の山でどうも落として来たらしい。どこにも見当たらないのだ。そのカードには山行時の記録も入っており、それが今回山行記を更新できないでいる理由にもなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fa/7c09af2e7949f440cc815c0f4eefb3ee.jpg)
甲府駅前、信玄公銅像と桜
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甲府中央高校の桜 大木が数本立ち並び、見事な花をつけていた。
さて、この桜並木、他のところと違うのはメインの桜がソメイヨシノではなくてヤエヒガンザクラだというところだ。この花はソメイヨシノと違って独特の上品なピンク色の花が咲く。なんともいえない心和らぐ花をつけてくれるのだ。
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貢川桜並木 対岸から
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桜並木と貢川 橋の上から
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桜並木 上流の入り口付近
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/28/7fa4b62256c8b735ae73fabc02626858.jpg)
桜のドーム
4月2日、あいにくの曇り空だったが、この日は風が少なく散歩には都合良い日だった。昼食を済ませた後、甲府駅を経てこの場所に向った。駅から歩いて40分ほど、荒川橋を渡ってすぐ右手の歩道を入るとこの桜並木に入れるが、今回はまず川の対岸を歩いて桜並木を眺めた後、橋を渡って桜並木に入った。満開を過ぎて散ってしまっている木もあるが、見ごたえは十分。ドームになった桜並木をゆっくと、歩いてはまた戻り、しばし立ちすくんでその美しさに見とれて・・・なんと心和む景色であることか。今年何度も撮り歩いている桜の中で、ここの桜がいちばん良かった、と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f4/87b461b4de45eb180890ea8208198aea.jpg)
上品なピンク色の八重彼岸桜 向こうに見える山は我らが茅ヶ岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/02/5319c981740a587489468aeb93fc3c87.jpg)
桜ドームの散歩道
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/b2/30f3311e1dac28386ff131f5216479f9.jpg)
川岸に咲く八重彼岸桜
荒川の桜並木 平成22年4月2日
来年受験を控えている長男は最近ようやくエンジンがかかってきたようで、この日は早朝6時過ぎの高速バスに乗って都内の予備校に春期講習に出かけた。朝5時50分に自宅を出て甲府駅まで送り届けた後、その足で満開を迎えている荒川沿いの桜を見に行った。車を止めるに良い場所が見つからず、川沿いを2周ほど回って音羽橋下流の荒川沿いの土手に車をとめさせてもらった。
朝6時半、まだ早かったので歩く人もまばらだ。三脚にカメラをセットして担いで川沿いの散歩道を歩く。まず上流に向ってゆくと、枝垂桜か、それとも彼岸桜か、ピンク色の桜の大きな木が何本か立ち並び、その木の間から甲斐駒ケ岳が見えていた。しかし・・・電信柱がどうにも邪魔だ。このあたりは休憩するベンチや水路が設けられていて小さな公園のようになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/2c/34e52797b7b2fc52c2c5a2d4210c7abe.jpg)
荒川桜並木上流部のしだれ(彼岸?)桜 木の間の甲斐駒ケ岳が見えるか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/37/ae77cbf5a12343f0fb2393d82179f5b3.jpg)
荒川土手沿いに桜の木が立ち並ぶ。日が差し込むとコントラストがついてきれいだが、光が入らないと桜の色が出ない。
ゆっくりと戻りながら川沿いを歩いてゆくと菜の花が咲いている場所があった。いかにも写真を撮ってくれ!と云わんばかりの風景だ。振り返って甲斐駒ケ岳と桜がうまく撮れる場所を探すが、電線が邪魔でうまく撮れない、かつ持って行ったレンズではズームが足りなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/cb/49c720a341fda4a51d775c0497a82f9e.jpg)
菜の花と桜並木
県立中央病院裏側の橋の下を抜け、そのひとつ下流の橋を渡って対岸に渡る。上流に向って歩いて行くと、桜の花の間に甲斐駒ケ岳が入る好ポイントを発見。しかし・・・この日は曇り空で陽が差し込んでこない。甲斐駒ケ岳は見えているのだが、桜の花に陽が射さないので輝度の差が大きすぎる。PLフィルターをかけても効果無く、折角の甲斐駒ケ岳が白飛びしてしまう写真になってしまう。さらに川沿いをゆっくりと歩き、音羽橋を渡って車に到着、ゆっくり2時間ほどの散策だった。
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満開のソメイヨシノと甲斐駒ケ岳
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満開の桜と甲斐駒ケ岳
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桜並木の散歩道
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向こうに農鳥岳が見えるのだが?? フラッシュ同調して撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/35/4cbb80c4ec6c73485d6b0bd1a9942a3a.jpg)
桜と甲斐駒ケ岳
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対岸からの風景 向こうに見えるのは左が鳳凰山、右が甲斐駒ケ岳。
今年になった初めて本格的に撮影し始めた桜だが、花の時期、光の入り方、周囲の景色など、なかなか条件が難しいということがわかってきた。まだ人に見せられる作品には程遠い。