花仲間のブログに正体不明の白いスミレがアップされていた。それと交雑種らしき紫色のスミレも載っている。これは確認に行かなければと、お昼休みを狙って電話して場所を聞く。先日訪問した明野ゲンジロードに近からずとも遠からぬ林道脇に咲いていたそうだ。本日午後から内科受診があったのだが診察が終わってから急いで現地にかけつけるが、時間がもう4時半を過ぎてしまい全部見て回るには困難な時間となってしまった。行けるところまで行って撮れるだけ撮ってくることにする。

林道ではあるが荒れておりとても車が走れるような道では無い。

ニオイタチツボスミレ

両脇と林道の中にはこれでもかというくらいにアカネスミレがたくさん咲いていた。

ゲンジスミレがパラパラと咲いている。葉は多いが花は少なく、今年は外れ年なのだと思う。

ゲンジスミレ

夕陽に染まるゲンジスミレ
さて、問題のスミレはたくさん咲いているアカネスミレの一角にポツポツと咲いていた。

花はアカネスミレだが葉柄が長めで葉は少し丸みを帯びている。

別角度から。葉の裏は少し茶色い。丸っこい葉っぱもあるがこんなアカネスミレも居るのではないか?

別株。これなんか葉の裏がもろに茶色で葉も円みを帯びている。

葉の一部が蝕まれているが、残った葉の形はゲンジスミレに近い。

ヘタってしまっているがこれも同様。

こちらもゲンジスミレの葉に近い。右下の花が付いていない葉はほぼゲンジスミレにそっくりだが、ゲンジスミレでは無い。

さあ、どうでしょうか?これらのスミレは交雑の角間君なのかどうか?
ネット上に記事を見るとこれとほぼそっくりなスミレがカクマスミレとして紹介されている。カクマの可能性は高いと思うのだが一昨年甲府市北部林道で見たカクマらしきスミレは単に藪の中から花茎と葉茎を長く延ばして咲いたアカネスミレだった。今回のスミレも形態だけ見ればカクマのように見えるが、何かの環境に順応するためにこのような形になったことも考えられなくも無い。結論を急がずに何年か経過を見て、もし毎年この場所にこれと同じ形のスミレが咲くとすればカクマスミレと見て良いのではないかと思う。
もう日没が近付いた頃にこのスミレの発見者から電話があり、今から登って来るというので合流して散策した。すぐに日が暮れてしまったが正体不明の白いスミレが咲く場所はなんとか間に合った。

場所と周辺の様子から見て植栽されたものでは無さそうだ。

細顔のこのスミレ。

花弁全体が真っ白で側弁には毛が生えている。

葉は柄が短かく倒れて広がる。葉の裏にも毛が生えている。
毛の生えた直立しない葉はノジスミレに似ている。シロスミレやアリアケスミレとの葉とは違うようだ。シロバナノジスミレだろうと思ったのだが、側弁に毛が生えているのでノジスミレとは違うようだ。結局正体不明のままである。こんなスミレが眠っていたとは驚きである。探し出した花仲間も凄い。

こちらはマルバスミレ。参考までに。

林道ではあるが荒れておりとても車が走れるような道では無い。

ニオイタチツボスミレ

両脇と林道の中にはこれでもかというくらいにアカネスミレがたくさん咲いていた。

ゲンジスミレがパラパラと咲いている。葉は多いが花は少なく、今年は外れ年なのだと思う。

ゲンジスミレ

夕陽に染まるゲンジスミレ
さて、問題のスミレはたくさん咲いているアカネスミレの一角にポツポツと咲いていた。

花はアカネスミレだが葉柄が長めで葉は少し丸みを帯びている。

別角度から。葉の裏は少し茶色い。丸っこい葉っぱもあるがこんなアカネスミレも居るのではないか?

別株。これなんか葉の裏がもろに茶色で葉も円みを帯びている。

葉の一部が蝕まれているが、残った葉の形はゲンジスミレに近い。

ヘタってしまっているがこれも同様。

こちらもゲンジスミレの葉に近い。右下の花が付いていない葉はほぼゲンジスミレにそっくりだが、ゲンジスミレでは無い。

さあ、どうでしょうか?これらのスミレは交雑の角間君なのかどうか?
ネット上に記事を見るとこれとほぼそっくりなスミレがカクマスミレとして紹介されている。カクマの可能性は高いと思うのだが一昨年甲府市北部林道で見たカクマらしきスミレは単に藪の中から花茎と葉茎を長く延ばして咲いたアカネスミレだった。今回のスミレも形態だけ見ればカクマのように見えるが、何かの環境に順応するためにこのような形になったことも考えられなくも無い。結論を急がずに何年か経過を見て、もし毎年この場所にこれと同じ形のスミレが咲くとすればカクマスミレと見て良いのではないかと思う。
もう日没が近付いた頃にこのスミレの発見者から電話があり、今から登って来るというので合流して散策した。すぐに日が暮れてしまったが正体不明の白いスミレが咲く場所はなんとか間に合った。

場所と周辺の様子から見て植栽されたものでは無さそうだ。

細顔のこのスミレ。

花弁全体が真っ白で側弁には毛が生えている。

葉は柄が短かく倒れて広がる。葉の裏にも毛が生えている。
毛の生えた直立しない葉はノジスミレに似ている。シロスミレやアリアケスミレとの葉とは違うようだ。シロバナノジスミレだろうと思ったのだが、側弁に毛が生えているのでノジスミレとは違うようだ。結局正体不明のままである。こんなスミレが眠っていたとは驚きである。探し出した花仲間も凄い。

こちらはマルバスミレ。参考までに。
珍しいスミレがたくさん咲いているフィールドが近くて本当に羨ましいです。
白いすみれは、コボトケスミレの可能性はないでしょうか?なかなか出会えないスミレですよね!!
カクマスミレも私も何年も探していますが、これと言った決めてに欠けて、確信が持てずにいます。
新しい発見はワクワクしますね^^
可能性として外来種、何か交雑種の白花、そして側弁に毛があることからアカネスミレの白花を考えていましたが、白花のアカネスミレというのがネット上で見当たらず結局わからずじまいでした。コボトケスミレという名は初めて聞きましたが、ネット上の花弁を見る限りではそっくりですね。葉の形をもう一度確認に行ってみます。