かつてはこの山にも紫色のエビネの仲間の花が生育していたらしい。しかしそれは15年も前の話である。環境の変化と鹿の食害によって著しく植生が変わってしまった櫛形山は、その花が咲き残っている可能性はきわめて低い。しかし、そこはまず人が入ることが無いルートの無い沢の中、ひょっとしたら残っていてくれているかも知れない。わずかな可能性にかけて、またしても櫛形山の沢を詰める。
沢の雰囲気はかなり良い。これならばひょっとしたら・・・と期待を抱きながら登る。
やがて沢は枯れて苔とシダの茂る沢に変わる。
フタバアオイがたくさん。
元気の良い大きなクジャクシダ。
コアジサイ
この付近はハリブキが群生。これは鹿も食べないだろう。
ハリブキの種
苔の生した倒木とシダ。こんな雰囲気の林床にそっと咲いているのだと思うが・・・
太古の森に迷い込んだような雰囲気。
苔生した岩の間から水が流れ出ていた。
その周辺はシダの天国。しかし探し物は見つからず。
見つけたのはこの葉っぱ、カモメラン。数株花帆が出ている。
こんな感じの森の中のどこかで生き残っていることを願う。
上部で沢は2~3本に分かれており、その沢を尾根を越えて行ったり来たりして歩いたためかなりの時間を費やしてしまった。稜線まで3時間程度と見ていたのだが4時間半もかかってしまった。時間はもう午後3時。折角なのでアヤメ平と裸山に立ち寄ることにする。
稜線に近付くとそこはバイケイソウの森。
このあたりは何も生えていない。新しい熊の糞に4~5個遭遇した。
稜線に出た。ヘトヘト。
アヤメ平のキンポウゲお花畑。あふれんばかりに咲いている。
テガタチドリもたくさん。
エゾスズランは花芽を付けて頭を持ち上げ始めている。
あと2~3週間ほどだろうか?
昨年とは場所を変えて1株だけ発見した。
女峰・チドリ。
さらに裸山へ。前述のページに書いたようにアヤメがかなり復活していて驚いた。
アヤメがかなり増えてきた。
復活した裸山のアヤメ。
稜線から垣間見る富士山
予定では別の沢を下りるはずだったが時間的に無理になってしまい、普通の登山道を下りることにした。午後6時50分、車を止めた林道脇のスペースに到着。櫛形山バリアンスルートはかなり慣れたつもりだったがそれでもヘトヘトに疲れ、汗だくになった。残念ながら探し物には出会えなかったが、原始的な櫛形山の沢の雰囲気は楽しめたように思う。この山のどこかに生き残っていることを願う。木曾のえびね。
沢の雰囲気はかなり良い。これならばひょっとしたら・・・と期待を抱きながら登る。
やがて沢は枯れて苔とシダの茂る沢に変わる。
フタバアオイがたくさん。
元気の良い大きなクジャクシダ。
コアジサイ
この付近はハリブキが群生。これは鹿も食べないだろう。
ハリブキの種
苔の生した倒木とシダ。こんな雰囲気の林床にそっと咲いているのだと思うが・・・
太古の森に迷い込んだような雰囲気。
苔生した岩の間から水が流れ出ていた。
その周辺はシダの天国。しかし探し物は見つからず。
見つけたのはこの葉っぱ、カモメラン。数株花帆が出ている。
こんな感じの森の中のどこかで生き残っていることを願う。
上部で沢は2~3本に分かれており、その沢を尾根を越えて行ったり来たりして歩いたためかなりの時間を費やしてしまった。稜線まで3時間程度と見ていたのだが4時間半もかかってしまった。時間はもう午後3時。折角なのでアヤメ平と裸山に立ち寄ることにする。
稜線に近付くとそこはバイケイソウの森。
このあたりは何も生えていない。新しい熊の糞に4~5個遭遇した。
稜線に出た。ヘトヘト。
アヤメ平のキンポウゲお花畑。あふれんばかりに咲いている。
テガタチドリもたくさん。
エゾスズランは花芽を付けて頭を持ち上げ始めている。
あと2~3週間ほどだろうか?
昨年とは場所を変えて1株だけ発見した。
女峰・チドリ。
さらに裸山へ。前述のページに書いたようにアヤメがかなり復活していて驚いた。
アヤメがかなり増えてきた。
復活した裸山のアヤメ。
稜線から垣間見る富士山
予定では別の沢を下りるはずだったが時間的に無理になってしまい、普通の登山道を下りることにした。午後6時50分、車を止めた林道脇のスペースに到着。櫛形山バリアンスルートはかなり慣れたつもりだったがそれでもヘトヘトに疲れ、汗だくになった。残念ながら探し物には出会えなかったが、原始的な櫛形山の沢の雰囲気は楽しめたように思う。この山のどこかに生き残っていることを願う。木曾のえびね。
この山も限られた自生地の一つなんですね
「幻の花」が現実に残っていて欲しいです