櫛形山の保護柵の効果は設置されて3年目あたりから絶大な効果が現われ始めた。今回訪れる大蔵高丸からハマイバ丸の界隈も今年で3年になるはずである。昨年の秋に訪れた際にタムラソウやセイタカトウヒレン、さらにはヒメヒゴタイの大株など、見事に植生が蘇ってきたのを見てきた。この季節の花も復活を遂げているであろうが、今回は保護柵の中だけでなく、囲われていない場所の植生がどうなっているかを見たくて出かけてみた。

湯ノ沢峠の先にある保護柵の扉。これを開けて中に入る。

保護柵の中なのに食害の痕跡がある。そして何故にこんな場所に鹿道が?

保護ロープを越えて鹿道をたどってみると・・・やっぱり。ネットが破れている。

本日は補修作業は想定していなかったので何も道具が無く、とりあえずは繕って補修しておく。次回訪問する際は紐を持って来よう。

保護柵で囲われた湯ノ沢峠お花畑。よくぞこれだけの広大な範囲を囲ったものである。まだ十分に回復しているとは言えないが、アザミ類の葉が目だって増えている。

一方、保護柵の外は荒れたススキ野原になっている。

シダの茂る斜面。こうなってしまうともはや末期的と言えるだろう。

ハマイバ丸。
ハマイバ丸で昼食をとり、その界隈にあるまだ囲われていない草地の中を上へ下へとさまよってみる。数年前にもこの界隈を探り歩いたことがあるが、目ぼしいものは何も見つかっていない。

広大な草地が広がるハマイバ丸の界隈。同時に沢へ下りられそうなルートも探ってみたが、下りるよりも登って来たほうが良さそうだ。

花はほとんど終わっているがクリンソウの群落を発見。

水の流れるこの界隈はクリンソウのパラダイス。しかし鹿の水飲み場にもなっているようで、足跡と糞が多量にある。

だいぶ下って今度は登る。ワラビだらけの斜面。

これは鹿が寝た痕跡だろう。シカたね~?
保護柵の外を2時間ほど散策して保護柵の入り口に戻る。嬉しい収穫といえばクリンソウ群落だが、他にも数年ぶりに確認できた嬉しい花があった。

保護柵の入り口。外と中の植生の違いは明らかである。

ヤマオダマキ

ノアザミ。この花は初夏に咲き、良く似たノハラアザミは夏から秋に咲く。

ノアザミは総苞片が粘っているのに対してノハラアザミは粘らない。

大株のシモツケ

特筆すべきはこのセイタカトウヒレン。

これでもかというくらいに大増殖している。タムラソウはいずこへ?これから出てくるのだろう。
期待していた通りの保護柵の効果が現われてきた大蔵高丸からハマイバ丸の界隈であった。鉄製の保護柵で囲ったハマイバ丸側のほうは申し分無いが、ナイロンのネットで囲った湯ノ沢峠側はどうやら鹿が角でネットを破っているらしく、見回りが必要なのではないかと思われる。あれだけ広大な範囲を囲っていると見回りと修復作業におそらくは人手が足りていないであろう。少しでも協力できればと思う。

湯ノ沢峠の先にある保護柵の扉。これを開けて中に入る。

保護柵の中なのに食害の痕跡がある。そして何故にこんな場所に鹿道が?

保護ロープを越えて鹿道をたどってみると・・・やっぱり。ネットが破れている。

本日は補修作業は想定していなかったので何も道具が無く、とりあえずは繕って補修しておく。次回訪問する際は紐を持って来よう。

保護柵で囲われた湯ノ沢峠お花畑。よくぞこれだけの広大な範囲を囲ったものである。まだ十分に回復しているとは言えないが、アザミ類の葉が目だって増えている。

一方、保護柵の外は荒れたススキ野原になっている。

シダの茂る斜面。こうなってしまうともはや末期的と言えるだろう。

ハマイバ丸。
ハマイバ丸で昼食をとり、その界隈にあるまだ囲われていない草地の中を上へ下へとさまよってみる。数年前にもこの界隈を探り歩いたことがあるが、目ぼしいものは何も見つかっていない。

広大な草地が広がるハマイバ丸の界隈。同時に沢へ下りられそうなルートも探ってみたが、下りるよりも登って来たほうが良さそうだ。

花はほとんど終わっているがクリンソウの群落を発見。

水の流れるこの界隈はクリンソウのパラダイス。しかし鹿の水飲み場にもなっているようで、足跡と糞が多量にある。

だいぶ下って今度は登る。ワラビだらけの斜面。

これは鹿が寝た痕跡だろう。シカたね~?
保護柵の外を2時間ほど散策して保護柵の入り口に戻る。嬉しい収穫といえばクリンソウ群落だが、他にも数年ぶりに確認できた嬉しい花があった。

保護柵の入り口。外と中の植生の違いは明らかである。

ヤマオダマキ

ノアザミ。この花は初夏に咲き、良く似たノハラアザミは夏から秋に咲く。

ノアザミは総苞片が粘っているのに対してノハラアザミは粘らない。

大株のシモツケ

特筆すべきはこのセイタカトウヒレン。

これでもかというくらいに大増殖している。タムラソウはいずこへ?これから出てくるのだろう。
期待していた通りの保護柵の効果が現われてきた大蔵高丸からハマイバ丸の界隈であった。鉄製の保護柵で囲ったハマイバ丸側のほうは申し分無いが、ナイロンのネットで囲った湯ノ沢峠側はどうやら鹿が角でネットを破っているらしく、見回りが必要なのではないかと思われる。あれだけ広大な範囲を囲っていると見回りと修復作業におそらくは人手が足りていないであろう。少しでも協力できればと思う。