山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

サンピラー立ち昇るダイヤモンド富士 令和7年1月4日

2025年01月07日 | ダイヤモンド富士
 しぶんぎ座流星群はいまひとつ飛んでくれなかった。夜明けの頃には富士山に雲が巻いてダイヤモンド富士の撮影にもいまひとつの様相である。同じくしぶんぎ座流星群の撮影にやって来ていた知り合いのカメラマンとともにダイヤモンド富士の撮影地に移動する。

    雲が巻いていまひとつの富士山だが、山頂と雲の隙間に陽が昇れば面白いダイヤモンド富士になるかも知れない。

    しかし、だいぶ雲が増えてしまった。山頂の上にオレンジ色の光が見えるが??

    ダイヤが始まった。このオレンジの光はサンピラー(太陽柱)ではないか。

    驚きのサンピラーが立ち昇ったダイヤモンド富士

    もう1台のカメラ。

 いつか見られる日が来るのではないかと思っていたサンピラーのダイヤモンド富士であるが、この日に見ることが出来るとは全く思っていなかった。サンピラーは氷の結晶が輝く現象で、湿度が高くて風が少なく、冷え込んだ日にごく稀に起きる現象である。それなりの条件が揃った日ということであるが、しいて言えばもう少し富士山山頂が姿を見せて欲しかった。


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あまり流れなかったしぶん儀座流星群 令和7年1月3日-4日

2025年01月07日 | 星空
 今年のしぶん儀座流星群は1月4日の未明0時ごろに極大を迎える。しかし、その時間にはまだ放射点が北東の空の下で昇って来ておらず、いちばん多く飛んでくれそうなのは未明2時から明け方になるであろうと予想されている。
 仕事を終えて接近した細月と金星を眺めた後に食事会があって、予定していた通り午後8時ごろに終わった。南部町まで行けば放射点が富士山の上に昇って来るがそこまで遠出する元気は無く、通い慣れている富士川町の林道に車中泊して流星群を狙ってみることにする。9時半ごろに林道に到着し、一休みしてからカメラ3台をセットし、そのうちの1台は簡易赤道儀に載せて追尾撮影を行ってみる。

    空気が澄んで凄い星空が広がっていた。

    上が木星、左下が火星、右下がおおいぬ座シリウスで、正三角形を形成しておりその中に冬の大三角形が居る。豪華な星空である。

    こちらは簡易赤道儀に載せて30秒追尾した画像。正三角形の中を冬の天の川が貫いている。しばらく追尾したが流星は流れなかった。

    深夜0時ごろに北斗七星が北東の空に昇って来た。カメラを向けたところ流星が流れたが画角に入り切らなかった。

    0時半ごろに流れた流星。これは肉眼で確認した。

    別のカメラで撮影した同じ流星

    未明3時半ごろに流れたこの夜一番大きかった流星。車内で寝ていて見ていない。流星の下に輝く星はアルクトゥールス。

    簡易赤道儀に載せたカメラは北斗七星・うしかい座アルクトゥールス・おとめ座スピカが入るこの画角で追尾を開始。

    アルクトゥールスの上を流れた流星だが、前述のものと同じもの。

    右下に小さな流星らしきものが写っているがこれは人工衛星と思われる。

    これも人工衛星。その周辺に小さな人工衛星が多数写っている。

    富士山の上を流れた小さな流星

    同じく富士山の上を流れた流星

    薄明の空が始まった明け方5時過ぎに流れた流星

    水平線が明るくなってきた頃。ここで電池切れになっていた。

 カメラ3台で2,000カットほど撮影を行ったが、写っていた流星は10個に満たなかった。月明かりが無くて良い観察条件の日だったが、残念ながら期待していたほど流れてくれなかった。ちなみに目視したのは4個ほどで、画角に入ったのは2個だった。未明3時ごろにもう1台車がやって来て撮影を行っていたが、夜が明けて話をしてみたら知り合いのカメラマンだった。この後場所を移動して2人でダイヤモンド富士の撮影に行ってみる。


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