平成22年6月19日 天候曇り
5月下旬に瑞牆山界隈のシャクナゲ開花状況を偵察したが、この時は咲いていたのはまだ瑞牆山林道から下のほうだけで、花芽が少なく、今年はハズレ年のようだった。そして今回、ちょうど見頃であろう季節に、今度は瑞牆山山頂を目指した。当初は職場のメンバー5~6人で行くはずだったのだが、前日の天気予報で朝まで豪雨の予報が出ていたので、メンバーには山行中止の連絡を前日出してしまった。しかし・・・この季節の天気予報は全くあてにならないもので、朝7時に目を覚まして外を見れば、雨はすっかり上がっており、ところどころ青空が見えているではないか。これから天気が崩れる可能性はきわめて低く、折角の天気なのでここは単独で瑞牆山に行くことにする。
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クリンソウ
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瑞牆山林道の脇に咲くカモメラン
8時、自宅出発。瑞牆山荘の駐車場を9時20分に出発する。いつものように登山道脇のクリンソウの花を眺めつつ、瑞牆山林道に行き着いたところで林道に沿って富士見平を目指して進む。目的はこの林道沿いに咲いているカモメランの花。5月下旬にはまだ咲いておらず、一輪も見つけられなかったが、おそらく今回はちょうど良い時期のはずだ。ところどころ赤いヤマツツジが咲いており、この花の時期とカモメランの時期はほぼ一致する。小さくて目立たない花なので、踏みつけないように足元に気をつけながらそっと林の中に踏み入ると・・・あった!それほどたくさんではないが、5株ほど咲いているのを確認できた。探せばおそらくもっとあるのだろうが、それによって生育地を荒らしてしまうのも問題なので、あまり深入りせず、確認しただけに留めた。
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瑞牆山林道から見る瑞牆山
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富士見平の片隅にひっそりと咲くカモメラン
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希少種カモメラン
さらに林道を進み、もう1箇所の生育地を覗いてみると、こちらは昨年に比べてずいぶんと少なくなっているような気がする。下部のほうではほとんど葉すら発見できず、上部でようやく発見、こちらでは10株ほど見つけることができた。秘密の場所だが、花好きな人には有名な場所らしく、踏み跡がしっかりと残っていた。
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富士見平小屋前のレンゲツツジ
富士見平に立ち寄って水を汲みつつ休憩する。駐車場に停まっていたバスのツアー客たちなのか、15人ほどの団体が下山して行くところだった。富士見平小屋前のレンゲツツジが7分咲きというところだった。空は曇り空で、富士山は残念ながら全く見える兆しはなかった。
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天鳥川から瑞牆山への登り口にある大岩
小川山への分岐部あたりはシャクナゲの群生があるので、登山道からちょっと外れてシャクナゲを見に行ったが、このあたりの花はもう既に終わっていて、クシャクシャになった花がわずかについているだけだった。天鳥川に下り、そこから瑞牆山登山道に入ると、前日の雨のせいで登山道は小川のように水が流れていた。途中新しい道を作っている場所があり、ロープ伝いに迂回する場所があった。そのあたりから、まだ新しいシャクナゲの花がちらほらと見え始めた。予想通り、前年に比べると花が少ないような・・・気がする。中腹の辺りで5~6人のパーティーと抜きつ抜かれつしながら登っていったが、話しかけてみると全員地元、山梨大学の関係者、1人の女性は山梨大学山岳部の部員だった。山岳部の活動状況等、情報交換しながら歩いたが、白鳳会やアルパインクラブの方たちと合流して活動していることを知った。どうりでこの2つの山岳会は若いメンバーが多いわけだ。他の山岳会にもれず、我が嶺朋クラブはいつ消滅するやもわからない、中・高年山岳会になってしまっている。(それでもメンバーの皆々、私よりも遥かに足が速く、体力もある。)
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登山道中腹に咲いていたアズマシャクナゲ
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梅雨に濡れるアズマシャクナゲ
昨年山頂下の岩場でクモイコザクラを数輪発見したので再三探したが、今年は見つけることができなかった。山頂に到着するが、雲が多くて眺望は望めず、一段下の岩峰に昨年訪れた時に満開のシャクナゲの木があったのを思い出し、そちらに移動してみる。しかし、今年はその木の花は既に散った後で、別の場所のシャクナゲが満開だった。山頂に行くほど色の濃いシャクナゲの花が楽しめる。この場所で昼食をとり、下山する。
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瑞牆山山頂は雲が湧いて眺望利かず
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山頂直下に咲いていたアズマシャクナゲ
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山頂隣の岩峰のところに咲いていた色の濃いアズマシャクナゲ
山梨大学のメンバーたちより一足先に富士見平に到着し、下りてくるのを待つ。帰り際、相手がどういう人たちかわかっているので、希少種カモメランの咲き場所を教えてあげた。7月に山梨大学山岳部でこの山域のレインジャー(花の調査)が予定されているそうなので、おそらくこの花も調査対象に入っているであろう。一緒に駐車場まで下山し、16時40分、到着した。
花はハズレ年ではあったが、今年も瑞牆山のアズマシャクナゲと稀少種カモメランを見ることができた。来年はもっとたくさん咲いて欲しいと願う。
5月下旬に瑞牆山界隈のシャクナゲ開花状況を偵察したが、この時は咲いていたのはまだ瑞牆山林道から下のほうだけで、花芽が少なく、今年はハズレ年のようだった。そして今回、ちょうど見頃であろう季節に、今度は瑞牆山山頂を目指した。当初は職場のメンバー5~6人で行くはずだったのだが、前日の天気予報で朝まで豪雨の予報が出ていたので、メンバーには山行中止の連絡を前日出してしまった。しかし・・・この季節の天気予報は全くあてにならないもので、朝7時に目を覚まして外を見れば、雨はすっかり上がっており、ところどころ青空が見えているではないか。これから天気が崩れる可能性はきわめて低く、折角の天気なのでここは単独で瑞牆山に行くことにする。
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クリンソウ
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瑞牆山林道の脇に咲くカモメラン
8時、自宅出発。瑞牆山荘の駐車場を9時20分に出発する。いつものように登山道脇のクリンソウの花を眺めつつ、瑞牆山林道に行き着いたところで林道に沿って富士見平を目指して進む。目的はこの林道沿いに咲いているカモメランの花。5月下旬にはまだ咲いておらず、一輪も見つけられなかったが、おそらく今回はちょうど良い時期のはずだ。ところどころ赤いヤマツツジが咲いており、この花の時期とカモメランの時期はほぼ一致する。小さくて目立たない花なので、踏みつけないように足元に気をつけながらそっと林の中に踏み入ると・・・あった!それほどたくさんではないが、5株ほど咲いているのを確認できた。探せばおそらくもっとあるのだろうが、それによって生育地を荒らしてしまうのも問題なので、あまり深入りせず、確認しただけに留めた。
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瑞牆山林道から見る瑞牆山
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富士見平の片隅にひっそりと咲くカモメラン
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希少種カモメラン
さらに林道を進み、もう1箇所の生育地を覗いてみると、こちらは昨年に比べてずいぶんと少なくなっているような気がする。下部のほうではほとんど葉すら発見できず、上部でようやく発見、こちらでは10株ほど見つけることができた。秘密の場所だが、花好きな人には有名な場所らしく、踏み跡がしっかりと残っていた。
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富士見平小屋前のレンゲツツジ
富士見平に立ち寄って水を汲みつつ休憩する。駐車場に停まっていたバスのツアー客たちなのか、15人ほどの団体が下山して行くところだった。富士見平小屋前のレンゲツツジが7分咲きというところだった。空は曇り空で、富士山は残念ながら全く見える兆しはなかった。
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天鳥川から瑞牆山への登り口にある大岩
小川山への分岐部あたりはシャクナゲの群生があるので、登山道からちょっと外れてシャクナゲを見に行ったが、このあたりの花はもう既に終わっていて、クシャクシャになった花がわずかについているだけだった。天鳥川に下り、そこから瑞牆山登山道に入ると、前日の雨のせいで登山道は小川のように水が流れていた。途中新しい道を作っている場所があり、ロープ伝いに迂回する場所があった。そのあたりから、まだ新しいシャクナゲの花がちらほらと見え始めた。予想通り、前年に比べると花が少ないような・・・気がする。中腹の辺りで5~6人のパーティーと抜きつ抜かれつしながら登っていったが、話しかけてみると全員地元、山梨大学の関係者、1人の女性は山梨大学山岳部の部員だった。山岳部の活動状況等、情報交換しながら歩いたが、白鳳会やアルパインクラブの方たちと合流して活動していることを知った。どうりでこの2つの山岳会は若いメンバーが多いわけだ。他の山岳会にもれず、我が嶺朋クラブはいつ消滅するやもわからない、中・高年山岳会になってしまっている。(それでもメンバーの皆々、私よりも遥かに足が速く、体力もある。)
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登山道中腹に咲いていたアズマシャクナゲ
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梅雨に濡れるアズマシャクナゲ
昨年山頂下の岩場でクモイコザクラを数輪発見したので再三探したが、今年は見つけることができなかった。山頂に到着するが、雲が多くて眺望は望めず、一段下の岩峰に昨年訪れた時に満開のシャクナゲの木があったのを思い出し、そちらに移動してみる。しかし、今年はその木の花は既に散った後で、別の場所のシャクナゲが満開だった。山頂に行くほど色の濃いシャクナゲの花が楽しめる。この場所で昼食をとり、下山する。
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瑞牆山山頂は雲が湧いて眺望利かず
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山頂直下に咲いていたアズマシャクナゲ
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山頂隣の岩峰のところに咲いていた色の濃いアズマシャクナゲ
山梨大学のメンバーたちより一足先に富士見平に到着し、下りてくるのを待つ。帰り際、相手がどういう人たちかわかっているので、希少種カモメランの咲き場所を教えてあげた。7月に山梨大学山岳部でこの山域のレインジャー(花の調査)が予定されているそうなので、おそらくこの花も調査対象に入っているであろう。一緒に駐車場まで下山し、16時40分、到着した。
花はハズレ年ではあったが、今年も瑞牆山のアズマシャクナゲと稀少種カモメランを見ることができた。来年はもっとたくさん咲いて欲しいと願う。