昨年の北岳初冠雪の時、偶然にも北岳山荘に宿泊していたのだが、強風とあられのような固い雪に見舞われ、大荒れの天候だった。しかしその翌日は稜線一帯岩氷と白い珊瑚のようなハイマツの林、もう二度と見られないのではないかというような凄い景色が待っていた。さて、今年はどうなのか。
10月20日 天候晴れ
山梨百名山残り1桁台となった山口さんと植田さんを誘い、肩の小屋泊りで2人ともまだ行っていない小太郎山に行ってみる計画を立てた。ちょうど19日の金曜日、甲府はお昼ごろから雨となり結構な量が降ったが、天気予報では翌日の朝までには上りそうだ。宿泊予約を兼ねて午後4時過ぎ、北岳肩の小屋に電話すると積雪5cmだという。明朝までには15cmくらいの積雪が予想される。登ってみて雪が多ければ小太郎はあきらめるつもりで、右俣回りで肩の小屋を目指す。
冠雪の北岳 青空とのコントラストが鮮やか
大樺沢の紅葉と北岳
5時10分の広河原行きバスに乗り、窓から農鳥岳を見ると上部は真白に雪を被っている。広河原に到着して北岳を見上げると感動、ダケカンバ林の上部から山頂が見事に真白、青空とのコントラストが眩しい。喜び勇んで歩き始める。大樺沢は紅葉しているものの、色づきはいまひとつだった。二俣の下で岩の上から紅葉と白い北岳を入れて撮影できそうな岩があり、その上に登って三脚を立てる。ここで同行した2人とは大きく遅れをとったため、2人には先に行ってもらうことにした。私は紅葉を楽しみつつ、午後4時に小屋到着するつもりで撮影を楽しみつつゆっくりと登る。二俣で女性3人のグループと一緒になったが、こちらも私と同じくらいにスローペース、抜いたり抜かれたりしながら登り、すっかり仲良くなったが、最終的には私のほうが遅くなってしまった。
右俣の紅葉と冠雪
ナナカマドの実と池山吊尾根
小太郎尾根分岐のあたりから積雪10cmほどとなり、風が強く結構寒い。幸いにも小太郎尾根には雪が無く、明日歩くには支障なさそうだ。それにしても見上げる白き北岳は壮大だ。これでこの山域5度目となるが、いつ来てもはずれたことがない、素晴らしい景色を見せてくれる。3時半、肩の小屋に到着。寝不足で登って来た植田さんは既にいびきを立てて寝入っている。しばし休憩後、夕暮れ時になってからまた三脚とカメラを持ってあちらこちらをブラブラ、あいにく狙っていた甲斐駒ケ岳はあまり焼けなかった。
明日歩く小太郎尾根と甲斐駒ケ岳
5時、夕食。焼肉が出たことに少し感動、それと初雪ということでワインが振舞われ、ご馳走になる。席の斜め向いに座っていたおじさん、既にだいぶアルコールが入っているようで、顔を真赤にしている。私が大好きな笊ヶ岳がどうもお気に召さないらしく、ちょっとした議論になる。ただの酔っ払いかと思っていたが、下山後にメールをいただき、この方のホームページを見てびっくり、沢あり、ロッククライミングあり、雪山あり、スキーあり、さらには山の上からパラグライダーまで飛ばすとんでもないクライマーだった。ヨセミテのロックの登攀経験もある。こんなことならもう少し仲良くして情報収集しておくんだった!と反省。
北岳肩の小屋の夕暮れ
10月20日 天候晴れ
山梨百名山残り1桁台となった山口さんと植田さんを誘い、肩の小屋泊りで2人ともまだ行っていない小太郎山に行ってみる計画を立てた。ちょうど19日の金曜日、甲府はお昼ごろから雨となり結構な量が降ったが、天気予報では翌日の朝までには上りそうだ。宿泊予約を兼ねて午後4時過ぎ、北岳肩の小屋に電話すると積雪5cmだという。明朝までには15cmくらいの積雪が予想される。登ってみて雪が多ければ小太郎はあきらめるつもりで、右俣回りで肩の小屋を目指す。
冠雪の北岳 青空とのコントラストが鮮やか
大樺沢の紅葉と北岳
5時10分の広河原行きバスに乗り、窓から農鳥岳を見ると上部は真白に雪を被っている。広河原に到着して北岳を見上げると感動、ダケカンバ林の上部から山頂が見事に真白、青空とのコントラストが眩しい。喜び勇んで歩き始める。大樺沢は紅葉しているものの、色づきはいまひとつだった。二俣の下で岩の上から紅葉と白い北岳を入れて撮影できそうな岩があり、その上に登って三脚を立てる。ここで同行した2人とは大きく遅れをとったため、2人には先に行ってもらうことにした。私は紅葉を楽しみつつ、午後4時に小屋到着するつもりで撮影を楽しみつつゆっくりと登る。二俣で女性3人のグループと一緒になったが、こちらも私と同じくらいにスローペース、抜いたり抜かれたりしながら登り、すっかり仲良くなったが、最終的には私のほうが遅くなってしまった。
右俣の紅葉と冠雪
ナナカマドの実と池山吊尾根
小太郎尾根分岐のあたりから積雪10cmほどとなり、風が強く結構寒い。幸いにも小太郎尾根には雪が無く、明日歩くには支障なさそうだ。それにしても見上げる白き北岳は壮大だ。これでこの山域5度目となるが、いつ来てもはずれたことがない、素晴らしい景色を見せてくれる。3時半、肩の小屋に到着。寝不足で登って来た植田さんは既にいびきを立てて寝入っている。しばし休憩後、夕暮れ時になってからまた三脚とカメラを持ってあちらこちらをブラブラ、あいにく狙っていた甲斐駒ケ岳はあまり焼けなかった。
明日歩く小太郎尾根と甲斐駒ケ岳
5時、夕食。焼肉が出たことに少し感動、それと初雪ということでワインが振舞われ、ご馳走になる。席の斜め向いに座っていたおじさん、既にだいぶアルコールが入っているようで、顔を真赤にしている。私が大好きな笊ヶ岳がどうもお気に召さないらしく、ちょっとした議論になる。ただの酔っ払いかと思っていたが、下山後にメールをいただき、この方のホームページを見てびっくり、沢あり、ロッククライミングあり、雪山あり、スキーあり、さらには山の上からパラグライダーまで飛ばすとんでもないクライマーだった。ヨセミテのロックの登攀経験もある。こんなことならもう少し仲良くして情報収集しておくんだった!と反省。
北岳肩の小屋の夕暮れ
ブログも開設されたのですね。
初雪の北岳楽しませていただきました。
先日のお連れの方ですよね、小太郎山登頂されたんですね、いいな(^^ゞ
ところで茅ヶ岳の標柱の盗掘(になりますよね)ですがひどいですね。ご苦労がこんな形で裏切られて、みなさんの無念なお気持ちが伝わってきます。
私もいつか写真をと楽しみにしていましたのに残念です。
茅ヶ岳標柱は私だけでなく、茅ヶ岳ファンの人たちも本当に残念に思っています。既にもう一度立てに行こうという有志の方が何人か集まっていますので、必ず立て直します。今度は抜けるものなら抜いてみろというようにがっちりと固めたいと思っていますので、期待して待っていてください。
なにより小太郎山に登れたことが一番の収穫です。
初雪の北岳の写真を見ながら2日間のことをあらためて思い出しています。
標柱ですが本当に残念ですね。
登頂した時に標柱に触れることで、それまでの疲れがどこかえ飛んでいくようです。そして標柱を前で必ず記念写真をとります。
標柱を立てるときには、是非参加させてください。2日間ありがとうございました。
北岳、小太郎尾根と素晴らしい写真ですね。
最後の写真の半月?をバックにした北岳の写真はムードがあってよいですね。
これからも楽しみにしていますよ。
私も行こうか迷ったんですが、バスの時間に間に合わないため、やめちゃいました。残念です。
新雪と紅葉、きれいですね!
肩の小屋辺りはもう真っ白で、寒そうです。