右左口トンネルから山裾を這うように付けられている道を関原の集落まで歩き、そこから関原峠に登って尾根筋を歩いて中道往還を下山して右左口トンネルに戻る、という周回ルートを歩こうと目論んだ。普通に歩けば5~6時間のコースと思われるが例のごとくシダを見ながら歩くので7~8時間はかかるだろうと予測し、朝8時に右左口トンネル脇にある駐車場をスタートする。
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本日まず歩くのは山裾を這うように切り開かれたこの道。関原の集落まで行く予定だったが・・・
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岩壁に着いていたヤブソテツの仲間。
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羽片基部側の上部分が突出しており、ヤマヤブソテツになるのではないかと思う。
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ハコネシダは普通に見られる。
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オオバイノモトソウ。細い葉と幅広い葉があり、細いほうが胞子葉で幅広のほうが栄養葉。
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細い葉の辺縁にソーラスが付着している。
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通過してきた道は中道往還迦葉坂の一部だったようだ。
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道が分かれていた。右に進んで集落内を歩いたほうが楽だが、ここはシダを探して山道に入る。
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シケシダ
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裏側の小羽片に付着した線形ソーラス。
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道は荒れておりあちらこちらに倒木あり。
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斜面にはエビネが数株生えていた。
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花が咲いていれば・・・ちょっと良い景色になりそうだ。
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民家の脇の田んぼの畔に抜け出た。まともな道に出て眺める景色。
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まともな道はこの先で二手に分かれて終わっていた。
GPSで位置を確認する。ここから尾根に登る道があるはずである。入り口が明瞭な右側の沢沿いルートに入るが・・・10分ほど歩いたところで道が消失、その先にある沢沿いはどう見てもルートには見えない。戻って尾根の反対側にある沢に入ってみるが、そちらはもっと荒れている。確か関原峠から下りる道はしっかりした明瞭な道があったはずだ。台風で崩落したのか?と思いつつもう一度最初に入った沢沿いを強引に登って行くがやはりルートは見つからない。ならばと尾根に取り付いてみると何となく道らしきものがあったのでそれを使って稜線まで登り上げてみる。しかしこの道、どうみても関原峠のルートでは無い。
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沢沿いを登るが・・・どう見てもルートでは無い。
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尾根に取り付く。何となく道?GPSでは右下の沢沿いにルートがあるようになっているが、上から見る限りではルートは見えない。
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なんとなく平坦地。
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振り返って見る景色
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尾根が見えてきた。あと少し。
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尾根に抜け出た。今度は少しはまともな道、境界見出し標が点々と付いていた。
尾根まで抜け出て左(右左口トンネル側)に進む。この時点では予定していた関原峠の西側(右左トンネルから遠い側)に抜け出ただろうと思っていたのでこのまま進めば関原峠に出るはず・・・と思って赤テープを追いかけて尾根を下って行くと、想定外にどんどん下って行きやがてテープが無くなり・・・すぐ向こう側に精進湖線の道路が見えるようになってきた。関原峠はいずこに?ここまで来て登り口を間違えて関原峠よりも東側の尾根を登ってしまったことに気付く。下りてきた尾根もルートの無い別尾根である。
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境界見出し標
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赤テープを追いかけて下るが・・・GPSのルートからは外れている。やがて谷間に入り衛星をキャッチできずGPSは頼れなくなってしまった。
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岩。このあたりで赤テープ消失。その先は急峻な崖になっていた。
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すぐそこに精進湖線が見えてきた。関原峠に出ない・・・ここで完全に道が間違っていることに気付く。
急峻な斜面ではあるが木が生えているのでなんとか下りられそうである。木の幹や根っこにつかまりながら慎重に下りるが、途中スリップして2~3m滑り落ちた。止まったから良かったが止まらなかったら・・・30m以上滑落していただろう。危うかった。
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下りてきた尾根(右側)とルンゼ。スリルあった。
尾根に登り着くまでは出発してから5時間もかかったが、下りてくるのは1時間ほどだった。駐車場には午後2時に到着した。
では本来登るはずだった関原からのルートはどこにあるのだろうか?車のGPSを使って関原の集落まで移動してみると、集落内には関原峠を示す案内板が随所に取り付けられておりコース案内の大きな地図もあった。それを頼りに、途中の公園に車を止めさせていただき関原峠登山道の入り口まで歩いてみた。
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ありました。関原峠入り口のゲート。間違って登った場所よりもまだだいぶ先だった。
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見たかったのがこのハナワラビの仲間。
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これだけたくさん胞子穂を出していると圧巻である。
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少し色付いているこの葉は?
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辺縁に明瞭な鋸歯がある。これはアカハナワラビ。(➡いや、たぶんこれはオオハナワラビ)
探していたのはフユノハナワラビだったがこちらに生えていたのはアカハナワラビ(➡たぶんオオハナワラビ)だった。近くにある大畠山に生育していたのもアカハナワラビ(➡たぶんこれもオオハナワラビ)だったので、このあたりは主にアカハナワラビ(➡たぶんオオハナワラビ)の生育地なのではないかと思う。また別の場所を探してみようと思うのだが、この関原から関原峠、たいら山を周回するコースも魅力的なルートに見える。
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本日まず歩くのは山裾を這うように切り開かれたこの道。関原の集落まで行く予定だったが・・・
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岩壁に着いていたヤブソテツの仲間。
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羽片基部側の上部分が突出しており、ヤマヤブソテツになるのではないかと思う。
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ハコネシダは普通に見られる。
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オオバイノモトソウ。細い葉と幅広い葉があり、細いほうが胞子葉で幅広のほうが栄養葉。
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細い葉の辺縁にソーラスが付着している。
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通過してきた道は中道往還迦葉坂の一部だったようだ。
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道が分かれていた。右に進んで集落内を歩いたほうが楽だが、ここはシダを探して山道に入る。
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シケシダ
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裏側の小羽片に付着した線形ソーラス。
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道は荒れておりあちらこちらに倒木あり。
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斜面にはエビネが数株生えていた。
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花が咲いていれば・・・ちょっと良い景色になりそうだ。
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民家の脇の田んぼの畔に抜け出た。まともな道に出て眺める景色。
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まともな道はこの先で二手に分かれて終わっていた。
GPSで位置を確認する。ここから尾根に登る道があるはずである。入り口が明瞭な右側の沢沿いルートに入るが・・・10分ほど歩いたところで道が消失、その先にある沢沿いはどう見てもルートには見えない。戻って尾根の反対側にある沢に入ってみるが、そちらはもっと荒れている。確か関原峠から下りる道はしっかりした明瞭な道があったはずだ。台風で崩落したのか?と思いつつもう一度最初に入った沢沿いを強引に登って行くがやはりルートは見つからない。ならばと尾根に取り付いてみると何となく道らしきものがあったのでそれを使って稜線まで登り上げてみる。しかしこの道、どうみても関原峠のルートでは無い。
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沢沿いを登るが・・・どう見てもルートでは無い。
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尾根に取り付く。何となく道?GPSでは右下の沢沿いにルートがあるようになっているが、上から見る限りではルートは見えない。
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なんとなく平坦地。
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振り返って見る景色
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尾根に抜け出た。今度は少しはまともな道、境界見出し標が点々と付いていた。
尾根まで抜け出て左(右左口トンネル側)に進む。この時点では予定していた関原峠の西側(右左トンネルから遠い側)に抜け出ただろうと思っていたのでこのまま進めば関原峠に出るはず・・・と思って赤テープを追いかけて尾根を下って行くと、想定外にどんどん下って行きやがてテープが無くなり・・・すぐ向こう側に精進湖線の道路が見えるようになってきた。関原峠はいずこに?ここまで来て登り口を間違えて関原峠よりも東側の尾根を登ってしまったことに気付く。下りてきた尾根もルートの無い別尾根である。
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境界見出し標
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すぐそこに精進湖線が見えてきた。関原峠に出ない・・・ここで完全に道が間違っていることに気付く。
急峻な斜面ではあるが木が生えているのでなんとか下りられそうである。木の幹や根っこにつかまりながら慎重に下りるが、途中スリップして2~3m滑り落ちた。止まったから良かったが止まらなかったら・・・30m以上滑落していただろう。危うかった。
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下りてきた尾根(右側)とルンゼ。スリルあった。
尾根に登り着くまでは出発してから5時間もかかったが、下りてくるのは1時間ほどだった。駐車場には午後2時に到着した。
では本来登るはずだった関原からのルートはどこにあるのだろうか?車のGPSを使って関原の集落まで移動してみると、集落内には関原峠を示す案内板が随所に取り付けられておりコース案内の大きな地図もあった。それを頼りに、途中の公園に車を止めさせていただき関原峠登山道の入り口まで歩いてみた。
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ありました。関原峠入り口のゲート。間違って登った場所よりもまだだいぶ先だった。
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見たかったのがこのハナワラビの仲間。
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これだけたくさん胞子穂を出していると圧巻である。
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少し色付いているこの葉は?
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辺縁に明瞭な鋸歯がある。これはアカハナワラビ。(➡いや、たぶんこれはオオハナワラビ)
探していたのはフユノハナワラビだったがこちらに生えていたのはアカハナワラビ(➡たぶんオオハナワラビ)だった。近くにある大畠山に生育していたのもアカハナワラビ(➡たぶんこれもオオハナワラビ)だったので、このあたりは主にアカハナワラビ(➡たぶんオオハナワラビ)の生育地なのではないかと思う。また別の場所を探してみようと思うのだが、この関原から関原峠、たいら山を周回するコースも魅力的なルートに見える。