山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

見つからなかったあの花 山梨県東部の山  平成26年7月6日

2014年07月10日 | 山梨無名山
 三つ峠の植生保護活動に続いて、この日は山梨県山岳連盟自然保護グループが主観となって山梨県東部の山に花を観察に行く計画があった。前回の三つ峠はメンバーの歩くピッチが速く、三脚を出して撮影しているとあっという間に見えなくなるほど遠くまで行ってしまっているため、今回は先に入山して存分に撮影して、途中で他のメンバーを待つという作戦に出た。山岳連盟の報告書を見ても、他の人のブログを見てもおそらくは探すにはあまり苦労はいらないだろうと予想していたのだが・・・、そううまくは行かなかった。

 1時間早く登り始める換算で、8時に登り始める。途中でルートを少し外れて樹林帯の中を歩いたりもしてみたが、目ぼしいものは見つからない。樹林帯を抜けて草地に入ったあたりから、双眼鏡を片手に草地の中を再三覗き込むがそれらしい花は見つからない。


    笹の多く繁る登山道脇。


    森の中に入ってみるが目ぼしいものは見つからず。


    草地の中を双眼鏡を使って再三覗き込むが、それらしき花は見当たらない。


    2時間ほどで稜線の岩場に抜ける。霧が深く視界が悪い。

 稜線の岩のところにザックを置いて、三脚とカメラと双眼鏡を持って再度草地に下ってもう一度探してみるが・・・やはり見つからない。しばらくうろついていたが、そろそろ到着するはずの山岳連盟グループが待てど暮らせどやって来ない。メンバーに連絡しても電話がつながらない。これは逆ルートで登って来るのか?と思って先に進むが、そちら側にも姿が見えない。時間が12時近くになったので、途中の広場で食事しているとメンバーから電話が来た。私と同じルートを登って来たが、見つけたのは蕾の一株だけだったそうだ。私はもはやあきらめていたので、先に下山することを告げてその先は一気に下りた。途中で再度電話があり、別の場所で4株見つけたそうだが、既に行程の半分ほど下りたところだったので、本日はあきらめる。


    レンゲツツジはもう終わっている。


    ベニサラサドウダン


    ここの草地はカヤツリグサ科の草ばかりになってしまっている。改めて見直せば、ここも相当の食害に遭っている山なのだろう。


 午後1時下山。駐車場をプラプラと歩いていると、見慣れた車が停まっていた。後部座席は寝られるように改造してある。この車ってひょっとして・・・電話してみるが通じず、メールを送ったところ、しばらくしてから電話がかかって来た。別の場所で本日お目当てだった花を10株ほど見つけたそうだ。さすが! 

 今回見つからなかった花はこちらのブログでご覧ください。

 山梨のとある山で(2014.7/6)レポ
コメント (2)
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