三ツ峠山荘での講演で、1年程前から取り組んでいるシダ植物について紹介した。いずれも山梨県では絶滅危惧種の少し珍しいシダである。

キタダケデンダ(北岳) シダ植物を見るようになったきっかけとなったのがこの北岳に特産するシダの探索から始まった。

キタダケデンダのソーラス。毛が生えている。

タカネシダ(北岳) これがキタダケデンダだ!と思って撮影してきた写真は下山後に調べてみると別のシダだった。

タカネシダのソーラス キタダケデンダとは全く別物。

トガクシデンダ(北岳)

トガクシデンダのソーラス。これもキタダケデンダに似ているが別物。他にアオチャセンシダやナヨシダなどが北岳の高山帯に生育している。

ヤツガタケシノブ(八ヶ岳) 以前に撮影したムシトリスミレの画像にこのシダらしきものが写っており確認してきた。

ソーラスは葉の裏側の辺縁に巻き込まれるように付着する。

コスギラン(北岳) 標高2,900m付近に生育していたシダ。

前年に偶然このシダを撮影してあったが何だか分からず翌年再訪して確認した。

ヒメスギラン(瑞牆山) コスギランに似るがこちらのほうが葉が細くて華奢。個体数は少ないが沢沿いに散在的に生育していた。

見つけた時は感動した。

タキミシダ(南部町) 山梨県では1カ所しか生育が確認されていない貴重なシダ。

5月再訪した際に見つけた個体は痛んだ古い葉の根元に新しい葉が出始めていた。

線状のソーラスが付着する。

苔の緑が美しい渓谷(山梨市牧丘町)

フジシダ(山梨市牧丘町) このシダはそんな苔生した岩の上を好んで生育する。

フジシダのジャングル(乙女高原) 苔の生す谷を発見し探索したところ、フジシダの大群落に遭遇した。

こういう景色を見ていると、「シダは美しい」と思う。

クリハラン(身延町) 沢沿いの崖っぷちに生えていたクリハラン。不覚にも三脚は持ったがカメラを忘れてスマホで撮影した画像。

別の場所で遭遇したクリハランは沢沿いの用水路脇に群生していた。

アオネカズラ(南部町) 渓谷沿いの岩に垂れ下がっていたアオネカズラ。

裏側から見た黄色いソーラス。渓谷沿いの古い木に着生してるものが多い。

ホソバショリマ(南部町) 流線型で葉質が柔らかい美しいシダ。

群生しているが生育地が極限られており、こんなに生えていても絶滅危惧種である。
全てが山梨県絶滅危惧種のシダでⅠA類かⅠB類の貴重なシダである。

山梨県絶滅危惧種のシダはラン科植物と比較して数的にはあまり変わらない。美しいラン科植物(そうでも無いものもあるが)は人気が高いが、シダは道端に生えていてどれも同じに見えることから敬遠されていることが多い。しかし、絶滅危惧のシダはそれなりに特徴的な姿をしているものが多い。ラン科植物はランクが高いほど個体数が少ないものが多いのだが、シダの場合は個体数はそこそこにあるものの分布域が限られているものがあることが大きな違いではないかと思う。中にはキタダケデンダやタキミシダ、まだ見ていないヒイラギデンダやイナツルデンダのように分布が限られているうえに個体数がきわめて少ないものもある。ラン科植物よりもおそらくは長い歴史を持ち、様々な形態や生育様式を持っているシダを見ることは、地球環境の変化を見るうえで良い指標になると考えている。

キタダケデンダ(北岳) シダ植物を見るようになったきっかけとなったのがこの北岳に特産するシダの探索から始まった。

キタダケデンダのソーラス。毛が生えている。

タカネシダ(北岳) これがキタダケデンダだ!と思って撮影してきた写真は下山後に調べてみると別のシダだった。

タカネシダのソーラス キタダケデンダとは全く別物。

トガクシデンダ(北岳)

トガクシデンダのソーラス。これもキタダケデンダに似ているが別物。他にアオチャセンシダやナヨシダなどが北岳の高山帯に生育している。

ヤツガタケシノブ(八ヶ岳) 以前に撮影したムシトリスミレの画像にこのシダらしきものが写っており確認してきた。

ソーラスは葉の裏側の辺縁に巻き込まれるように付着する。

コスギラン(北岳) 標高2,900m付近に生育していたシダ。

前年に偶然このシダを撮影してあったが何だか分からず翌年再訪して確認した。

ヒメスギラン(瑞牆山) コスギランに似るがこちらのほうが葉が細くて華奢。個体数は少ないが沢沿いに散在的に生育していた。

見つけた時は感動した。

タキミシダ(南部町) 山梨県では1カ所しか生育が確認されていない貴重なシダ。

5月再訪した際に見つけた個体は痛んだ古い葉の根元に新しい葉が出始めていた。

線状のソーラスが付着する。

苔の緑が美しい渓谷(山梨市牧丘町)

フジシダ(山梨市牧丘町) このシダはそんな苔生した岩の上を好んで生育する。

フジシダのジャングル(乙女高原) 苔の生す谷を発見し探索したところ、フジシダの大群落に遭遇した。

こういう景色を見ていると、「シダは美しい」と思う。

クリハラン(身延町) 沢沿いの崖っぷちに生えていたクリハラン。不覚にも三脚は持ったがカメラを忘れてスマホで撮影した画像。

別の場所で遭遇したクリハランは沢沿いの用水路脇に群生していた。

アオネカズラ(南部町) 渓谷沿いの岩に垂れ下がっていたアオネカズラ。

裏側から見た黄色いソーラス。渓谷沿いの古い木に着生してるものが多い。

ホソバショリマ(南部町) 流線型で葉質が柔らかい美しいシダ。

群生しているが生育地が極限られており、こんなに生えていても絶滅危惧種である。
全てが山梨県絶滅危惧種のシダでⅠA類かⅠB類の貴重なシダである。

山梨県絶滅危惧種のシダはラン科植物と比較して数的にはあまり変わらない。美しいラン科植物(そうでも無いものもあるが)は人気が高いが、シダは道端に生えていてどれも同じに見えることから敬遠されていることが多い。しかし、絶滅危惧のシダはそれなりに特徴的な姿をしているものが多い。ラン科植物はランクが高いほど個体数が少ないものが多いのだが、シダの場合は個体数はそこそこにあるものの分布域が限られているものがあることが大きな違いではないかと思う。中にはキタダケデンダやタキミシダ、まだ見ていないヒイラギデンダやイナツルデンダのように分布が限られているうえに個体数がきわめて少ないものもある。ラン科植物よりもおそらくは長い歴史を持ち、様々な形態や生育様式を持っているシダを見ることは、地球環境の変化を見るうえで良い指標になると考えている。