山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雲に隠れたダイヤモンド富士 竜ヶ岳再訪  令和2年1月4日

2020年01月08日 | ダイヤモンド富士
 この日も未明から空が晴れ渡った。2日に竜ヶ岳から剣ヶ峰で割れるダイヤを狙ったが笹薮の中のポジションが悪く、太陽はわずかに右にずれてしまった。その際に、残りの正月休み3日から5日までの撮影ポジションを確認してきた。都合良く、この3日間は登山道沿いからのポジションで富士山が見え、笹薮漕ぎをしなくても撮影可能であることが分かった。天気予報と雲画像から最も晴れそうな4日を狙って再び竜ヶ岳に登る。


    竜ヶ岳東屋付近から見る富士山。2日の時よりもさらに空気が澄んでスッキリとした富士山が見える。これはイタダキ、とこの時は思った。


    急登を登り切ったあたりから見る富士山。山頂はスッキリと見えているが裾野に湧いてきた雲がちょっと気になる。


    竜ヶ岳山頂。2日に比べると登山者は少ない。中腹に雲が湧いてきた。ちょっと不安がよぎる。


    影富士


    本日の撮影ポイントに到着。雲が増えてきたが大丈夫か?

 2台のカメラをセットしたところでダイヤの時間まであと10分ほどである。そしてどんどん雲が増えて遂に富士山が・・・!


    まずいことに富士山の裏側にも薄雲が出てしまっている。


    さらに雲が増えて肝心の時間には・・・見えない。


    ちょっとした雲の切れ間に光が現れた。


    ほんの少しだけ


    ダイヤが見える


    しかし、光芒は出ず


    太陽の形が見えてしまっている。


    残念。割れるダイヤモンド富士ならず。


    そしてまた太陽は雲の中。

 登って来る時は本日は絶好のダイヤモンド富士日和と思ったが、直前に雲が湧いて撮影成らなかった。これは良くあるパターンで、日が昇り始めて空気が暖かくなると富士山の斜面で冷やされて雲が発生するため、しばしこのような残念な体験をしている。明日もあるが、たぶん早起きする元気は無いだろう。


    太陽が遠ざかった頃にはまた富士山が現れた。気まぐれな富士山は撮影が大変。だから面白く、うまく撮れた時の感動も大きい。

 竜ヶ岳の剣ヶ峰で割れるダイヤはおそらく今シーズンはこれで最後になるだろう。冬至の頃から狙っていたが満足な結果は得られず。また来年、あるいは別の場所から挑戦である。
コメント
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