前日八丁峠短絡ルートから曲岳に登った際に、山頂裏側(金峰山側)のカラマツ黄葉が素晴らしかった。そこでこの日はこのカラマツ黄葉の眺めがいちばん楽しめそうなルート、観音峠から金ヶ岳南峰に至るルートを歩いてみることにした。紅葉ハイシーズンで大混雑する茅ヶ岳・金ヶ岳山塊にあって、このルートは地図上破線の急登ルートになっており、歩く人が少なく静かな山歩きが楽しめる。中腹にある船首岩という展望台は観音峠から奥秩父山塊に至る山並の紅葉を存分に楽しむことができる絶景地である。
朝8時観音峠に車を止めてスタートする。止まっているのは私の車だけだった。天候は曇り、富士山の眺望は期待できなそうだ。電波塔の脇を通り抜け、鎖場を2本越えて岩を登ると、30分ほどで船首岩に到着する。
観音峠から見上げる。正面はルート途中のピーク、金ヶ岳南峰はその右に平べったく見える山。左の木に隠れているのが茅ヶ岳。
ルート途中にある首無し地蔵。本来の観音峠はここだったが、古(いにしえ)のルートは荒廃してしまっている。
鎖場1。鎖が無くても登れるが、下りは使わないと下りにくい。
鎖場2
2本目の鎖を越えると南側の眺望が開ける。谷の紅葉と太刀岡山(左)、茅ヶ岳(右)。
上に見える岩が船首岩。
船首岩直下の登りはちょっと登りにくい。
船首岩。成るほど、確かに船の舳先のようだ。向こうに見えるのは曲岳。
船首岩はこのルート最高の展望地で、岩の上からの眺望も良いが足場が安定せず、その一段下にある岩の上のほうが安心して眺望を楽しめる。カラマツの紅葉が見頃を迎えており、金色の絨毯の頭だようだ。
観音峠から奥秩父山塊側の紅葉。金色の絨毯。
観音峠電波塔と金峰山
こちらは南側の眺望。中央左寄りに霞んで見えているのが太刀岡山、その右上にうっすら富士山が見えていたのだが、写真では消えてしまった。
見下ろすカラマツ紅葉
瑞牆山と金峰山
こちらは八ヶ岳
この先は急傾斜と岩尾根が続く。ルートはしっかりしているが、やや歩きにくいところもある。さらに倒木で道がふさがれているところが1ヶ所あり、上側を巻いて通過する。
残っていた紅葉
奇妙な岩
急登と鎖場
さらに続く鎖場
急登、足元注意
見えてきた金ヶ岳
こちらは茅ヶ岳。左側にうっすらと富士山。(トーンカーブを操作)
倒木、この先も倒木数本あり、ルートが塞がれていた。上に巻く。
金ヶ岳南峰への最後の急登を登り、茅ヶ岳からの道と合流する。数人の登山者がここで休憩していた。右に進んで金ヶ岳北峰に到着、時間は11時だった。4~5人の登山者が休憩していた。ここで昼食をとり、ゆっくり休憩する。空はさらに雲が増えだしたが、その雲の中に一時だけ富士山が姿を現した。
茅ヶ岳からの道と合流。
金ヶ岳北峰到着。時間は11時。真面目に歩けばこれほど時間はかかりません。
西側(明野側)の谷の紅葉。もう終焉。
茅ヶ岳の上に一瞬の富士山。
紅葉ハイシーズンの前にやっておきたかった茅ヶ岳標柱整備だったが、時期を逸してしまった。今回ニスや黒ペンキ、紙ヤスリなど道具はザックの中に詰め込んできた。しかし混雑するこのシーズンだけに、山頂で標柱をいじっているほどの余裕があるのかどうか・・・。南峰から茅ヶ岳に向かう下りで20人ほどの団体とすれ違った。茅ヶ岳の混雑具合を聞くと、食事休憩するスペースが無くてこちらに移動してきたそうだ。そんな中でスプレーニスを散布したらそれこそ顰蹙(ひんしゅく)ものである。あきらめて南峰に戻り下山する。
帰りは旧観音峠のお地蔵さんのところから東側にいにしえの道を辿って下りてみた。(西側は以前に下りたことがある。林道のかなり手前に下り付いてテクテクと長い林道を歩いた記憶がある。)なんとなく道っぽいのがあり、やがて明瞭な道に出たと思ったらその道はすぐに笹の藪の中に消えてしまった。適当に斜面を下りるとまた笹籔、しかし、その中を縫うように細い道が通っており、背丈ほどの笹をかき分けながらその道を辿ると・・・ポンと林道に飛び出た。10分ほど林道を歩いて観音峠の駐車場に到着した。おそらく、本来の古い道は笹が生い茂ってもう歩けなくなってしまっているのだろう。
今回のルートは鎖場や急傾斜があるものの、金峰山や太刀岡山、富士山の眺望が存分に楽しめる眺望の良いコースである。ルートは整備されているとは言えないがあまり迷うところは無く、中級者ならば問題無く歩ける道である。人が少なく静かな山歩きが楽しめる私好みの道と言える。この日も出会ったのは一人だけだった。
朝8時観音峠に車を止めてスタートする。止まっているのは私の車だけだった。天候は曇り、富士山の眺望は期待できなそうだ。電波塔の脇を通り抜け、鎖場を2本越えて岩を登ると、30分ほどで船首岩に到着する。
観音峠から見上げる。正面はルート途中のピーク、金ヶ岳南峰はその右に平べったく見える山。左の木に隠れているのが茅ヶ岳。
ルート途中にある首無し地蔵。本来の観音峠はここだったが、古(いにしえ)のルートは荒廃してしまっている。
鎖場1。鎖が無くても登れるが、下りは使わないと下りにくい。
鎖場2
2本目の鎖を越えると南側の眺望が開ける。谷の紅葉と太刀岡山(左)、茅ヶ岳(右)。
上に見える岩が船首岩。
船首岩直下の登りはちょっと登りにくい。
船首岩。成るほど、確かに船の舳先のようだ。向こうに見えるのは曲岳。
船首岩はこのルート最高の展望地で、岩の上からの眺望も良いが足場が安定せず、その一段下にある岩の上のほうが安心して眺望を楽しめる。カラマツの紅葉が見頃を迎えており、金色の絨毯の頭だようだ。
観音峠から奥秩父山塊側の紅葉。金色の絨毯。
観音峠電波塔と金峰山
こちらは南側の眺望。中央左寄りに霞んで見えているのが太刀岡山、その右上にうっすら富士山が見えていたのだが、写真では消えてしまった。
見下ろすカラマツ紅葉
瑞牆山と金峰山
こちらは八ヶ岳
この先は急傾斜と岩尾根が続く。ルートはしっかりしているが、やや歩きにくいところもある。さらに倒木で道がふさがれているところが1ヶ所あり、上側を巻いて通過する。
残っていた紅葉
奇妙な岩
急登と鎖場
さらに続く鎖場
急登、足元注意
見えてきた金ヶ岳
こちらは茅ヶ岳。左側にうっすらと富士山。(トーンカーブを操作)
倒木、この先も倒木数本あり、ルートが塞がれていた。上に巻く。
金ヶ岳南峰への最後の急登を登り、茅ヶ岳からの道と合流する。数人の登山者がここで休憩していた。右に進んで金ヶ岳北峰に到着、時間は11時だった。4~5人の登山者が休憩していた。ここで昼食をとり、ゆっくり休憩する。空はさらに雲が増えだしたが、その雲の中に一時だけ富士山が姿を現した。
茅ヶ岳からの道と合流。
金ヶ岳北峰到着。時間は11時。真面目に歩けばこれほど時間はかかりません。
西側(明野側)の谷の紅葉。もう終焉。
茅ヶ岳の上に一瞬の富士山。
紅葉ハイシーズンの前にやっておきたかった茅ヶ岳標柱整備だったが、時期を逸してしまった。今回ニスや黒ペンキ、紙ヤスリなど道具はザックの中に詰め込んできた。しかし混雑するこのシーズンだけに、山頂で標柱をいじっているほどの余裕があるのかどうか・・・。南峰から茅ヶ岳に向かう下りで20人ほどの団体とすれ違った。茅ヶ岳の混雑具合を聞くと、食事休憩するスペースが無くてこちらに移動してきたそうだ。そんな中でスプレーニスを散布したらそれこそ顰蹙(ひんしゅく)ものである。あきらめて南峰に戻り下山する。
帰りは旧観音峠のお地蔵さんのところから東側にいにしえの道を辿って下りてみた。(西側は以前に下りたことがある。林道のかなり手前に下り付いてテクテクと長い林道を歩いた記憶がある。)なんとなく道っぽいのがあり、やがて明瞭な道に出たと思ったらその道はすぐに笹の藪の中に消えてしまった。適当に斜面を下りるとまた笹籔、しかし、その中を縫うように細い道が通っており、背丈ほどの笹をかき分けながらその道を辿ると・・・ポンと林道に飛び出た。10分ほど林道を歩いて観音峠の駐車場に到着した。おそらく、本来の古い道は笹が生い茂ってもう歩けなくなってしまっているのだろう。
今回のルートは鎖場や急傾斜があるものの、金峰山や太刀岡山、富士山の眺望が存分に楽しめる眺望の良いコースである。ルートは整備されているとは言えないがあまり迷うところは無く、中級者ならば問題無く歩ける道である。人が少なく静かな山歩きが楽しめる私好みの道と言える。この日も出会ったのは一人だけだった。
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