山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

八ヶ岳展望地を探索 大泉谷戸城跡  平成30年2月17日

2019年02月21日 | 番外編
 八ヶ岳をほぼ真北に見ることが出来る展望地として以前から狙っていたのが北杜市大泉にある谷戸城公園である。駐車場があり北杜市考古博物館が併設されている。さらに高台になっているので星空撮影の際に建物や車のライトの光害からもある程度逃れることが出来る。果たして実際の眺望はどうなのか?吐竜の滝まで来たので立ち寄ってみることにした。


    谷戸城公園駐車場から見る八ヶ岳。ここからだと主峰の赤岳が見える。


    右の林が谷戸城跡。左は茅ヶ岳。


    谷戸城跡の入り口


    ここは桜の名所でもある。


    振り返って見る八ヶ岳。左下の建物が北杜市考古博物館。


    外堀の跡と休憩東屋。


    このあたりが主郭の部分と思われる。北杜市には山城の跡が多数あるらしいが、この谷戸城もそのうちのひとつ。


    八ヶ岳を望む。桜の木が邪魔にはなるのだがアクセントにちょうど良い。


    桜の季節には桜の花と星空も良いかも知れない。


    もう1ヶ所展望地があった。道路を走る車の光害が邪魔かも知れない。

 中山展望台に加えてこちらもなかなかの撮影適地である。さらに長坂インターチェンジの北側にある田園の周辺もなかなか良さそうである。あとは空が晴れてくれて時間的な余裕が出来ること、さらに最も重要なのは夜中に撮影に出かけるだけの気力が出るかということだろう。
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360度の展望 北杜市の中山展望台  平成31年2月17日

2019年02月21日 | 山梨無名山
 八ヶ岳を真北に見る良い展望地が無いかどうか探していたところ、山仲間のブログで北杜市の白州道の駅近傍に中山という眺望の良い山がありそこに展望台が立っていることを知った。カシミール3Dで位置を確認してみると八ヶ岳をほぼ北に見ることが出来ることがわかり、今後の星空撮影のための下見を兼ねて登ってみることにした。国土地理院の地図にはルートが載っていないが整備された登山道が何本かあるようで、最も簡単に展望台まで行けそうな中山峠から登ることにする。


    中山峠。道路脇スペースに数台駐車できる。


    中山峠の登山口。


    いきなりロープの付いた急登になるがここを登ってしまうと傾斜は緩くなる。途中に倒木があるが登山道は良く整備されている。


    40分ほどで中山展望台に到着。展望台周辺は伐採されていて眺望が良い。


    展望台には休憩所も付けられている。ここで休みながら星空の撮影が可能となる。


    伐採地から見る八ヶ岳。


    GPSのコンパスで見るとほぼ真北に八ヶ岳が聳え立つ。

 展望台の上のほうがもちろん眺望は良いのだが、星空撮影の際には風や歩く際の床の微妙な振動が星のブレに繋がってしまう。数時間に及ぶインターバル撮影を行う際にはこのブレが問題で、後に比較明合成した際に星の軌跡がギザギザになってしまう可能性があるため出来るならば地表からの撮影が好ましい。この中山伐採地ならば展望台に登らずとも八ヶ岳の空を廻る星空は問題無く撮影可能である。


    展望台の上から見る八ヶ岳。屋根が空の撮影の邪魔になるのではないかと思ったのだがうまく設計されている。


    南アルプス


    甲斐駒ケ岳


    金峰山と奥秩父の山々


    富士山。360度の大展望が得られる中山展望台。

 GPSの地図で見ると中山の山頂はここでは無くその隣に見える樹林の中にある。その場所はかつて中山砦という山城があった場所らしい。立ち寄ってみることにする。


    別ルートの分岐あり。


    中山砦跡。武川州という地域武士団によって守られていたらしい。


    解説の看板。


    その傍らに三角点がある。


    中山展望台と甲斐駒ケ岳。この景色を見て下山。

 これほど素晴らしい展望を有し、さらには登山道も良く整備されているのにほとんど無名というのももったいない。手軽に展望を楽しみたい方にはおすすめの山である。ただ、山に登るというにはちょっとお手軽過ぎて物足りないかも知れない。
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氷瀑を期待したが・・・凍っていなかった吐竜の滝  平成31年2月17日

2019年02月21日 | 番外編
 もうすぐ迎える満月。この月あかりを使って蒼い氷瀑を撮ってやろうと考えて八ヶ岳の川俣川東沢にある吐竜の滝を訪れてみた。しかし、今年は雪が少ないうえに暖冬で道路には雪が無く凍結しているところも無い。標高1,100mほどの高地にある滝だが凍っているのだろうか?


    吐竜の滝入り口。工事のため通行止めの看板もあったがこの日は普通に通れた。


    線路の鉄橋下をくぐる。全く雪無し、寒くも無し、川が凍っている様子も無し。


    吐竜の滝到着。やっぱり凍っていない。空の見える空間が北側になることをコンパスで確認。廻る北天の空は撮影可能かも知れない。


    NDフィルター装着してスローシャッターで撮影。


    凍っていれば月明かりで青っぽく撮れるのではないかと思ったが・・・


    残念ながら氷瀑にはなっていなかった。

 今年はもう凍ることは無いだろう。いつかこの滝が凍っているところを月明かりで撮影してみたい。
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