山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

八ケ岳裾野の湿地周辺を探索  令和3年8月27日

2021年09月01日 | 山に咲く花
 マツカサススキの仲間3種類のうちヒメマツカサススキをようやく見つけることが出来た。次にコマツカサススキを探しに行ってみようと思うのだが、最もありそうなのが八ヶ岳の裾野にある湿地である。他にもいくつか見てみたい植物が生育しているはずである。午後から探索に出かけてみる。


    八ヶ岳の裾野にある湿地。ホタルイと思わしき水草がたくさん生えている。


    たぶんホタルイ。


    この湿地の中にも数は少ないがサワギキョウが生えていた。


    山梨県では椹池でしか見たことが無かったが、ここにもあったサワギキョウ。


    探していた花のひとつ、アサマフウロ。


    もう終盤だった。他のフウロソウに比べて赤紫色が濃くて色彩鮮やかである。


    この水たまりの中に生えているヒルムシロの仲間も見ておきたかった水草のひとつ。


    残念ながら花穂はひとつも確認出来なかった。少し波打っているこの葉はフトヒルムシロではないかと思う。


    初めて見るカヤツリグサ科の植物が生えている。


    1つの雄小穂と1つの雌小穂が離れて付いている。オニナルコスゲと思われる。


    湿地で最も普通に見られるアブラガヤ。

 アブラガヤがたくさん生えている湿原の中を双眼鏡で覗き込んでみたが、残念ながら目的のコマツカサススキは発見出来なかった。他の場所に生育しているのかも知れない。


    沢沿いに群生して咲いていたツリフネソウ


    トリカブトが咲いている。


    おそらくツクバトリカブトと思われるが、花柄の部分を見てみると屈毛である。


    これも探していた花。


    ナガミノツルキケマン


    個体数は少ないが、八ヶ岳にも生育しているのが確認された。


    花付きはあまり良く無かった。

 八ヶ岳にもナガミノツルキケマンが生育しているという話は昨年聞いていたが、発見できるかどうかはかなり心配があった。教えていただいた場所とその周辺を探索してみたところ、個体数は少ないながら生育を確認することが出来た。情報を提供してくれた山仲間に感謝したい。

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