山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

トウゴクサバノオ?いや、これは・・・ 芦川スズランの森  平成29年6月18日

2017年06月21日 | 番外編
 先日トウゴクサバノオが咲いていたという情報をいただき、花は終わっているだろうがサバノオの由来となった種が付いているだろうと期待して訪れてみた。詳細な場所までは聞いていないがおそらくはあのあたりにあるはず。三ツ峠では清掃に参加せずに(泊り組の山行に参加して戻ってきた時には当日組の清掃はもう終わっていた)早目の下山となったので、立ち寄る時間は十分にあった。


    芦川スズランの森。スズランは終わりもう訪れる人も居ない。


    ベニバナイチヤクソウももう終わりである。


    もうすぐ咲きそうなクモキリソウ属の花。しかし何故にこんな場所を好んで咲くのか?


    ウマノアシガタ


    クサタチバナは真っ盛り。

 目的地に到着した。正規の道から外れて林の中に入ってみると、それらしき葉が群落を成している。しかし花はもう盛期を過ぎて見つからない。あたりを探してみると、咲き残った花がちらほらと残っている。最初に見つけた花は大豆の大きさほどしか無く、これがトウゴクサバノオかと思ったが、それにしては葉っぱがツルシロカネソウにそっくりだ。他の場所を探すと今度は大き目の花が咲いていた。これはどう見ても・・・


    それらしき葉の群生地があった。この時は情報を信じてトウゴクサバノオだと思っていたが・・・


    違和感のあるこの葉っぱ。トウゴクサバノオにしては大きいような??


    大豆大の小さな花が咲き残っていた。花の大きさからやっぱりトウゴクサバノオ、と思ったが・・・


    近くには大き目の花が咲いていた。


    これはどうみても・・・・・


    ツルシロカネソウだろう。

 自宅に帰ってからネットで画像を調べながら撮影してきた写真を検討したが、やはりこれはツルシロカネソウだ。探していたトウゴクサバノオでは無かったのは残念ではあるが、山の上では食害と環境の変化で激減しているツルシロカネソウがこの場所では元気に群落を形成してくれているのは嬉しいことである。これでも山梨県絶滅危惧Ⅱ類の花である。来年はいちばん良い時期に再訪してみたい。


    たぶん、普通のマムシグサ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする