夜中にこの山に登るにはそれなりの覚悟と気合が入らないと登れない。急登、かつこの季節は岩と雪のミックスした歩きにくい道になっていると予想される。普通に歩いても私の足だと山頂まで3時間半はかかる。夜道となると最低4時間は見ておかなければならないだろう。自宅から未明に出発したならば、おそらく心が折れてしまい行かなくなってしまうだろう。自分自身を追い込まないとおそらくは登山口にすら行かずに敗退してしまうので、逃げ道を塞ぐつもりで朝霧高原道の駅に車中泊する。
毛無山でダイヤモンド富士になるのは1週間ほどあるが、剣ヶ峰から昇るダイヤでしかも私が登れる日はこの日しか無かった。計画的に休みをとり、未明2時20分に起床し、3時から麓の登山口から登り始める。もう少し早く出発するはずだったのだが、就眠したのが10時過ぎになってしまい、この時間でもかなり眠い。ダイヤになるのが7時ごろなのでギリギリの時間となってしまった。ところどころアイスバーンになっているところもあったが、なんとかアイゼンを装着せずに9合目下の展望台に6時10分に到着した。裾野がオレンジ色に染まった夜明けの富士山が静かに、大きくたたずんでいる。
9合目下の富士山展望台から望む。ダイヤまであと45分ほど、急がねば。
駿河湾と伊豆半島
三脚を取り出して5分ほど撮影して上を目指す。本日の撮影地は山頂を越えてさらにその先の大見岳の近くまで行かなければならない。急がなければ時間に間に合わなくなりそうだ。山頂をスルーして大見岳に向かい、GPSで場所を確認して座標点に三脚を構える。ダイヤになる15分前になんとか到着できたが、2台のカメラのセッティングが終わったのはダイヤの2分前だった。
毛無山山頂。今年は雪が少ない。富士山山頂に雪煙が出ており、この時点でおそらく割れるダイヤは難しいだろうと思った。
600㎜望遠で見る剣ヶ峰。かなりの雪煙が出てしまっている。
ダイヤ直前、剣ヶ峰の裏側の雪煙が激しく光り出した。
左側から光芒が出たが、やはりあまり輝かない。
右からも光が出現。ポジションはぴったりだったと思うが、雪煙に邪魔され輝かず。
残念。割れてくれなかった。
こちらがコ・ボーグ220㎜。八角形の光芒になるように絞りを改造した。
やはり雪煙が邪魔して光芒はうまく出ず。
広角レンズに変えて普通にダイヤモンド富士を撮影する。
とりあえずは剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士をゲット。
残っていた樹氷。
苦労して登って来たが、毛無山から見る剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影は失敗に終わってしまった。今期はもうこの山から撮影する剣ヶ峰から昇るダイヤの機会は無く、最初にして最後のチャレンジであった。秋以降に再び機会はやって来るのでまたチャレンジだ。
数日後の週末には今度は富士山中央から出るダイヤモンド富士の撮影機会がある。登るのが大変な山なので再訪するかどうかはまだ未定である。一応撮影候補地でダイヤをイメージしながら撮り歩いて下山する。
雪原を入れてこんな感じか?
山頂の木を入れて。あの木が樹氷になっていれば申し分無いのだが、ほとんど雪が付いていない。
もう1ヶ所確認しておきたかったのがこの7合目展望台。尖った岩で、岩の上に立つのはちょっと怖い。
展望は申し分無い。
お坊ちゃま、そんなところで何してるの?近付いてもなかなか逃げないカモシカの子供。
しばしにらめっこ。
苦労して登ったからと言ってうまく行くとは限らないもの。しかし、いつか納得できる写真が撮れると信じてきっとまたこの山に登るだろう。、最後に駐車場の前で子供のカモシカに出会うことが出来て、なにか良いことが起こりそうな気がした。こんな至近距離で正面から向き合ったのは初めてだ。またおいでよ、と誘っているかのようだった。
毛無山でダイヤモンド富士になるのは1週間ほどあるが、剣ヶ峰から昇るダイヤでしかも私が登れる日はこの日しか無かった。計画的に休みをとり、未明2時20分に起床し、3時から麓の登山口から登り始める。もう少し早く出発するはずだったのだが、就眠したのが10時過ぎになってしまい、この時間でもかなり眠い。ダイヤになるのが7時ごろなのでギリギリの時間となってしまった。ところどころアイスバーンになっているところもあったが、なんとかアイゼンを装着せずに9合目下の展望台に6時10分に到着した。裾野がオレンジ色に染まった夜明けの富士山が静かに、大きくたたずんでいる。
9合目下の富士山展望台から望む。ダイヤまであと45分ほど、急がねば。
駿河湾と伊豆半島
三脚を取り出して5分ほど撮影して上を目指す。本日の撮影地は山頂を越えてさらにその先の大見岳の近くまで行かなければならない。急がなければ時間に間に合わなくなりそうだ。山頂をスルーして大見岳に向かい、GPSで場所を確認して座標点に三脚を構える。ダイヤになる15分前になんとか到着できたが、2台のカメラのセッティングが終わったのはダイヤの2分前だった。
毛無山山頂。今年は雪が少ない。富士山山頂に雪煙が出ており、この時点でおそらく割れるダイヤは難しいだろうと思った。
600㎜望遠で見る剣ヶ峰。かなりの雪煙が出てしまっている。
ダイヤ直前、剣ヶ峰の裏側の雪煙が激しく光り出した。
左側から光芒が出たが、やはりあまり輝かない。
右からも光が出現。ポジションはぴったりだったと思うが、雪煙に邪魔され輝かず。
残念。割れてくれなかった。
こちらがコ・ボーグ220㎜。八角形の光芒になるように絞りを改造した。
やはり雪煙が邪魔して光芒はうまく出ず。
広角レンズに変えて普通にダイヤモンド富士を撮影する。
とりあえずは剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士をゲット。
残っていた樹氷。
苦労して登って来たが、毛無山から見る剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影は失敗に終わってしまった。今期はもうこの山から撮影する剣ヶ峰から昇るダイヤの機会は無く、最初にして最後のチャレンジであった。秋以降に再び機会はやって来るのでまたチャレンジだ。
数日後の週末には今度は富士山中央から出るダイヤモンド富士の撮影機会がある。登るのが大変な山なので再訪するかどうかはまだ未定である。一応撮影候補地でダイヤをイメージしながら撮り歩いて下山する。
雪原を入れてこんな感じか?
山頂の木を入れて。あの木が樹氷になっていれば申し分無いのだが、ほとんど雪が付いていない。
もう1ヶ所確認しておきたかったのがこの7合目展望台。尖った岩で、岩の上に立つのはちょっと怖い。
展望は申し分無い。
お坊ちゃま、そんなところで何してるの?近付いてもなかなか逃げないカモシカの子供。
しばしにらめっこ。
苦労して登ったからと言ってうまく行くとは限らないもの。しかし、いつか納得できる写真が撮れると信じてきっとまたこの山に登るだろう。、最後に駐車場の前で子供のカモシカに出会うことが出来て、なにか良いことが起こりそうな気がした。こんな至近距離で正面から向き合ったのは初めてだ。またおいでよ、と誘っているかのようだった。