山地の低木林の林内や林縁に生育する落葉低木である。高さ1 〜 3m。葉は互生し、楕円状卵形ないしは広披針形で辺縁は波打つ。葉の表面には淡黄緑色星状毛、裏面は銀色の鱗状毛と星状毛が生える。花柄は長く、葉腋に1個ずつ付く。萼筒の外面には銀色と淡褐色の星状毛と鱗状毛が密生する。花期は 5 ~ 6 月。富士、箱根一帯の林縁や低木林内に生育しており、富士箱根要素の植物である。山梨県での個体数は少ない。
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー :情報不足(DD) 2017年環境省カテゴリー: 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

ハコネグミの花 2024年5月 東部富士五湖方面で撮影

山地の低木林の林内や林縁に生育する。

あまり目立たない木で、発見しにくい。

葉腋から長い花柄を出して花を付ける。

ハコネグミの花

花筒には銀色と淡黄褐色の星状毛と鱗状毛が密生する。

葉は楕円状卵形ないしは広披針形で辺縁は少し波打つ。

葉の表面には淡黄褐色の鱗状毛が生える。

葉の裏は銀色の星状毛の中に鱗状毛が混じる。
果実はまだ確認できていない。
県境からわずかに静岡県側に生育していたもので、正確には静岡県に生育していたものであるが県境なので掲載させていただいた。
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