前夜は保護柵設置のために薬師岳小屋に集まった山仲間とともに夕食をとり、山・花談義で盛り上がった。翌朝は天気が回復してくれそうなので、8時半には就眠して予定通り未明3時に目を覚ます。外に出てみると霧が出ていて空はあまり見えない。しかし、夜明けの頃には回復してくると確信して薬師岳に登る。

未明の薬師岳山頂。雲が多くて富士山は隠れてしまっているが、空には土星が輝いている。

雲海の上に白根三山が浮かんでいるが、山頂は雲隠れしている。

朝焼けの薬師岳の空

朝焼けの雲が流れて行く。

日の出前のうろこ雲

日の出

そして現れたブロッケン現象。

少しだけ山も姿を見せてくれた。

やがて富士山も雲の上に姿を現す。

薬師岳岩峰と富士山
2日間天候が悪かったが、保護柵設置作業を行ってきたご褒美であろうか、早朝から良い景色を眺めることが出来た。薬師岳小屋に戻って朝6時に朝食となる。そして今度は薬師岳小屋周辺の保護柵設置作業を行う。

総勢約10名で行った保護柵設置作業。だんだん作業に慣れてきてハイピッチで設置作業は進む。

完成した保護柵

もう1ヶ所

食害から守りたかったのはこの植物。もう何年も花が咲いていないらしい。
昼食を食べてから下山の予定だったが8時半には作業を終えてしまった。北岳が姿を現したことだし、もう一度砂払山周辺の植物の散策に行ってみる。

ミヤマコウボウと白根三山

たぶん間違いないと思うのだが確信は持てず。

これは何だろうか?イネ科なのかカヤツリグサ科なのか?根鞘を見るとカヤツリグサ科のように見える。

先端部は雄花、下は雌花のように見えるが雌花の先端に雄花が付いているようにも見える。結実してから確認しないと正体は分からなそうである。

新緑のダケカンバと北岳
小屋の前のベンチで軽食をとって、10時に下山を開始する。元気があれば観音岳・地蔵岳を越えてドンドコ沢を下りたかったが、足の疲れが残っていてあまり歩ける気がしない。ドンドコ沢のルートは荒れているとも聞いたので、登って来た中道をそのまま下山することにする。

お世話になった薬師岳小屋

薬師岳山頂と観音岳

見上げる薬師岳岩峰
足に疲れを残さないようにゆっくりと下山し、午後3時に青木鉱泉に到着した。それでも翌日は筋肉痛があり、3日間くらい右足の膝関節痛が続いた。ずいぶん弱くなったものだと思う。
今回は保護柵設置と柵内の植物調査が主な目的だったが、山上に生育するイネ科やカヤツリグサ科の植物を下見しておくのも目的のひとつであった。予想していた通りに、見ても分からないものばかりで今後の課題である。時間と体力が許すならば、今年の8月下旬か9月初めの頃に鳳凰山を再訪できればと思う。中道ルートは辛いので夜叉神峠から登ったほうが楽かも知れないが、また車を回収に戻ることを考えるとそれもまた辛そうに思える。

未明の薬師岳山頂。雲が多くて富士山は隠れてしまっているが、空には土星が輝いている。

雲海の上に白根三山が浮かんでいるが、山頂は雲隠れしている。

朝焼けの薬師岳の空

朝焼けの雲が流れて行く。

日の出前のうろこ雲

日の出

そして現れたブロッケン現象。

少しだけ山も姿を見せてくれた。

やがて富士山も雲の上に姿を現す。

薬師岳岩峰と富士山
2日間天候が悪かったが、保護柵設置作業を行ってきたご褒美であろうか、早朝から良い景色を眺めることが出来た。薬師岳小屋に戻って朝6時に朝食となる。そして今度は薬師岳小屋周辺の保護柵設置作業を行う。

総勢約10名で行った保護柵設置作業。だんだん作業に慣れてきてハイピッチで設置作業は進む。

完成した保護柵

もう1ヶ所

食害から守りたかったのはこの植物。もう何年も花が咲いていないらしい。
昼食を食べてから下山の予定だったが8時半には作業を終えてしまった。北岳が姿を現したことだし、もう一度砂払山周辺の植物の散策に行ってみる。

ミヤマコウボウと白根三山

たぶん間違いないと思うのだが確信は持てず。

これは何だろうか?イネ科なのかカヤツリグサ科なのか?根鞘を見るとカヤツリグサ科のように見える。

先端部は雄花、下は雌花のように見えるが雌花の先端に雄花が付いているようにも見える。結実してから確認しないと正体は分からなそうである。

新緑のダケカンバと北岳
小屋の前のベンチで軽食をとって、10時に下山を開始する。元気があれば観音岳・地蔵岳を越えてドンドコ沢を下りたかったが、足の疲れが残っていてあまり歩ける気がしない。ドンドコ沢のルートは荒れているとも聞いたので、登って来た中道をそのまま下山することにする。

お世話になった薬師岳小屋

薬師岳山頂と観音岳

見上げる薬師岳岩峰
足に疲れを残さないようにゆっくりと下山し、午後3時に青木鉱泉に到着した。それでも翌日は筋肉痛があり、3日間くらい右足の膝関節痛が続いた。ずいぶん弱くなったものだと思う。
今回は保護柵設置と柵内の植物調査が主な目的だったが、山上に生育するイネ科やカヤツリグサ科の植物を下見しておくのも目的のひとつであった。予想していた通りに、見ても分からないものばかりで今後の課題である。時間と体力が許すならば、今年の8月下旬か9月初めの頃に鳳凰山を再訪できればと思う。中道ルートは辛いので夜叉神峠から登ったほうが楽かも知れないが、また車を回収に戻ることを考えるとそれもまた辛そうに思える。
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