渓谷沿いの潤湿な林床や岩壁に生育する常緑性のシダである。葉は単葉で披針形、葉身基部は心形でで側面は耳状になることが多い。大きな個体では葉の側面は波打っている。葉質は厚く表面は光沢があり、裏面のソーラスは線上で長く、中軸に広い角度で付く。日本では長野県、新潟県など北側寄りの地域に生育しており山梨県が南限である。身延町の1ヶ所でのみ生育が確認されていたが大菩薩・小金沢連峰方面でも発見された。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省なし
コタニワタリ 平成2年11月 身延町で撮影
生育していた斜面が崩落して絶滅したかと思われたが同じ水系で生育を確認した。
線状の大きなソーラス。中軸に対して広い角度で付く。
渓谷を見下ろすコタニワタリ
大菩薩・小金沢連峰方面で発見されたコタニワタリ。平成2年12月撮影。
同上 大株が護岸工事の施されたセメントの壁に着生していた。
下側から見るソーラス
新たな場所で発見されたことから、他の場所でも生育している可能性が出て来た。
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⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR) 2017年環境省なし
コタニワタリ 平成2年11月 身延町で撮影
生育していた斜面が崩落して絶滅したかと思われたが同じ水系で生育を確認した。
線状の大きなソーラス。中軸に対して広い角度で付く。
渓谷を見下ろすコタニワタリ
大菩薩・小金沢連峰方面で発見されたコタニワタリ。平成2年12月撮影。
同上 大株が護岸工事の施されたセメントの壁に着生していた。
下側から見るソーラス
新たな場所で発見されたことから、他の場所でも生育している可能性が出て来た。
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