今年は山岳連盟の関東地区自然保護グループ勉強会の担当が山梨県だそうで、三ツ峠山荘1泊で会合が開かれた。今年の山岳連盟主催による三ツ峠清掃登山が開催されなかった(開催できなかった)のはこの会合があったためと言っても良いが、来年はきっと例年通りに一般募集も含めて開催できると思う。関東地区から集まったのは総勢40人、山梨県も私を含めて9人参加した。三ツ峠はいちはやく保護柵を設置して自然環境を守り、さらにはテンニンソウなどの雑草を除去して積極的に環境の回復にも取り組んで成功している全国でも数少ない場所である。勉強会を開催するには絶好の場所であるわけである。
午後3時に三ツ峠山荘集合だったが、所用で1時間遅れで到着した。ちょうど山荘前で中村さんの富士山形成の歴史や三ツ峠の歴史と植生の変化などの説明が終わったところで、室内に入ってビデオによる解説が始まるところだった。このビデオを見るのはこれで3度目だが、何度見ても三ツ峠の取り組みは素晴らしいと思う。
勉強会の後に夕食、さらに懇親会と続く。どこの地区でも鹿の食害に悩まされているようで、既に手がつけられないほどにやられてしまっているところも多いようだった。この日は明るい月が空に輝いて星は期待できない夜だったが、月と火星と土星、さらにさそり座のアンタレスが接近していて月の周辺は賑やかな空だった。雲がかかってはいるもののなんとか富士山は姿を現してくれている。富士山頂に月がやって来るのは夜の11時ごろで、寝る時間を削ってこの夜は撮影するつもりでカメラ機材(ついでに懇親会用の酒とつまみも)を持って来た。

深夜11時ごろ、富士山の山頂あたりに月がやって来た。機材セットして撮影開始する。

雲で霞んでしまったがなんとか富士山は見える。月の右下の明るい星が火星、すぐ左にあるのが土星、その下に輝くのがアンタレス。

フラッシュ調整発光して前景にヤマツツジを配して撮影した月と富士とヤマツツジ。今回狙っていた構図がこれで、この季節でこれだけ撮れれば上出来。

17㎜レンズに変えた頃には雲が増えていまいち。
深夜12時半まで撮影を行ったがその後は富士山から月が離れてしまい、雲も増えて富士山が見えにくく終了となる。栃木県から参加された方が私と同じく写真大好きで、12時過ぎまで付き合ってくれた。1時就眠、3時45分に目覚ましをかけて一旦寝る。
未明3時に目が覚めた。日の出にはまだ早いのでもう少し寝ていようと思ったのだがもはや寝付けず、3時半に三脚とカメラを持って外に出る。富士山が見えてはいるが霞んでいる。しかしこの季節でこのくらい見えてくれれば良いほうだろう。山荘の前で撮影後、山頂に一番乗りで向かう。

夜明け前の富士山。フラッシュ調整発光。

夜明け前の三ツ峠山頂。

山頂下のヤマツツジと富士山

朝焼けの山頂。残念ながらあまり焼けない。

日の出前の富士山。霞が多くて鮮明では無い。

朝日が射す富士山。東の空の雲と霞でやはりあまり焼けない。

季節が季節だけにこんなものでしょう。
他県の山岳連盟の人たちはほとんど日の出前の山頂に登って来ていたが、山梨県だけ、皆二日酔いなのか数人しか来ていない。山頂から御巣鷹山界隈にかけて案内しながら花散策し、三ツ峠山荘に戻った。
朝食後、中村さんの案内で保護地区に入り、説明を受けながら植物を観察させていただく。なにせ40人という人数なので一度ではとてもではないが説明しきれず、2~3組のグループに分かれて説明を受けるのだが中村さんも大変である。私は最後尾のグループで十分に説明を受けられなかった人のフォローに回る。

なにせ大人数だけに案内と説明をする中村さんも大変である。

何度見てもこの景観は素晴らしい。ここでしか見ることが出来ない昔ながらの自然の景色だろう。

花だけでは無くて周りにまだ花を付けていない若い葉があることがとてもうれしい。

最後に全員で草刈り作業。皆さん熱心でした。
草刈り終了後、中村さんと山梨県自然保護グループリーダーの磯野さんからのご指名で何かしゃべれと言われ、僭越ながら10分ほど話をさせていただいた。保護の行き届いている三ツ峠のカモメランと無法地帯になっている別の山のカモメランでは大きな違いが出てきていること、保護のために自主的にロープ設置などの作業を行っており、もはや待った無しの状態に陥っていることなどをお話しさせていただいた。さらに最近櫛形山で発見された希少植物の保護に積極的に取り組むことなども話した。
実りの多かったこの会合は三ツ峠山荘で昼食をいただいた後解散となった。中村さんの特別サービスで超大盛りカレーをいただいた私は、下山するまでは良かったが寝不足の疲れが一気に出て車の運転が眠くて大変だった。眠気覚ましのドリンクとガムと柿の種をほおばりながら運転してなんとか無事に帰宅した。
午後3時に三ツ峠山荘集合だったが、所用で1時間遅れで到着した。ちょうど山荘前で中村さんの富士山形成の歴史や三ツ峠の歴史と植生の変化などの説明が終わったところで、室内に入ってビデオによる解説が始まるところだった。このビデオを見るのはこれで3度目だが、何度見ても三ツ峠の取り組みは素晴らしいと思う。
勉強会の後に夕食、さらに懇親会と続く。どこの地区でも鹿の食害に悩まされているようで、既に手がつけられないほどにやられてしまっているところも多いようだった。この日は明るい月が空に輝いて星は期待できない夜だったが、月と火星と土星、さらにさそり座のアンタレスが接近していて月の周辺は賑やかな空だった。雲がかかってはいるもののなんとか富士山は姿を現してくれている。富士山頂に月がやって来るのは夜の11時ごろで、寝る時間を削ってこの夜は撮影するつもりでカメラ機材(ついでに懇親会用の酒とつまみも)を持って来た。

深夜11時ごろ、富士山の山頂あたりに月がやって来た。機材セットして撮影開始する。

雲で霞んでしまったがなんとか富士山は見える。月の右下の明るい星が火星、すぐ左にあるのが土星、その下に輝くのがアンタレス。

フラッシュ調整発光して前景にヤマツツジを配して撮影した月と富士とヤマツツジ。今回狙っていた構図がこれで、この季節でこれだけ撮れれば上出来。

17㎜レンズに変えた頃には雲が増えていまいち。
深夜12時半まで撮影を行ったがその後は富士山から月が離れてしまい、雲も増えて富士山が見えにくく終了となる。栃木県から参加された方が私と同じく写真大好きで、12時過ぎまで付き合ってくれた。1時就眠、3時45分に目覚ましをかけて一旦寝る。
未明3時に目が覚めた。日の出にはまだ早いのでもう少し寝ていようと思ったのだがもはや寝付けず、3時半に三脚とカメラを持って外に出る。富士山が見えてはいるが霞んでいる。しかしこの季節でこのくらい見えてくれれば良いほうだろう。山荘の前で撮影後、山頂に一番乗りで向かう。

夜明け前の富士山。フラッシュ調整発光。

夜明け前の三ツ峠山頂。

山頂下のヤマツツジと富士山

朝焼けの山頂。残念ながらあまり焼けない。

日の出前の富士山。霞が多くて鮮明では無い。

朝日が射す富士山。東の空の雲と霞でやはりあまり焼けない。

季節が季節だけにこんなものでしょう。
他県の山岳連盟の人たちはほとんど日の出前の山頂に登って来ていたが、山梨県だけ、皆二日酔いなのか数人しか来ていない。山頂から御巣鷹山界隈にかけて案内しながら花散策し、三ツ峠山荘に戻った。
朝食後、中村さんの案内で保護地区に入り、説明を受けながら植物を観察させていただく。なにせ40人という人数なので一度ではとてもではないが説明しきれず、2~3組のグループに分かれて説明を受けるのだが中村さんも大変である。私は最後尾のグループで十分に説明を受けられなかった人のフォローに回る。

なにせ大人数だけに案内と説明をする中村さんも大変である。

何度見てもこの景観は素晴らしい。ここでしか見ることが出来ない昔ながらの自然の景色だろう。

花だけでは無くて周りにまだ花を付けていない若い葉があることがとてもうれしい。

最後に全員で草刈り作業。皆さん熱心でした。
草刈り終了後、中村さんと山梨県自然保護グループリーダーの磯野さんからのご指名で何かしゃべれと言われ、僭越ながら10分ほど話をさせていただいた。保護の行き届いている三ツ峠のカモメランと無法地帯になっている別の山のカモメランでは大きな違いが出てきていること、保護のために自主的にロープ設置などの作業を行っており、もはや待った無しの状態に陥っていることなどをお話しさせていただいた。さらに最近櫛形山で発見された希少植物の保護に積極的に取り組むことなども話した。
実りの多かったこの会合は三ツ峠山荘で昼食をいただいた後解散となった。中村さんの特別サービスで超大盛りカレーをいただいた私は、下山するまでは良かったが寝不足の疲れが一気に出て車の運転が眠くて大変だった。眠気覚ましのドリンクとガムと柿の種をほおばりながら運転してなんとか無事に帰宅した。