山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

Strawberry Moon? そんなものが見えるのか?その1 端足峠  平成29年6月9日

2017年06月10日 | 番外編
 今宵昇って来る月齢14.3の満月は地球から最も遠い位置に月が位置する今年最少の満月である。かつ、夏至に近いこの季節は太陽の位置が高く、月の位置は南側の低い位置から昇って来るために太陽と月の位置が1年のうちで最も遠くなり、厚い空気の層に光が吸収されて赤色だけ残り、ストロベリームーンなる赤色の月が昇って来るらしい。本当なのか?富士山頂に現れる良さそうな位置をカシミール3Dで計算してみると、端足峠の南側、雨ヶ岳に登り始めるあたりの笹薮の中が時間的にもベストポジションになりそうだ。雲行きと天気予報の雲画像、そして本栖湖ライブカメラをチェックしていたが、午後から少しずつ雲が切れて時々富士山が見えるようになってきた。雲画像から見ても良さそうに見えたので、根原を午後5時に出発して端足峠を目指した。しかし、登り始めの頃には黒い雲が空一面を覆い出し、難しそうな感じがする。


    A沢貯水池あたりから見る端足峠。いちばん低いところが目的地だが、どうにも雲行きが怪しい。


    竜ヶ岳は既に雲に覆われてしまっている。


    端足峠に至る樹林帯の中は霧が巻いて真っ暗。


    端足峠到着。小雨が舞っていた。


    月が姿を現すまでまだ1時間弱あるが、これでは見える可能性はほぼ無し。

 端足峠に到着するが完全に霧の中で小雨が舞っていた。天気予報を見ると夜には晴れそうだが夕方から夜半にかけては標高が高いところほど雷雲の発生する可能性が高いとの予報である。これでは月を見ることは不可能だろう。すぐに下山開始する。下から見たほうがまだ可能性は高そうだ。A沢貯水池付近まで急いで下る。


    A沢貯水池付近。富士山は全く見えず。


    この場所だと7時半ごろ富士山の左角あたりから月が出るはずだが・・・?


    竜ヶ岳も相変わらず雲だらけ。

 7時半まで待ったが何も見えないまま撤退となる。残念。

 しかしまだチャンスはある。明日の朝もう一度ストロベリーパール富士のチャンスがあるのだ。そのまま山中湖の湖畔に移動して車中泊し、明朝に備える。未明2時には出発しないと間に合わないので、あまり寝ている時間は無い。


    山中湖長池から。雲が少し晴れて富士山が少しずつ姿を現してきた。


    ストロベリームーン、のわけが無い。時間は既に午後10時。

その2に続きます。


    ストロベリームーンになったかな???
コメント (2)
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