山梨県県南部の渓谷に咲くスルガジョウロウホトトギスであるが、いつも観察に訪れている渓谷とは別の場所で見かけたという情報が昨年秋に舞い込んできた。個体数は少ないらしいが、以外にも一般の登山道沿いに生えていたらしい。何度か歩いたことがある登山道なので、この花の生育している環境からみてある程度生育していそうな場所は予測できる。念のため30mザイルを持って探索に出かけてみる。
登山道の脇に生えていたヒカゲノカズラだが、ちょっと感じが違う。
胞子穂にほとんど柄が無い。これはエゾヒカゲノカズラであろう。もっと標高の高いところに生育していると思っていたがそうでも無いようだ。
橋の上に生えていたシラネニンジン
前日の雨で水量が多めである。
沢の中の探索は無理しないように歩くことにする。
登山道を外れた沢沿いから岩壁を覗き込んでみる。黄色い花がぶら下がっている。
居た。スルガジョウロウホトトギスだ。
別株。花を付けていない個体を含めても数は10株に満たない。
570㎜望遠レンズとエクステンダーを持って行ったのが役に立った。
咲き始めのイワシャジン
こちらは普通のホトトギス
発見したスルガジョウロウホトトギスは、登山道沿いではあるが角度的に登山道からでは見えない場所に生育していた。だから長い間人目に触れることが無かったのであろう。ここにあるのならば、周辺の支脈を探せばあるのではないだろうか?
急峻な支脈は登れそうも無く、滝を巻いて越えたがその先もずっと急傾斜の谷が続く。
対岸を双眼鏡で覗き込んでみる。黄色い花がぶら下がっている。
ここにもスルガジョウロウホトトギスが咲いていた。
固まって咲いてはいないが、そこそこに個体数はありそうである。
岩壁からぶら下がる貴婦人スルガジョウロウホトトギス
新産地の発見である。
少しばかり感動した。
急斜面を谷に下りて、唯一接近出来た花。
下から拝見。
イワシャジンも咲いていた。
登山道に戻ってさらに支脈を何本か見てみたが発見出来ず。急傾斜で登れそうもない谷が多い。さらに登山道を上に進んでみる。
オオハナワラビ
カラクサシダ
花が散った後のトンボソウ
わずかに残っていたトンボソウの花
この先は標高が高くなり、おそらく生育していないだろう。ここまでで撤退する。
古い神奈川県の文献にはこの山にもスルガジョウロウホトトギスが生育していたという記録が残っている。おそらくは廃道になっている登山道沿いでは無いかと思っていたのだが、まさかの一般の登山道沿いに生育していた。廃道になった登山道沿いにも生育しているかも知れないが、なかなかその道を登る勇気が出ない。今年はもう無理であろうが、いつかそちら側も探索してみたいと思う。ひとまずは新産地の発見である。
登山道の脇に生えていたヒカゲノカズラだが、ちょっと感じが違う。
胞子穂にほとんど柄が無い。これはエゾヒカゲノカズラであろう。もっと標高の高いところに生育していると思っていたがそうでも無いようだ。
橋の上に生えていたシラネニンジン
前日の雨で水量が多めである。
沢の中の探索は無理しないように歩くことにする。
登山道を外れた沢沿いから岩壁を覗き込んでみる。黄色い花がぶら下がっている。
居た。スルガジョウロウホトトギスだ。
別株。花を付けていない個体を含めても数は10株に満たない。
570㎜望遠レンズとエクステンダーを持って行ったのが役に立った。
咲き始めのイワシャジン
こちらは普通のホトトギス
発見したスルガジョウロウホトトギスは、登山道沿いではあるが角度的に登山道からでは見えない場所に生育していた。だから長い間人目に触れることが無かったのであろう。ここにあるのならば、周辺の支脈を探せばあるのではないだろうか?
急峻な支脈は登れそうも無く、滝を巻いて越えたがその先もずっと急傾斜の谷が続く。
対岸を双眼鏡で覗き込んでみる。黄色い花がぶら下がっている。
ここにもスルガジョウロウホトトギスが咲いていた。
固まって咲いてはいないが、そこそこに個体数はありそうである。
岩壁からぶら下がる貴婦人スルガジョウロウホトトギス
新産地の発見である。
少しばかり感動した。
急斜面を谷に下りて、唯一接近出来た花。
下から拝見。
イワシャジンも咲いていた。
登山道に戻ってさらに支脈を何本か見てみたが発見出来ず。急傾斜で登れそうもない谷が多い。さらに登山道を上に進んでみる。
オオハナワラビ
カラクサシダ
花が散った後のトンボソウ
わずかに残っていたトンボソウの花
この先は標高が高くなり、おそらく生育していないだろう。ここまでで撤退する。
古い神奈川県の文献にはこの山にもスルガジョウロウホトトギスが生育していたという記録が残っている。おそらくは廃道になっている登山道沿いでは無いかと思っていたのだが、まさかの一般の登山道沿いに生育していた。廃道になった登山道沿いにも生育しているかも知れないが、なかなかその道を登る勇気が出ない。今年はもう無理であろうが、いつかそちら側も探索してみたいと思う。ひとまずは新産地の発見である。
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