予定ではこちらでは無く、その上にある天子ヶ岳だったのだが、午後2時に田貫湖湖畔に到着すると富士山には真っ黒な雲が巻いており、様子を見ていたら小雪が舞い始めた。とりあえずは林道を進んで天子ヶ岳の登山口まで行ってみたが、その頃にはかなりの雪が舞い始めてしまう。さすがにこの天候では山に登る気にはなれず、ひとまずは朝霧高原道の駅まで撤退して様子を見ることにする。午後4時を過ぎた頃に雪は止んで青空が広がり始めた。これならばひょっとしたら・・・淡い期待を抱きながら、登らなかった時のために準備しておいた撮影地に向かう。1ヶ所は田貫湖、しかし、田貫湖では月の出が日没から15分ほど過ぎた時間でやや遅いうえに、いちばん左に寄った位置でも月は山頂から右に外れてしまう。もう1ヶ所は朝霧高原YMCAのある牧草地だが、ここだとさらに富士山に近付くため、月の出の時間がさらに遅くなってしまう。ここは位置がずれるのを覚悟のうえで、ダブルパール狙いで田貫湖の休暇村前の展望所に向かう。
5時に到着すると、いつもならば大混雑するはずの場所なのに先客は一人だけだった。天候が悪かったのであきらめた人が多かったのだろう。だいぶ富士山は姿を現してはきたが、まだ山頂付近には大きな雲がかかっている。月の出まであと30分ほど、果たして富士山は姿を現してくれるのか?
残照の富士山には雲が巻いている。あと20数分で月が昇って来るはずだが、富士山は姿を現してくれるのか?
5時22分ごろの富士山。残照に雲が赤く染まっているが、天子ヶ岳に登っていればこの頃に月が昇って来たはず。しかし、この雲では月の出は望めなかったであろう。
5時30分を過ぎた頃に雲が次第に小さくなり、ついに富士山頂が姿を現した。
5時36分、月が昇り始める。予想していたよりもさらに左から出た。
5時に撮影地到着した頃には、富士山が出ればラッキーというような、ほとんど諦めていた感じだったのだが、月の出の数分前に遂に富士山頂が姿を現した。そして眩しいほどに輝く月が姿を現した。
富士山頂の左脇から月が姿を現した。
日没から20分ほど経過しており、月の紋様は写らないが、眩しいほどに輝く月が出た。
雲巻く月 雲が巻いても全くものともしない月の輝き。
この時間には風も収まって、湖面にもパール富士が映る。
田貫湖のダブルパール富士
富士山頂に輝く月
雰囲気を変えて木を前景にして撮影し、本日のパール富士は終了。
帰宅する途中で恒例の精進湖に立ち寄った。この日は天候が悪かったせいが、珍しく湖畔に車が止まっていない。若者が一人だけ、湖畔でタイムラプス撮影を行っていただけで他にはカメラマンは居ない。そして、まだ誰も踏んでいない降りたての雪が月光に照らされて白く輝いていた。精進湖湖畔でこんな踏まれていない雪を見るのは初めてだ。
月光照らす雪の精進湖湖畔
雪の積もるボートと月光の子抱き富士 富士山の上に輝く星はおおいぬ座シリウス。
天子ヶ岳に登れなかった(登らなかった)ことには悔いが残るが、まさかの天候の変化は全く予想が出来ず、止むを得なかったかと思う。綺麗な月だったが、なんとなく山の上からの景色でないと物足りなさを感じてしまう。登れるうちはできるだけ上から・・・と気だけは逸るが、気力も体力も根性もずいぶん減退したように感じる年頃になってきたようだ。
5時に到着すると、いつもならば大混雑するはずの場所なのに先客は一人だけだった。天候が悪かったのであきらめた人が多かったのだろう。だいぶ富士山は姿を現してはきたが、まだ山頂付近には大きな雲がかかっている。月の出まであと30分ほど、果たして富士山は姿を現してくれるのか?
残照の富士山には雲が巻いている。あと20数分で月が昇って来るはずだが、富士山は姿を現してくれるのか?
5時22分ごろの富士山。残照に雲が赤く染まっているが、天子ヶ岳に登っていればこの頃に月が昇って来たはず。しかし、この雲では月の出は望めなかったであろう。
5時30分を過ぎた頃に雲が次第に小さくなり、ついに富士山頂が姿を現した。
5時36分、月が昇り始める。予想していたよりもさらに左から出た。
5時に撮影地到着した頃には、富士山が出ればラッキーというような、ほとんど諦めていた感じだったのだが、月の出の数分前に遂に富士山頂が姿を現した。そして眩しいほどに輝く月が姿を現した。
富士山頂の左脇から月が姿を現した。
日没から20分ほど経過しており、月の紋様は写らないが、眩しいほどに輝く月が出た。
雲巻く月 雲が巻いても全くものともしない月の輝き。
この時間には風も収まって、湖面にもパール富士が映る。
田貫湖のダブルパール富士
富士山頂に輝く月
雰囲気を変えて木を前景にして撮影し、本日のパール富士は終了。
帰宅する途中で恒例の精進湖に立ち寄った。この日は天候が悪かったせいが、珍しく湖畔に車が止まっていない。若者が一人だけ、湖畔でタイムラプス撮影を行っていただけで他にはカメラマンは居ない。そして、まだ誰も踏んでいない降りたての雪が月光に照らされて白く輝いていた。精進湖湖畔でこんな踏まれていない雪を見るのは初めてだ。
月光照らす雪の精進湖湖畔
雪の積もるボートと月光の子抱き富士 富士山の上に輝く星はおおいぬ座シリウス。
天子ヶ岳に登れなかった(登らなかった)ことには悔いが残るが、まさかの天候の変化は全く予想が出来ず、止むを得なかったかと思う。綺麗な月だったが、なんとなく山の上からの景色でないと物足りなさを感じてしまう。登れるうちはできるだけ上から・・・と気だけは逸るが、気力も体力も根性もずいぶん減退したように感じる年頃になってきたようだ。