山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐駒ケ岳に沈む月 笛吹市御坂町  平成30年1月31日

2018年01月31日 | 番外編
 折角の綺麗な月が輝いた夜なのに、この月を撮らずにはいられない。日の出から50分も前に甲斐駒ケ岳山頂に沈んで行く月なので甲斐駒ケ岳に露出を合わせると月の紋様は消えてしまう。しかし、今回狙うのは月の紋様を映しながらその中に浮かび上がるシルエット甲斐駒ケ岳である。正確な座標が必要なため、既に3回ほど良さそうな場所が無いかどうか下見に出かけている。早朝4時に起床して、いざ、出発!


    Borg71FL+Teleconverter 570㎜相当のレンズで捉えた月。


    甲斐駒ケ岳のシルエットに月が迫る。


    もう1台のカメラ。100㎜望遠くらい。


    月が甲斐駒ケ岳山頂にかかり始める。


    同上


    月に浮かぶシルエット甲斐駒ケ岳


    同上。予定ではもう少し右寄りだったのだが、電線が邪魔で良いポジションが確保できなかった。


    富士山も良いが形の良い甲斐駒ケ岳も十分に絵になる。


    甲斐駒ケ岳に露出を合わせると月だか太陽だかわからなくなってしまう。


    静かに月は消えて行く。


    同上


    早朝から良い景色を見させていただいた。

 水平線近くに沈んで行く月は夕陽と同じようにオレンジ色に輝く。空気の層が厚くなるために起こる現象であるが、同時に空気の乱れが入るために月の輪郭や紋様がゆらめいて見えてしまう。条件の良い日もあるのだろうが、これはこれで良しとしよう。御坂あたりだと甲斐駒ケ岳の山頂部分しかシルエットにならないが、さらに距離を離してみて甲斐駒ケ岳全体がシルエットになるような月が撮れないものだろうか?いつか、どこかで撮れる日が来るかも知れない。
コメント (4)
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