昨日の夕暮れパールは失敗したが今朝のパール富士は大成功、これで十分に満足だったのだが、昨日の失敗したパールが心にひっかかっていた。このまま失敗したままでは終われない。今回を逃すとまた1ヶ月先になり、晴れる保証も無い。職場に戻ってパソコンに向かい、本日の月の昇る位置をカシミール3Dで計算する。太陽と違い、気まぐれな月は昇って来る位置が1日で何百メートルも移動し、しかも時間が1時間ほど遅くなる。本日は富士宮道路沿いは樹林の中で展望得られず、猪之頭の農道沿いならば撮影が可能かも知れない。しかしそこは立ち寄ったことが無い場所、確実に展望があるかどうかもわからない場所だ。しかも未明2時半から起きているのでかなり眠い。
富士山ライブカメラをチェックすると夕方5時の時点では山頂に雲が巻いているが確実に小さくなりつつある。富士山頂に月が現われる午後7時40分ごろには晴れている可能性がきわめて高い。眠気覚ましにリポビタンゴールドを飲んで出陣する。
こちらは200㎜コ・ボーグ。六角形の光芒が出るように絞りを改造してある。剣ヶ峰が輝き出し、もうすぐ月の出。
こちらはボーグ300㎜にエクステンダー2倍を装着し、600㎜で月光ティアラを狙う。八角形の光芒が出るように絞りを改造。
出た!が、予想していたよりも右から出た。
月は出たが、残念ながらこの撮影設定では八角形の光芒が出なかった。Borg67FL(300mm F4.5)+Extender×2, Iso3600, 3.2sec, 改造絞り使用
次のカット。シャッタースピード3.2秒ではティアラは最大で2カットしか撮れない計算になる。これ以上シャッタースピードを長くは出来ない。
もう1台のコ・ボーグは一応割れているように見えなくもない。 200mm f5.6, 3.2sec, 改造絞り使用
立ち位置次第で割れたと思う。左の光跡は飛行機。
ここで剣ヶ峰の裏側に昇る月と剣ヶ峰のシルエットを撮影するため、片方の三脚とカメラを持って40mほどダッシュして位置を移動、急いで三脚をセットしてシャッターを切る。こんなことをするならば、サンダルじゃなくて靴に履き変えておくんだった。
ダッシュして位置を変えて剣ヶ峰と月を撮る。しかし、焦って完全に露出オーバー。
Iso感度とシャッタースピードを調整して再写。しかしスローシャッターは免れず、画像が若干ブレてしまう。
もう1カット、その時にはもう月は剣ヶ峰から外れている。
さらに20mほどダッシュしてカメラを構えたが、その時にはもう月は富士山から離れてしまっていた。
課題山積みの割れる月光ダイヤモンド、さらに月光ティアラ撮影、1度や2度でうまく撮れるとは鼻から思ってはいないが、まずカメラの設定とレンズの絞り改造に工夫が必要である。Iso3200、シャッタースピード3.2秒では明らかにシャッタースピードが遅すぎる。出来れば1秒くらいで切りたいが、そうするにはノイズが出るのを覚悟でIso感度を6400まで上げるか、あるいは改造絞りをもう少し開けるかの工夫が必要となる。どのくらいでベストな撮影が可能となるかはこれからデータを積み重ねて解析して考えなければならない。うまく撮れるのかどうかも全くわからない状態ではあるのだが、このようにいろいろと考えながら撮影に臨むことはこのうえない楽しさがある。
富士山ライブカメラをチェックすると夕方5時の時点では山頂に雲が巻いているが確実に小さくなりつつある。富士山頂に月が現われる午後7時40分ごろには晴れている可能性がきわめて高い。眠気覚ましにリポビタンゴールドを飲んで出陣する。
こちらは200㎜コ・ボーグ。六角形の光芒が出るように絞りを改造してある。剣ヶ峰が輝き出し、もうすぐ月の出。
こちらはボーグ300㎜にエクステンダー2倍を装着し、600㎜で月光ティアラを狙う。八角形の光芒が出るように絞りを改造。
出た!が、予想していたよりも右から出た。
月は出たが、残念ながらこの撮影設定では八角形の光芒が出なかった。Borg67FL(300mm F4.5)+Extender×2, Iso3600, 3.2sec, 改造絞り使用
次のカット。シャッタースピード3.2秒ではティアラは最大で2カットしか撮れない計算になる。これ以上シャッタースピードを長くは出来ない。
もう1台のコ・ボーグは一応割れているように見えなくもない。 200mm f5.6, 3.2sec, 改造絞り使用
立ち位置次第で割れたと思う。左の光跡は飛行機。
ここで剣ヶ峰の裏側に昇る月と剣ヶ峰のシルエットを撮影するため、片方の三脚とカメラを持って40mほどダッシュして位置を移動、急いで三脚をセットしてシャッターを切る。こんなことをするならば、サンダルじゃなくて靴に履き変えておくんだった。
ダッシュして位置を変えて剣ヶ峰と月を撮る。しかし、焦って完全に露出オーバー。
Iso感度とシャッタースピードを調整して再写。しかしスローシャッターは免れず、画像が若干ブレてしまう。
もう1カット、その時にはもう月は剣ヶ峰から外れている。
さらに20mほどダッシュしてカメラを構えたが、その時にはもう月は富士山から離れてしまっていた。
課題山積みの割れる月光ダイヤモンド、さらに月光ティアラ撮影、1度や2度でうまく撮れるとは鼻から思ってはいないが、まずカメラの設定とレンズの絞り改造に工夫が必要である。Iso3200、シャッタースピード3.2秒では明らかにシャッタースピードが遅すぎる。出来れば1秒くらいで切りたいが、そうするにはノイズが出るのを覚悟でIso感度を6400まで上げるか、あるいは改造絞りをもう少し開けるかの工夫が必要となる。どのくらいでベストな撮影が可能となるかはこれからデータを積み重ねて解析して考えなければならない。うまく撮れるのかどうかも全くわからない状態ではあるのだが、このようにいろいろと考えながら撮影に臨むことはこのうえない楽しさがある。