山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

自宅のベランダから見るふたご座流星群 令和2年12月14日

2020年12月18日 | 星空
 竜ヶ岳から下山して職場に立ち寄り、撮影データをパソコンに落としてカメラの電池を充電して自宅に帰ったのは午後4時になった。6時ごろから一旦寝て10時に目を覚ます。この日の深夜から明け方にかけてが今年のふたご座流星群が最も観察し易い時間帯である。目を覚ましたがまだかなり眠いうえに体がだるい。さっそく富士山ライブカメラをチェックするが予想していた通り富士山は雲に隠れてしまっている。外に出て空を見上げると、星は見えているものの雲が多い。この日に流星群を撮るならば明朝のダイヤモンド富士を含めて富士川町高下に行こうと決めていたが富士山が見えないうえにこの空模様では撮影はままならない。明日は普通に仕事があるのでその体力も考えて、ここは自宅のベランダからふたご座流星群を狙ってみることにした。1台は甲府の町灯りを入れた視野で固定、もう1台は簡易赤道儀に乗せて冬の大六角形を追尾してみる。雲が多いうえに町灯りと近くにある街灯の明かりが邪魔して条件は良く無い。セットしている間に流星が流れて行くのが見える。30分ほど空を眺めて3個くらい流星を見ることができ、そのうちのひとつは固定したカメラの視野に流れてくれた。セットしたままであとはカメラにお任せで寝ることにする。


    甲府盆地の町灯りを入れて固定したカメラ。大きな流星が左側を流れたが町灯りに飲まれて薄くなってしまった。


    その後3時間ほど撮影したが写っていたのはその1個のみ。この視野には大きな流星は流れなかった。


    もう1台の簡易赤道儀に乗せて冬の大六角形を追尾した画像。


    冬の大六角形


    ふたご座の右を流れた大き目の流星


    プロキオンの左を流れた流星


    カペラをかすめて流れた流星

 3時間で約10個の流星が写っており、それらをステライメージというソフトでコンポジットしてみるが、画像の収差が大きいことと雲が流れて流星が隠れてしまうことで全くうまく行かない。止む無し、不自然にはなるがフォトショップを使って合成してみる。


    ステライメージで流星の写っていた7枚をコンポジットするが、流星が見えなくなってしまった。収差も大きい。


    比較明合成。これもいまいち。ソフトを使い慣れていないこともある。


    フォトショップで流れた流星を切り抜いて合成する。不自然ではあるがこのほうが流星の流れる様子が分かる。


    ふたご座の少し上あたりにある放射点から流れて来る様子が分かる。

 ふたご座の放射点から流星が流れてくる様子は昨年も試してみたが失敗に終わっている。追尾していてもレンズの収差が大きく出てしまうのが分かってきた。綺麗な放射画像を撮っている人たちはどうやっているのか、不思議である。またチャレンジしたいと思う。

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