山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

皆既月食前哨戦 パール富士 朝霧高原  平成26年10月6日

2014年10月10日 | 山梨百名山
 10月8日は今年の天体現象の目玉皆既月食が起こる。月が地球から遠い位置にあるため、1時間という長時間にわたって皆既した赤い月が楽しめる。撮影の前の練習を兼ねて朝霧高原にパール富士撮影に出かけた。

 台風18号の影響は山梨県ではほとんど被らず、雨は降ったものの風はさほどでは無かった。昼過ぎには台風が通り過ぎ、青空が広がり始めた。富士山ライブカメラでも三つ峠、精進湖、本栖湖とも富士山が姿を現し始めていた。今宵の月は月齢12の月。何故か今宵は月見の日らしく、自宅では月見団子を準備していた。月齢12の月は早い時間に昇り始めるので富士山に近付かないと夕暮れ時の月を捉えることができないが、車で近付ける良い場所は無い。日没の10分以上前に月が出てしまうが、その場所しか見当たらないので、朝霧高原の富士山に近い道沿いに撮影場所を決めて出かける。喫茶店(らしきものを経営されている)駐車場があったので、ご主人にお断りして車を止めさせてもらう。他には車2台、思ったよりもこの日はカメラマンが少ない。


    まずは試し撮り。


    75mmズームレンズ+EosM2。こちらはほぼ固定でシャッターを切るのみ。


    200mm単焦点レンズ+Eos40D。こちらは月の位置に合わせて構図を変えて使う。本番の時はEos40Dと7Dの2台を使う予定。

 月食のときも同じだが、本日は三脚2本にカメラ2台、レンズ3本を持ち、1台のカメラはほぼ定点固定でシャッターを押すだけにセット、もう1台は焦点距離、構図を変えながら撮影するようにセットする。5時ごろから試し撮りして構図を見ていると、5時10分ごろ、もう富士山頂に月が登り始めた。計算していたよりも10分早い月の出だ。


    5時10分ごろ、もう月が姿を現し始める。日没から15分ほど早い。


    富士山頂に姿を現した月齢12の月。


    あっという間に昇って来る。


    パール富士。予想通り、時間が10分ほど早かった。


    富士山頂に昇った月


    月はどんどん昇って行く。


    夕陽が照らす。


    台風一過の澄んだ空、夕陽に富士山が赤く染まる。


    残照と月


    剣ヶ峰に昇る月齢12の月


    200mm望遠レンズで追えるのはここまで。


    残照


    夕焼けの空と月。


 なかなか良いタイミングで撮れないパール富士。位置条件的には翌日のほうが良いのだが、仕事の都合で無理。かつ、これほどに空気が澄んだ条件で撮影できる日がそうたくさんあるわけでも無い。

 皆既月食の日、空が晴れてくれることを祈るばかりだが・・・。

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