低山帯の斜面沿いの砂礫を好んで生育する落葉高木である。高さは10m ほどになる。葉は互生し、長さ25 ~ 35㎝の奇数羽状複葉卵形で縁には不揃いの粗い鋸歯がある。裏面の脈上には軟毛が生える。7 ~ 8 月、枝先に長さ15 ~ 40 ㎝の大型の円錐花序を直立し、黄金色の花を多数つける。花は直径 1㎝ほどで花弁の基部に赤いハート形の付属体がある。樹皮は灰褐色で縦に割れ目が入る。日本全土に点在して分布するが、山梨県での生育地は限られており、1カ所は、県自然記念物に指定されている。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅰ B 類(EN) 2017年環境省カテゴリー: なし
モクゲンジの花 2024年6月 身延町で撮影
高さ10mほどになる落葉高木
枝先に大型の円錐花序を出し、黄金色の花を多数つける。
黄金色の美しいモクゲンジの花
花弁の基部には赤い付属体がある。
葉は互生し、奇数羽状複葉、小葉は卵形で不揃いな荒い鋸歯があり、3~7対出る。小葉がさらに全裂するものがある。
若葉は黄赤色ないし黄緑色をしている。
樹皮は灰褐色で縦に割れ目が入る。
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