例年ならば8月下旬に見に行っているカリガネソウであるが今年は少し出遅れてしまった。まだ咲き残っているのではないかと思い、まずは甲斐市の自生地を訪れてみる。
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伐採作業が行われたようである。カリガネソウの姿が見えないが?
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探してみると伐採された丸太の下敷きになっていた。
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なんとか生き残ってはいるがあまり元気が無い。
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反対側にも少し残っていた。
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まだ蕾のようであるが、数が減ってしまっているうえにこの状態では来年以降生えてくれるのかどうか心配である。
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こちらの斜面にもあったはずだが捨てられた木の枝の下敷きになっているのか見当たらない。
甲斐市のカリガネソウは草刈りが行われて減ってしまっていたうえに、さらに伐採のために危機的な状況になってしまっていた。山梨県ではきわめて稀少な植物のうえに指定種に指定されている特別な植物であるだけにこのような状況になってしまっていてとても残念である。
ではもう1ヶ所の身延町のカリガネソウはどうなっているだろうか?
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身延町のカリガネソウ生育地。かつてはこの砂防堤の上にたくさん生えていたはずだが見当たらない。
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かつてはここにたくさん生えていたはず。土砂が流れて流出してしまったようである。
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大株のカリガネソウがあったが、これ以外はこの場所には見当たらない。
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まだ蕾が付いているが散ってしまっているものが多いようである。
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咲いている花は痛んでいるものが多く、あまり新鮮な花は見当たらない。
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林道の下側を見てみると2~3株発見できた。
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こちらも蕾があるが散ってしまったものが多いようである。
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カリガネソウの花。やはり少し痛んでいて散ってしまっているものが多い。
山梨県ではおそらくこの場所の個体数が最も多いと思われるが、土砂の流出によるものか残念ながら個体数はだいぶ減ってしまっていた。たくさん咲いているカリガネソウを期待していたのだが、カリガネソウ三昧とは行かなかった。