山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

湯村山界隈のシダ散策  令和2年1月3日

2020年01月07日 | シダの仲間
 この日も朝から晴れたが前日の竜ヶ岳ダイヤモンド富士で既に力尽き、早起きは出来ずに起きたのはもう10時に近かった。もはやあまり遠出出来る時間ではなく、以前から気になっていた湯村山界隈のシダ探索に出かける。花の宝庫である湯村山は春先に必ず出かける場所のひとつではあるが、既に落葉したこの季節に訪問することはほとんど無い。冬の湯村山はどうなっているのだろうか?


    湯村山山頂に至る遊歩道。落葉して殺風景な感じがするが、散歩している人やトレランの人など結構入山者に出会う。


    古墳の跡


    遊歩道を外れて山道を歩く。昨年の台風の爪跡か、倒木が何本かあった。


    湯村山山頂から見る富士山。スッキリと晴れて綺麗な富士山が姿を見せてくれた。


    こちらの保護柵もだいぶ打撃を受けていた。ポールが根元の部分で折れてしまっているので一部を解除しておく。


    もう1ヶ所は壊滅的である。また春になったらやり直しである。今年も忙しい春になりそうだ。

 湯村山山頂で途中でお会いしたご夫婦の方と山と花談義してしばし休憩し、白山を目指して稜線の遊歩道を進む。


    新しくなった階段


    途中のピーク、法泉寺山


    葉が落ちたこの季節は富士山が見える。


    芽吹いているシュンラン

 法泉寺山から白山に至るコルのあたりまで下りたところでシダの写真を撮ろうとしたところ、三脚をどこかに置き忘れてきたことに気付く。途中でシュンランを撮影した時に置き忘れてきたのであろうが、数ヶ所で撮ったのでどこに置き忘れてきたか?法泉寺山に登り返すが山頂には無し、さらにだいぶ戻った遊歩道脇に置き忘れてあった。往復で30分以上もかかってしまい、白山まで行く元気は消失してしまう。途中から中腹を横切る登山道に入り、シダを観察しながら戻ることにした。しかしその選択が良かったようで、昨年末に要害山周辺で探したが少ししか見つからなかったハシゴシダがこちらにはたくさん生育していた。


    普通に見られるベニシダだが、その右にちょっと変わったシダが生えていた。


    ヒメワラビの仲間、というのはすぐに分かるようになったが、では何ヒメワラビ?


    茎に毛が多く、おそらくイワヒメワラビと思われる。ソーラスは確認できず。


    ゴッソリと群生していたハシゴシダ。


    ソーラスは小羽片のやや辺縁に配列。羽片根元の部分の上向き小羽片が大きい特徴がある。


    意外と大きくなる(50㎝くらい)ことも分かった。


    ちょっと似ているが別のシダ。ソーラスは確認できなかったがシケシダと思われる。


    まだきっちりと判別できないイタチシダの仲間。やや大型で山の斜面に生えておりおそらくオオイタチシダと思われる。


    黒っぽい鱗片、鱗片の根元は袋状に見えなくもないが?良く分からない。

 まだまだ勉強不足のシダ類であるが、だいたいこのあたりの分類に入りそうだというレベルまでは到達して来たと思う。そして珍しいシダと普通に見られるシダもだいぶ分かってきたが、交雑のシダを見分けるレベルにはまだ程遠い。
    
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白山岳で割れるダイヤ キャッツアイを狙うが・・・? 忍野村農道  令和2年1月2日

2020年01月07日 | ダイヤモンド富士
 未明3時半起きで竜ヶ岳ダイヤモンド富士を見て下山してきたのは昼の12時になった。苦手の早起きはやはり眠い。紅富士の湯につかって眠気を少し覚ましてから今度は夕暮れのダイヤモンド富士狙いで忍野村の農道に向かう。お昼ごろには雲に覆われていた富士山だったが午後2時を過ぎた頃から姿を現し、午後3時には中腹に雲が巻いているものの山頂は綺麗に姿を現した。これならばキャッツアイは十分に狙える。再びのぞむ先生と合流して撮影の準備をするが、ここでトラブルが発生する。いつも使っているボーグ200㎜レンズの中に大きなゴミが入ってしまい、分解して除去後組み立て直すが今度は画像左上に原因不明の黒い帯が写ってしまいいくらレンズを拭いても除去できない。後に分かったことだが、前方のレンズが反対向きに取り付けられていて光の屈曲が変わってしまったために起こった現象だった。この時は原因が分からず、300㎜望遠レンズにフルサイズカメラを取り付けて対処した。時間にはかなり余裕があったはずだったがこのトラブルでカメラ3台のセッティングが終わったのはもう太陽が富士山中央に差しかかった頃だった。


    富士山山頂で輝く太陽。キャノンEF-Mレンズ 200㎜ズーム。思ったよりも良く撮れる。


    こちらは標準レンズ。インターバルタイマーで5秒間隔にセッティングしてあとはお任せ撮影。


    白山岳に太陽が沈んで行く。時刻は午後3時半ごろなのでまだ明るい。


    この程度の焦点距離では割れているかどうかは分からない。


    夕陽が沈んだ後。


    200㎜望遠。


    白山岳に太陽が差しかかる。割れているのか?


    トリーミング画像。右に小さく光が出ているようにも見えるが、完全に立ち位置の失敗である。


    残念。


    こちらが急いで調整した300㎜望遠。


    200㎜望遠の1.5mほど右側から撮影。小さく割れているように見える。


    トリーミング画像。とりあえずはなんとか。


    そのまま右の光は小さくなり・・・


    消えてしまった。

 撮影条件は良かったのだが今回は完全に立ち位置の計算ミスである。この界隈のキャッツアイは何度も撮影に成功しているので自信を持って位置を計算してきたつもりだったが、二十曲峠で綺麗に撮れた軌道を使って計算したところ距離が違うために太陽軌道が右にずれてしまった。こんなこともあるが、それにしても折角の好条件を逃したのは痛かった。まだまだ撮影機会はあるので、次は二十曲峠から石割山界隈できっちりと撮り直したいと思う。

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剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士 竜ヶ岳  令和2年1月2日

2020年01月07日 | ダイヤモンド富士
 元日の竜ヶ岳は混雑が激しく山頂に到着するのも一苦労であるが1月2日になるとだいぶ空いてくる。天気は良好、空もスッキリと晴れて星が輝いている。早朝3時半起きで自宅を出発し、本栖湖キャンプ場から5時10分出発で竜ヶ岳を目指す。年始の恒例となっている竜ヶ岳のダイヤモンド富士であるが、もちろん狙うのは剣ヶ峰から昇る多分割ダイヤモンド富士である。問題は毎度撮影の邪魔をする雪煙と、山頂を越えた端足峠側で撮影ポジションが確保できるかどうかということである。先に出発しているのぞむ先生を追いかけて、せっせと山頂を目指して登る。


    50分ほど登って休憩ベンチから見る富士山。スッキリとした空にさそり座の手と頭の部分が昇ってきている。


    さらに30分ほど登って東屋の展望台から見る富士山。左手の木が切られてしまい、構図的にはいまいちになってしまった。


    急斜面を登ったあたりから見る朝霧高原と富士山。風が無く穏やか、あまり寒く無い。


    ちょうど2時間くらいで山頂に到着。登山客は元日に比べると少ないとはいえ、結構賑わっている。


    南アルプスに映る影富士

 ダイヤモンド富士の時間は7時44分ごろである。あと30分ほどあるので時間は十分と思ったのだが、GPSに登録してある撮影予定地に行ってみるとその場所は笹が高く茂っており富士山が全く見えない場所だった。待っていてくれたのぞむ先生と合流し、背丈ほどある笹を数十メートルかき分けて富士山の展望のある場所まで漕ぎ着く。もう少し左に寄りたかったがさらに笹が深く時間的にも困難となり、2台のカメラをセットする。2台目をセットし終わった直後にダイヤモンド富士の時間を迎えてしまい、急いで手押しでシャッターを切り始める。


    本日の撮影ポジションは笹薮の中。


    剣ヶ峰が輝き出している。雪煙が少なく空気も澄んでおり、久しぶりのダイヤモンド富士日和・・・だったが。


    想定外の剣ヶ峰右側から光が現れた。この時点でポジションが右に寄り過ぎているのが分かったがもはや修正は困難。


    しかし左側からもきっちりと光が現れた。


    3分割くらいか?


    狙い通りではないが、天候に恵まれてきっちりと割れてくれた剣ヶ峰ダイヤモンド富士


    まずまずの出来栄え、ということにしておこう。

 もう1台の超望遠レンズで捉えたダイヤは手押しなので少しばかりブレてしまっていたが、シャッタースピードが速かったのであまり目立たない。








    剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士

 私的には今回の割れるダイヤモンド富士は位置的に失敗だったが、それでも想定していた以上に綺麗に割れて輝きを放ってくれた。あと5mほど左のポジションならば、剣ヶ峰左側のデコボコの突起でもう少し多分割したのだろうと思うが、もう数メートル右に寄ってしまったらおそらく左側の光芒がかなり小さなダイヤになってしまっただろう。山の上は地表の凹凸でも太陽軌道が変わってしまい、GPS座標通りの位置で撮ってもうまく行くとは限らない。これくらい割れてくれれば上出来だろう。あと数日チャンスはあるが・・・登ることよりも早朝起きる元気があるかどうか??

 帰りは凍り付いた本栖湖湖畔に下りる裏側の道を笹や木につかまりながら慎重に下山する。転倒しかけたのは雪の斜面では無くて雪が無くなった木の根っこを踏んで滑った。この界隈に珍しいシダがあると聞いていたので、周回歩道を廻って探してみた。


    だいぶ下りたところで周回歩道が分かれている。


    上のほうに凍り付いた小滝があるが・・・あそこまで行く元気無し。


    こんな苔生した岩や木に着生しているのではないかと思ったが・・・


    残念ながら空振り。そう簡単には見つからない。


    ノキシノブの仲間だが葉の先端が円い。これは幼弱なノキシノブなのか、それともヒメノキシノブなのか?ノキシノブは普通先端が尖っている。


    裏側の胞子嚢を確認。この大きさで成熟しているということだろう。これはヒメノキシノブだろう。珍しいものなのかと思ったがそうでは無さそうである。


    冬に青々としているのでこれはきっと珍しいほうの着生シダかと思ったが・・・


    葉に毛が少なく、アオネカズラでは無くてオシャグジデンダだった。

 周回歩道はあまり歩く人が居ないようで、崩落して道が不明瞭な場所や何本か倒木もあった。例のごとく右に左にとうろつきながら歩き、駐車場に到着したのは昼の12時になった。たくさん駐車していた車もだいぶ少なくなっていた。富士山は雲に巻かれて見えなくなっていたが夕方晴れることを期待して山中湖方面に移動する。

コメント (2)
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