山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

八ヶ岳花探索 1日目  令和2年7月11日

2020年07月15日 | 山に咲く花
 当初の予定では山小屋に1泊して2日かけて行うはずの花探索だったが、コロナウィルスの影響で山小屋が営業しておらず、2日に分けて探索を行うこととなった。生憎の天候は小雨で、さらに悪くなって来るかも知れない。こんな日に山に登るのはいかがなものか、と思うのであるが、なにせこの日以外には日程がとれそうもなく、強行して花探索に出かける。午前中はなんとか持つだろうと思っていたのだが中腹ではそれなりの雨に見舞われ、稜線に抜け出ると今度は強風である。合羽を着た胸の中にカメラを抱きながら歩くが結露して撮影には苦労する。それでも、お昼ごろには雨が止んでなんとか花の観察は出来た。さすがに、登山者は我々のグループだけだった。


    八ヶ岳周辺に生育するシダ、オニゼンマイ。黒くぶら下がっているのが胞子葉である。


    毎年食害に遭っているエゾスズラン。無事に咲いてくれると良いのだが、既に食べられている株もあった。


    これも食害に遭って年々小さくなっているケブカツルカコソウ。5本のうち1本が食害で根元部分しか残っていなかった。


    ヤマトキソウ。悪天候もあってなかなか見つからず。前年周辺の草がむしり取られていた場所は個体数が激減していた。


    ムシトリスミレはもう終盤。


    ヒメハナワラビ。個体数は少ないが例年とあまり変わらず。


    細々と咲いていたカモメラン。生育地が雨で削れてしまったこともあるのだが、危機的な状況。誰かが石を積んでくれたようだ。


    ニョホウチドリ。こちらも生育地の斜面が一部流出していて数が減っていた。レンズが結露して画像がいまいち。


    タカネアオチドリ。生育地の草地は踏み跡が目立つ。


    小ぶりのものしか見つからず、個体数も少ない。


    期待していたコハクランは、昨年見た登山道沿いでは発見できなかった。今年は外れ年のようだ。


    もう終盤である。


    イブキトラノオ。終始天候悪く、もう少し上まで行く予定だったが撤退する。

 天候不良もあって十分な花観察は出来なかったが、それでも予定していた花は見て回って来た。希少な花が咲く草地の中は昨年と同様に踏み跡が目立っており、おそらく踏まれている小さな個体が多数あると推測される。保護ロープを設置するはずだったのだがコロナウィルスの影響で入山規制がかかり、予算はついたものの作業が出来なかったのは痛かった。
コメント
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