元日の竜ヶ岳は混雑が激しく山頂に到着するのも一苦労であるが1月2日になるとだいぶ空いてくる。天気は良好、空もスッキリと晴れて星が輝いている。早朝3時半起きで自宅を出発し、本栖湖キャンプ場から5時10分出発で竜ヶ岳を目指す。年始の恒例となっている竜ヶ岳のダイヤモンド富士であるが、もちろん狙うのは剣ヶ峰から昇る多分割ダイヤモンド富士である。問題は毎度撮影の邪魔をする雪煙と、山頂を越えた端足峠側で撮影ポジションが確保できるかどうかということである。先に出発しているのぞむ先生を追いかけて、せっせと山頂を目指して登る。
50分ほど登って休憩ベンチから見る富士山。スッキリとした空にさそり座の手と頭の部分が昇ってきている。
さらに30分ほど登って東屋の展望台から見る富士山。左手の木が切られてしまい、構図的にはいまいちになってしまった。
急斜面を登ったあたりから見る朝霧高原と富士山。風が無く穏やか、あまり寒く無い。
ちょうど2時間くらいで山頂に到着。登山客は元日に比べると少ないとはいえ、結構賑わっている。
南アルプスに映る影富士
ダイヤモンド富士の時間は7時44分ごろである。あと30分ほどあるので時間は十分と思ったのだが、GPSに登録してある撮影予定地に行ってみるとその場所は笹が高く茂っており富士山が全く見えない場所だった。待っていてくれたのぞむ先生と合流し、背丈ほどある笹を数十メートルかき分けて富士山の展望のある場所まで漕ぎ着く。もう少し左に寄りたかったがさらに笹が深く時間的にも困難となり、2台のカメラをセットする。2台目をセットし終わった直後にダイヤモンド富士の時間を迎えてしまい、急いで手押しでシャッターを切り始める。
本日の撮影ポジションは笹薮の中。
剣ヶ峰が輝き出している。雪煙が少なく空気も澄んでおり、久しぶりのダイヤモンド富士日和・・・だったが。
想定外の剣ヶ峰右側から光が現れた。この時点でポジションが右に寄り過ぎているのが分かったがもはや修正は困難。
しかし左側からもきっちりと光が現れた。
3分割くらいか?
狙い通りではないが、天候に恵まれてきっちりと割れてくれた剣ヶ峰ダイヤモンド富士
まずまずの出来栄え、ということにしておこう。
もう1台の超望遠レンズで捉えたダイヤは手押しなので少しばかりブレてしまっていたが、シャッタースピードが速かったのであまり目立たない。
剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士
私的には今回の割れるダイヤモンド富士は位置的に失敗だったが、それでも想定していた以上に綺麗に割れて輝きを放ってくれた。あと5mほど左のポジションならば、剣ヶ峰左側のデコボコの突起でもう少し多分割したのだろうと思うが、もう数メートル右に寄ってしまったらおそらく左側の光芒がかなり小さなダイヤになってしまっただろう。山の上は地表の凹凸でも太陽軌道が変わってしまい、GPS座標通りの位置で撮ってもうまく行くとは限らない。これくらい割れてくれれば上出来だろう。あと数日チャンスはあるが・・・登ることよりも早朝起きる元気があるかどうか??
帰りは凍り付いた本栖湖湖畔に下りる裏側の道を笹や木につかまりながら慎重に下山する。転倒しかけたのは雪の斜面では無くて雪が無くなった木の根っこを踏んで滑った。この界隈に珍しいシダがあると聞いていたので、周回歩道を廻って探してみた。
だいぶ下りたところで周回歩道が分かれている。
上のほうに凍り付いた小滝があるが・・・あそこまで行く元気無し。
こんな苔生した岩や木に着生しているのではないかと思ったが・・・
残念ながら空振り。そう簡単には見つからない。
ノキシノブの仲間だが葉の先端が円い。これは幼弱なノキシノブなのか、それともヒメノキシノブなのか?ノキシノブは普通先端が尖っている。
裏側の胞子嚢を確認。この大きさで成熟しているということだろう。これはヒメノキシノブだろう。珍しいものなのかと思ったがそうでは無さそうである。
冬に青々としているのでこれはきっと珍しいほうの着生シダかと思ったが・・・
葉に毛が少なく、アオネカズラでは無くてオシャグジデンダだった。
周回歩道はあまり歩く人が居ないようで、崩落して道が不明瞭な場所や何本か倒木もあった。例のごとく右に左にとうろつきながら歩き、駐車場に到着したのは昼の12時になった。たくさん駐車していた車もだいぶ少なくなっていた。富士山は雲に巻かれて見えなくなっていたが夕方晴れることを期待して山中湖方面に移動する。
50分ほど登って休憩ベンチから見る富士山。スッキリとした空にさそり座の手と頭の部分が昇ってきている。
さらに30分ほど登って東屋の展望台から見る富士山。左手の木が切られてしまい、構図的にはいまいちになってしまった。
急斜面を登ったあたりから見る朝霧高原と富士山。風が無く穏やか、あまり寒く無い。
ちょうど2時間くらいで山頂に到着。登山客は元日に比べると少ないとはいえ、結構賑わっている。
南アルプスに映る影富士
ダイヤモンド富士の時間は7時44分ごろである。あと30分ほどあるので時間は十分と思ったのだが、GPSに登録してある撮影予定地に行ってみるとその場所は笹が高く茂っており富士山が全く見えない場所だった。待っていてくれたのぞむ先生と合流し、背丈ほどある笹を数十メートルかき分けて富士山の展望のある場所まで漕ぎ着く。もう少し左に寄りたかったがさらに笹が深く時間的にも困難となり、2台のカメラをセットする。2台目をセットし終わった直後にダイヤモンド富士の時間を迎えてしまい、急いで手押しでシャッターを切り始める。
本日の撮影ポジションは笹薮の中。
剣ヶ峰が輝き出している。雪煙が少なく空気も澄んでおり、久しぶりのダイヤモンド富士日和・・・だったが。
想定外の剣ヶ峰右側から光が現れた。この時点でポジションが右に寄り過ぎているのが分かったがもはや修正は困難。
しかし左側からもきっちりと光が現れた。
3分割くらいか?
狙い通りではないが、天候に恵まれてきっちりと割れてくれた剣ヶ峰ダイヤモンド富士
まずまずの出来栄え、ということにしておこう。
もう1台の超望遠レンズで捉えたダイヤは手押しなので少しばかりブレてしまっていたが、シャッタースピードが速かったのであまり目立たない。
剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士
私的には今回の割れるダイヤモンド富士は位置的に失敗だったが、それでも想定していた以上に綺麗に割れて輝きを放ってくれた。あと5mほど左のポジションならば、剣ヶ峰左側のデコボコの突起でもう少し多分割したのだろうと思うが、もう数メートル右に寄ってしまったらおそらく左側の光芒がかなり小さなダイヤになってしまっただろう。山の上は地表の凹凸でも太陽軌道が変わってしまい、GPS座標通りの位置で撮ってもうまく行くとは限らない。これくらい割れてくれれば上出来だろう。あと数日チャンスはあるが・・・登ることよりも早朝起きる元気があるかどうか??
帰りは凍り付いた本栖湖湖畔に下りる裏側の道を笹や木につかまりながら慎重に下山する。転倒しかけたのは雪の斜面では無くて雪が無くなった木の根っこを踏んで滑った。この界隈に珍しいシダがあると聞いていたので、周回歩道を廻って探してみた。
だいぶ下りたところで周回歩道が分かれている。
上のほうに凍り付いた小滝があるが・・・あそこまで行く元気無し。
こんな苔生した岩や木に着生しているのではないかと思ったが・・・
残念ながら空振り。そう簡単には見つからない。
ノキシノブの仲間だが葉の先端が円い。これは幼弱なノキシノブなのか、それともヒメノキシノブなのか?ノキシノブは普通先端が尖っている。
裏側の胞子嚢を確認。この大きさで成熟しているということだろう。これはヒメノキシノブだろう。珍しいものなのかと思ったがそうでは無さそうである。
冬に青々としているのでこれはきっと珍しいほうの着生シダかと思ったが・・・
葉に毛が少なく、アオネカズラでは無くてオシャグジデンダだった。
周回歩道はあまり歩く人が居ないようで、崩落して道が不明瞭な場所や何本か倒木もあった。例のごとく右に左にとうろつきながら歩き、駐車場に到着したのは昼の12時になった。たくさん駐車していた車もだいぶ少なくなっていた。富士山は雲に巻かれて見えなくなっていたが夕方晴れることを期待して山中湖方面に移動する。