山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

二十曲峠のキャッツアイ  平成30年1月13日

2018年01月14日 | ダイヤモンド富士
 二十曲峠といっても写真家が集う場所では無く、そこから少し石割山のほうに登った中腹から狙ったものである。日中少し雲が湧いたもののおおむね良好な天候だったので眠いのを我慢して二十曲峠まで運転し、1時間ほど仮眠してから現地に向かう。二十曲峠には若干のカメラマンが集っていたがこの場所でのダイヤモンド富士は既に終わっていて、太陽は白山岳を外れて右に沈んで行くはずだ。今回訪れる場所はおそらく良い視野が撮れる場所が無いはずで、林の隙間から狙うことになるだろう。


    二十曲峠から見る富士山と太陽


    現地到着。もう少し左に寄りたいが富士山の見える場所はここが限界。


    300㎜試し撮り。


    こちらは200㎜。


    とりあえずはダイヤモンド富士


    夕陽が富士山山頂に差しかかる。


    さて、どうか?


    一応はキャッツアイだが予想通り左眼が大きい。


    同上


    立ち位置がここしか無く、これは止む無し。


    こちらが200㎜。


    とりあえずはキャッツアイ撮影成功ということで。


    少しだけ影富士。

 失敗というよりも今回は想定していた通りの結果と言って良いだろう。場所が無いだろうと思っていたので、これくらい撮れただけでも良かったのではないかと思う。

 今回の撮影は来たるべき石割山でのキャッツアイ撮影のための布石である。この距離での太陽軌道を確かめておきたかった。あとは天候にさえ恵まれれば・・・昨年は撮れなかったキャッツアイが撮れるのではないかと思う。
    
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木星・火星と月の並ぶ未明 精進山  平成30年1月13日

2018年01月14日 | 星空
 平成30年1月7日未明に火星と木星が最接近し、横並びした絶好の撮影チャンスだったのだが、朝霧高原から富士山山頂に姿を現すのが未明3時と早く、起きられずに見逃してしまった。その後徐々に2つの惑星は位置を変えて現在木星の左下に火星が輝いている。そして1月11日頃から今度はその接近した木星と火星に細い月が加わって未明の空を賑わせている。さらにはこの日1月13日は東の低空で土星と水星が接近して横並びになっているはずだ。精進湖からでも見えるはずだが高度を上げて上から見下ろしたほうが有利である。ステラナビゲーターから見る画像では一番の見ごろは早朝6時ごろと推定されるので、5時半に精進山到着を目指して精進湖を4時半に出発して登る。


    未明5時45分ごろの精進山から見る月と星空。さそり座の腕のあたりに月が輝いている。


    右上のいちばん明るい星が木星、その左下が火星。肉眼では確認できなかったが富士山の左裾、オレンジ色の朝焼けの中に土星と水星が二つ並んでいる。


    新調した11‐16㎜ f2.8 の広角レンズ。撮影した5時55分ごろにはもう空が明るみ始めていて土星と水星は写らなくなっていた。


    薄明が始まり星の輝きが消えて行く。低空の土星と水星はほんの10分ほどしか写っていなかった。


    薄明の空に輝く月


    同上


    もうすぐ日の出を迎える。


    富士山の裾野からの日の出


    同上


    もう1台のカメラ

 狙っていたのは木星、火星、月、土星、水星と4惑星に月が加わった豪華ショットだったのだが、想定していたよりも土星と水星の位置が低くて輝きが少なかった。一応撮れるには撮れたので良しということにしよう。

 時間はまだ7時半だ。折角なのでしばらく登っていない三方分山を越えて下山することにしよう。


    隣の展望台から見下ろす精進湖と富士山。眺望は良いがこちらは切り立っているうえに足場が狭くて怖い。


    久しぶりの三方分山山頂。


    逆光で富士山はいまいち。霞も出てきた。


    しかし木で太陽の光を減光してやれば撮れないことも無い。


    凍り付いた精進湖。

 精進湖沿いの道路をテクテクと歩いて写ば写ばに到着。ザックを担いだままお邪魔させていただき、ここでちょっと早目の昼食をいただく。

 愛用していたCanon10-22mm超広角レンズはしばし故障しており既に4回修理に出している。使用頻度が高いうえに山に持って行ってしばしぶつけているのでそろそろ限界である。同じクラスの星撮り用の明るいレンズを探していたところ、Kenkoから11‐16㎜ f2.8 というレンズが出ていることを知り、月末の月食撮影に間に合うように購入した。これで広角レンズと望遠レンズの両方を取り揃えたことになる。77㎜径のレンズ前面にNDフィルターを装着したところ星にピントが合わず不良品ではないかと思ったのだがフィルターを外すことできっちりとピントが合った。フィルターの相性もあるようだ。画像周辺の星の歪みが少なく、良いレンズなのではないかと思っている。これからの広角星撮り用の新しい武器が加わった。
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