甲府市北部の林道に咲くシハイスミレはもう終わっている頃だろう。初めてこのスミレを見つけた時の驚きは未だに良く覚えている。こんなスミレが山梨にあったのか・・・そして兜山で群落を見た時もこんなに咲くものかと驚かされた。さらに今年の4月下旬に訪れた岩堂峠の界隈でシハイスミレに出会い、兜山から帯那山にかけての広い範囲でこのスミレが分布していることが予想された。ほぼ似たような環境のところに咲いていることもわかってきた。おそらくはこのあたりにも・・・と予想をつけて、まだ歩いたことが無い、あまり人が歩かない山道を歩いてみた。おそらくはもう花は終わってしまっているだろうが、特徴的な葉を見ればだいたい見分けがつく。
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ほとんど車が止まっていることが無い林道脇のスペースに車を止めて出発。祠があった。
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アカマツと雑木林が混在するような環境、こんなところに居るはずだ。
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間もなくそれらしき葉を発見。ほとんど結実しているが、散りかけた紫色の花が付いている株もある。
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この葉っぱ、この花の色、シハイスミレで間違い無いだろう。
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近くにはこの山域ではあまり見かけないフモトスミレが咲いていた。
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フモトスミレ
思った通り、こちらの尾根にもシハイスミレが分布していた。そして林道に降り立ち、昨年見た問題のスミレがあった場所に行ってみる。斜面が崩落し、昨年はあれほどたくさん咲いていたアカネスミレがほとんど見当たらない。ゲンジスミレに至っては葉も含めて皆無である。
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少しだけ咲き残っていたシハイスミレ。
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4月下旬には咲いていなかった場所。
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法面が崩落し、昨年はたくさん咲いていたアカネスミレが見られなくなってしまった。
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かろうじて残っていた問題のスミレ。花はもう終わりである。異様に長いこの葉茎を見てカクマスミレではないかと思ったのだが・・・
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確かに少し丸みを帯びていてゲンジスミレに似たような葉もある。
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しかし改めてこのスミレが咲いている環境を見れば・・・こんな上から枯れ木や草がかぶさったような環境で花を咲かせるには、花茎も葉茎も伸ばさざるを得ないだろう。
決着が着いたとは言えないが、おそらくはこのスミレが咲く環境が悪く、花茎と葉茎を伸ばしたアカネスミレと見るのが妥当であろう。引き続き経過を見たいと思う。
さらに山頂方向に登ってみる。
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ニリンソウが咲き始めていた。
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あまり気にかけていなかったが、モミジガサの群落があった。
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マルバコンロンソウ
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ポツポツと咲いているワダソウはまるでイチゲの仲間のようだ。
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バリアンスルートを登ると、奇妙な葉っぱに遭遇。
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葉の裏が黒い。以前にも登ったことがあるはずだが気付かなかったのだろう。ゲンジスミレの葉。来年が楽しみだ。
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下りもバリアンスルート。テープを追いかけて下る。
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防火帯の尾根に出た。このイバラの尾根を強引に下れば登山道に出るはずだが・・・とてもそんな気になれず、尾根を変えて下りる。
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林の中にあったアケボノスミレはもう痛んでいるが、隣にヒゴスミレの葉が並んでいる。
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道無き急下り。しかし、ここに生えている木にはことごとくロット番号のテープが付いていた。
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その先はフイリヒナスミレの住処だった。花は終わっていた。
GPS便りに林道に抜け出た。林道を渡り、来た道とは違うルートで車を止めた場所に戻る。すると・・・そこには驚くほどのシハイスミレが生えていた。
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終わっていて残念だが、結構な数のシハイスミレがある。
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さらに進むと・・・足の踏み場が無いほどのシハイスミレ。尾根がシハイスミレに支配されている。
予想を上回るシハイスミレの大群落に出会うことが出来た。おそらくはこの山域で最大級の群落であろう。以前にも途中まで歩いたことがあったが、これほどの群落は見かけていないことから、おそらくは急速に数を増やしてきたのではないかと思う。こちらも来年訪れるのが楽しみになってきた。
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ほとんど車が止まっていることが無い林道脇のスペースに車を止めて出発。祠があった。
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アカマツと雑木林が混在するような環境、こんなところに居るはずだ。
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間もなくそれらしき葉を発見。ほとんど結実しているが、散りかけた紫色の花が付いている株もある。
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この葉っぱ、この花の色、シハイスミレで間違い無いだろう。
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近くにはこの山域ではあまり見かけないフモトスミレが咲いていた。
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フモトスミレ
思った通り、こちらの尾根にもシハイスミレが分布していた。そして林道に降り立ち、昨年見た問題のスミレがあった場所に行ってみる。斜面が崩落し、昨年はあれほどたくさん咲いていたアカネスミレがほとんど見当たらない。ゲンジスミレに至っては葉も含めて皆無である。
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少しだけ咲き残っていたシハイスミレ。
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4月下旬には咲いていなかった場所。
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法面が崩落し、昨年はたくさん咲いていたアカネスミレが見られなくなってしまった。
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かろうじて残っていた問題のスミレ。花はもう終わりである。異様に長いこの葉茎を見てカクマスミレではないかと思ったのだが・・・
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確かに少し丸みを帯びていてゲンジスミレに似たような葉もある。
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しかし改めてこのスミレが咲いている環境を見れば・・・こんな上から枯れ木や草がかぶさったような環境で花を咲かせるには、花茎も葉茎も伸ばさざるを得ないだろう。
決着が着いたとは言えないが、おそらくはこのスミレが咲く環境が悪く、花茎と葉茎を伸ばしたアカネスミレと見るのが妥当であろう。引き続き経過を見たいと思う。
さらに山頂方向に登ってみる。
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ニリンソウが咲き始めていた。
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あまり気にかけていなかったが、モミジガサの群落があった。
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マルバコンロンソウ
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ポツポツと咲いているワダソウはまるでイチゲの仲間のようだ。
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バリアンスルートを登ると、奇妙な葉っぱに遭遇。
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葉の裏が黒い。以前にも登ったことがあるはずだが気付かなかったのだろう。ゲンジスミレの葉。来年が楽しみだ。
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下りもバリアンスルート。テープを追いかけて下る。
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防火帯の尾根に出た。このイバラの尾根を強引に下れば登山道に出るはずだが・・・とてもそんな気になれず、尾根を変えて下りる。
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林の中にあったアケボノスミレはもう痛んでいるが、隣にヒゴスミレの葉が並んでいる。
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道無き急下り。しかし、ここに生えている木にはことごとくロット番号のテープが付いていた。
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その先はフイリヒナスミレの住処だった。花は終わっていた。
GPS便りに林道に抜け出た。林道を渡り、来た道とは違うルートで車を止めた場所に戻る。すると・・・そこには驚くほどのシハイスミレが生えていた。
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終わっていて残念だが、結構な数のシハイスミレがある。
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さらに進むと・・・足の踏み場が無いほどのシハイスミレ。尾根がシハイスミレに支配されている。
予想を上回るシハイスミレの大群落に出会うことが出来た。おそらくはこの山域で最大級の群落であろう。以前にも途中まで歩いたことがあったが、これほどの群落は見かけていないことから、おそらくは急速に数を増やしてきたのではないかと思う。こちらも来年訪れるのが楽しみになってきた。