山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

なんとか写ったアトラス彗星(C/2024 G3) 令和7年1月11日

2025年01月13日 | 星空
 前日に撮影に行ったアトラス彗星(C/2024 G3)は全く写ってくれず惨敗だった。これは写らないのではないかと思っていたところ、伊豆からこの彗星を撮影した画像がアップロードされているのを目にした。日の出前40分ごろの画像なので、昨日私が撮影していた時間よりも15分ほど早い時間ということになる。本日も同じ場所から富士山の裾野に現れるはずの彗星を狙うのだが、時間は5分ほど早くなるうえに彗星の光度ももう少し明るくなっているはずである。懲りずにまた富士川町の林道を訪れるが、今回は先客が1人居て、同じくアトラス彗星を狙って静岡から来られたカメラマンだった。

    1月11日 午前6時20分のアトラス彗星。日の出30分前、推定光度-2.4等。

    水平線は明るいが昨日よりも遥かに空気が澄んでいる。

    さて、本日はアトラス彗星(C/2024 G3)が見えてくれるだろうか?

    そろそろ昇って来ている時間だが・・・?

    本日もダメか?と思ったのだが・・・


    トリーミング画像。自宅に帰ってからパソコンで良く見てみると、小さな光が写っていた。

    富士山の裾野を狙ったもう1台のカメラ。これだと居るかどうか分からない。

    しかし、トリーミングしてみると尾を引く小さな光が写っていた。

    別画像

    強トリーミング

    どこに居るのか??

    うっづらと写っているが、あっという間に夜明けの光に飲まれてしまった。

    朝焼けが富士山の上まで広がったこの時間にはもう写らない。

 朝焼けの光の中にわずかに写ってくれたが、200㎜望遠レンズでもトリーミングしないと見えないような小さな光だった。しかし、0等級の輝きを持つ水星が写らなくなった頃でもうっすらと写っているということは、それなりの光度があるということであろう。さらに、日の出の25分前ではほとんど見えないということも分かってきた。これから太陽を廻り込んで1月16日頃から今度は夕暮れの南東の空にこの彗星が姿を現す。先日下見してきた勝沼ぶどうの丘からだと日没後25分にはもう沈んでしまっていることも分かった。果たして夕空で輝くこの彗星を捉えることが出来るのかどうか?午後まで仕事が入っている日がほとんどなので、どこでどう狙うか、算段中である。


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富士川町林道からのダイヤモンド富士モドキ  令和7年1月10日

2025年01月13日 | ダイヤモンド富士
 何度も訪れている富士川町の林道からのダイヤモンド富士はもう終わってしまっていて、山頂からは完全に外れてしまう。しかし、1月4日に撮影した際に思いもよらぬサンピラーを見ることが出来たので、また見られるのではないかと期待してしまう。今朝も冷え込んでおり、車の温度計を見ると-6℃で、しかも少し霞が出ている。アトラス彗星は見えなかったが、ひょっとしたら日の出は・・・という思いで、場所を移動して日の出の富士山の撮影に行く。

    雲が赤く焼けている。少し霞が広がっていて富士山の上がうっすら染まっている。

    太陽が現れたがサンピラーは立ち上がっていない。

    太陽の現れたところは山頂からだいぶ左に外れたが、太陽が山頂に登った頃にはダイヤモンド富士モドキになった。

    もう1台のカメラもサンピラーは立ち昇らず。そう簡単に撮れるものでは無い。

 折角なので撮っておこうという感じの日の出の富士山であるが、何となくダイヤモンド富士になったのではないかと思う。そのうちまたサンピラー(太陽柱)を見られる日が来ることを期待したい。



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見えなかったアトラス彗星(C/2024 G3) 令和7年1月10日

2025年01月13日 | 星空
 昨年見つかったばかりのアトラス彗星(C/2024 G3) は軌道の方向が悪く、水平線からほんのわずかしか上がって来ないために夜明けや夕方の明かりの中に入り込んでしまい撮影がかなり難しそうである。何度も通っている富士川町の林道は標高が1,100mほどあるが、そこから見てもせいぜい日の出30分前に姿を見せるかどうかといったところである。ステラナビゲータによるこの日のシュミレーションでは富士山の中腹から6時23分ごろに姿を現すはずで、日の出の約25分前になる。おそらく-1等級くらいまで明るくなっているはずなので、運が良ければ見えてくれるかも知れない。自宅を5時前に出発して富士川町の林道に向かう。

    ステラナビゲータによる1月10日朝6時25分アトラス彗星(C/2024 G3) 日の出22分前

    朝6時ごろ。水平線はかなり明るくなっている。しかも霞が多い。これは難しいだろう。

    かろうじて水星が富士山右上に見えていた。

    もうそろそろ姿を見せる時間だが??

    全く何も写ってこない。

    富士山のみを狙ったもう1台のカメラにも何も写っていない。

    トリーミングしてみたがやはりその姿は見えなかった。

    この場所からの撮影は難しいのか?あるいはさほど光度が上がっていないのか??

 霞が多くて条件が悪かったこともあるのだが、夜明けの光に飲まれてしまってもっと高いところから水平線のあたりを狙わないと難しいのではないだろうか?明日はもう少し早い時間に現れるはずなので再チャレンジしてみたい。富士山と絡めて夜明けのこの彗星を撮影出来るのは明日が最後になる。


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南アルプスの撮影地探訪 勝沼ぶどうの丘公園 令和7年1月7日

2025年01月13日 | 番外編
 甲州市塩山に出張があったので午後から勝沼ぶどうの丘公園を訪れてみる。この場所は35年くらい前に職場の仲間と花見とバーベキューに来て以来訪れたことが無く、どうなっていたかほとんど記憶にない。現在アトラス彗星(C/2024 G3) が太陽に近付いており、マイナス等級までなるのではないかと話題になっているのだが、太陽に近過ぎて見えるかどうかはかなり難しい。この勝沼ぶどうの丘からだと南アルプスに沈んで行くのが見えるかも知れないので、その観察地の下見の意味も含めている。

    勝沼ぶどうの丘の施設案内。それなりに広い。

    車を止めさせてもらったのは天空の湯の駐車場で、本来は止めてはまずい場所だった。

    天空の湯の温泉施設

    駐車場からだと電線が邪魔になる。雲が少しずつ晴れてきた。

    上に昇ると恋人の聖地の鐘があった。

    その脇にはテラスがある。

    テラスからの眺望。南アルプスがずらりと見える。

    宿泊施設の建物の脇を通り抜けて進むと大きな駐車場があった。

    いちばん高いところにあるくぬぎ園

    ブドウ畑の中には展望台が設置されていた。

    ここからの眺望は抜群。南アルプスが良く見える。

    北側には雪化粧した奥秩父の山々

    駐車場から見る南側の景色。車を止めたのは真ん中に見える建物の向こう側。

    木にはヤドリギが寄生していた。

    水の流れる池

    ぶどうの丘の看板

    乙女の像の噴水

    天空の湯の下にもRVパークという展望地があった。

    桜の木の間から南アルプスが見える。

 朝はもっと深い霧に包まれていたが、お昼過ぎから晴れ始めて雲が多いながらも南アルプスの姿を見ることが出来た。さて、この位置からアトラス彗星(C/2024 G3) は見えてくれるのだろうか?シュミレーションして撮影を検討したいと思う。


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