山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山麓の森再び  平成28年6月25日

2016年06月26日 | 花・花・花
 先日のヒトツボクロはいまひとつ消化不良だった。もう少し標高の高い場所ならば見ごろを迎えているかも知れない。そしてもう一つ、例年ならばまだ花期に早いであろうが、今年はかなり花の開花が早く、ひょっとしたら咲いているかも知れないので確認に行ってみたい花がある。早出してゆっくり撮影したいところだが、午前中は職場に行かなければならず、出発は12時ごろになってしまう。別の要件で偶然電話した花見隊隊員の一人がこれまた偶然にも富士山麓の森を歩いているそうで、ならが現地合流ということで出かけることとなった。


    この視野で8本の花帆を出しているが、花が小さくて目立たないため葉で探したほうが見つけやすい。これは葉が紫色のタイプ。


    ちょうど満開の良いタイミングだった。


    お見事。しかし風で揺れてきっちり撮らせてくれない。


    こちらが通常の葉が緑色のタイプ。どちらも葉の裏は紫色。


    昨年の夏にこれを探してこの界隈を歩き回ったが、一株も見つけられなかった。


    今回は事前にsanaeさんから情報をいただいていたので、簡単に探し当てることが出来た。感謝!


    「なんで見つけられないの?」とあざ笑うかのようにたくさんある。2度歩いたはずなのに、何で見つけられなかったのだろう?

 場所を移動して次の森に向かう。まだ時期が早いのではないかと思っていたのだが、想定外に見ごろを迎えていた。


    木の高いところに着生している富岳のスズムシソウ。200㎜望遠レンズ。


    300㎜望遠レンズ。10カット以上撮影してまともに見られるのは2~3カットだけ。どうしてもブレてしまう。


    こちらは白花。


    1株だけ手の届きそうな位置に咲いていた。不届き者がいるようで、木に登って撮影したらしい。木の根元にある苔が剥げ落ちてしまっていた。

 他の木に着生している株も見ておきたかったがスタートが遅かったので時間は5時を回り樹海の森の中は暗くなってしまった。もはや撮影は困難なので撤退することにした。

 とにかく今年は花期がやたらと早く、雪の少なかった北岳では開山を前にしてもうキタダケソウは終わってしまっているらしい。例年よりも10日から2週間早く見て行動したほうが良さそうだ。

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ヒトツボクロ 富士山麓の森

2016年06月26日 | 花・花・花
 昨年訪れた時には既に花が散って結実していたこの花。今年はどうしても花が見てみたいと思っていた。天候が不順で夕方から雨の予報だが、最短の場所ならばなんとか持ち堪えてくれそうなので、傘を持って出かけてみた。昨年発見した位置をGPSに登録してあるので、真直ぐにその場所に向かう。


    咲いている。しかし、既に若干遅く下のほうの花は結実している。


    思ったより背高ノッポな花。天候が悪くて森の中が暗いうえに風で揺れてなかなか撮らせてくれない。


    カゲロウが飛んでいるかのような半透明の薄緑色の花。


    長い距を持っている。


    確かに、顔はランの花。


    樹海の中の森に溶け込んでひっそりと咲いている。

 出来ればもう1ヶ所と思ったのだが、向かっている途中で雨が降り出し、かなり本降りになってきてしまった。ひとまず花を見ることが出来たので今回は良しとしよう。撤退。
コメント (2)
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