富士吉田方面に出張があったので既に何度か立ち寄っている河口湖の水草を観察に行ってみる。現地に到着すると間もなく空模様が怪しくなり始め、雨がぱらつき出したかと思ったらあっという間に強い雨が降り出した。車の中で昼寝しながら待機していると30分ほどで雨が上がって少し青空が見え始めた。長靴を履いて傘を持って散策に出かける。
雨が上がったばかりの公園。少し水たまりが出来ている。
この黄色い花はオグルマであろう。
イヌゴマが群生
葉の幅が広く、これはコシロネであろう。
水草が生育する場所まで水位は到達しているが、水位が低い時に生えた草がはびこっている。
昨年見たホッスモやフラスコモの仲間などはまだ姿が見えない。
ツツミズヒキモと思わしき水草が昨年たくさん生えていた池を訪れる。こちらもイヌタデなどがたくさんはびこっている。
スイレンはまだ蕾
この池にも藻類の姿は見えていない。
場所を移動する。昨年見つけたボートの中の水たまりに生えている藻類。
これはコカナダモではないかと思う。
見に来たのはこの葉が細いほうの藻類。
イトモの仲間だと思う。残念ながら花は付いていない。
葉の付け根の部分を調べてみる。
ロール状になっている。これはツツイトモないしはツツミズヒキモのいずれかではないかと思う。
メドハギがたくさん生えている。
そろそろマメダオシが生え始めているのではないかと思ったのだがまだ早かったようである。
葉の細い水草はツツイトモないしはツツミズヒキモのいずれかではないかと思っているのだが、見分けるには花ないしは結実した実の形を見ないと判別するのは難しいと思う。今年は花を見てやろうと6月ごろから何度か訪問しているのだが、河口湖の水位が異常に低かった今年は元気な藻類の姿はあまり期待できなそうである。まだチャンスはあるので、また訪問してみたいと思っている。